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日本一周旅行にかかる費用・予算は?手段別の食費、宿泊費、観光費など全まとめ

 

日本人なら誰もが憧れる「日本一周旅行」ですが、最近では道の駅やスマホの普及により10代・20代の旅人が増えていて、意外にも簡単に手が届くようになっています。

旅に出発するためには、あらかじめ必要な費用を逆算して予算を用意しないといけません。

特に日本一周のような長期旅行の場合、「宿泊費・食費・交通費・その他経費」などあらかじめ想定しておくべき項目が多く、事前に想定するのが大変!

今回は、それぞれ項目・手段別に「日本一周に必要となる予算」を全てまとめてみました!これから旅に出発しようと思っている、全ての皆さまの参考になれば嬉しいです。

 

日本一周旅行の予算について

 

早速、日本一周の予算について解説していきたいところですが、一口に日本一周と言っても「移動手段・宿泊手段・観光、食事に対するスタンス」で大きく変わってくるため、一概には言えません。

例えば、自転車旅行と車での旅行ではコストが根本的に違ってくるし、毎日自炊して1日の食費を300円以下に落とす方法もあれば、外食メインで1日3000円以上を設定する方法もあります。

また、長期旅行が前提となる日本一周では「旅を続ける期間」で大きく予算が変わってくることを頭に入れておいてください。

仮に1日の予算を2000円に設定すると、半年だと36万で済みますが、1年だと72万円もかかります。

 

 

必要以上に予算を削ることもできますが、これだと観光をしない・現地の食事を楽しまないなど「日本一周旅行そのものの魅力を落とす」事態に繋がってしまいます。

手段で大きく予算が異なるのを前提で、あえて必要予算を挙げるならば、「1日3000円」+乗り物別の予算があれば各地域のアクティビティを全力で楽しむことができます。

ここでは、極力旅の魅力を落とさないために「可能な限り日本一周旅行を楽しむ!」ことを目標として、余分な予算のみカットする方法を紹介していきます。

[aside type=”normal”]日本一周の場合、車や自転車など移動手段別で予算を考えることが多いですが、一部を除き宿泊費・食費・観光費など共通する項目が多いためそちらから解説していきます。[/aside]

 

日本一周に必要な宿泊費

 

長期間に渡る日本一周旅行の場合、「節約するかどうか」の意識の差でかなり予算が変わる「宿泊費」

仮に毎日ホテル暮らしをした場合、1日3000円〜8000円も宿泊費がかかってしまいます。当然食費や交通費を含めても最も出費額が多く、事前に300万円程度用意しなければ予算がなくなってしまうでしょう。

そこで、日本一周旅人の多くは安価に宿泊できる「ネットカフェ・ライダーハウス」か、寝袋・テント持参で無料宿泊可能な「野宿」を利用して宿泊費を抑えています!

車で日本一周する場合は、車中泊すればある程度安全な環境で快適に宿泊することが可能。最近では専用マットなども発売されているので、予算があってまったり日本一周したい人にはおすすめ。

 

快適に宿泊&低予算で利用できるネットカフェ(漫画喫茶)

 

ホテルに宿泊すると高額な料金がかかりますが、ネットカフェなら地方都市でもたくさん存在するうえ、ドリンクバー・シャワー・コインランドリーなどの設備も整っているので、快適に利用できます!

完全な個室ではなく、天井は筒抜けになっているので隣の声は丸聞こえ。スペースも狭いので全ての荷物を持ち込むことができず、快適性・安全面をホテルと比較しても「劣っている」と言わざるを得ません。

しかし予算の少ない旅人にとって、ネットカフェはオアシスのような場所でありネカフェメインで旅をする人もいるほど!雨の日の停滞にも最適。

多くの店舗で夜間専用の「ナイトパック」が用意されていて、8時間1500円〜2000円程度と安価に利用可能な点もメリットですね。

 

無料で宿泊できる野宿を利用する

 

日本は他国と比べても圧倒的に治安が良く、田舎であろうが都会であろうが、野宿をしてもよほどのことがない限り「暴漢に襲われる」なんてことはありません!

最初にテント・寝袋など野宿道具を買っておけばタダで泊まることができるので、大半の旅人は野宿を前提にして旅をしています。

安全面には気を配るべきですが、最近では「道の駅」など周囲に人が多く、綺麗な設備が整っている場所が全国に1000箇所以上あるので、女性でも問題なく野宿できます。(実際に女性の旅人が増えてきた)

[aside type=”warning”]一部の道の駅ではマナーの悪い旅人が原因で「野宿禁止」を掲げている場所もあります。法律面でも公園での野宿は認められているわけではなく「グレーゾーン」です。そのため禁止されていなくとも、夜遅くにテントを張って早朝に撤収するといったマナーが求められます。

道の駅に野宿する場合、営業時間中なら店員さんに許可を求めておくとトラブルを減らすことができます。[/aside]

 

▼実際に日本全国で野宿をして、快適だった場所はこちら!

 

低予算で快適に宿泊できるライダーハウスを利用

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▲北海道のライダーハウス、「蜂の宿」。1泊500円で宿泊可能。

 

北海道や沖縄など一部の地域では、旅人のみ宿泊できる「ライダーハウス」が点在していて、屋根付きのドミトリーで1泊300円〜2000円程度と格安で泊まることが可能!

都市部にはありませんが、共同のベッドやシャワー、洗濯機やコンセントなど便利な施設が揃っているところも多く、旅人同士の交流もできるので積極的に宿泊することをおすすめします。

個人経営が大半で、場所によっては不快な対応をされる場所もあるので、事前にしっかりと情報収集して訪れることをおすすめします。

沖縄は場所によって質にバラつきがあり、北海道は全体的に良質なライダーハウスが多い印象があります。(主観なので参考までに)

 

日本一周で必要になる宿泊費まとめ(手段別)
  • ネットカフェ:1日1500円〜2500円
  • ライダーハウス:1日300円〜2000円
  • 野宿:初期投資として1万円〜6万円程度、以降原則無料
  • 車中泊:原則無料

 

日本一周に必要な食費

人によっては予算が大きく異なる「食費」。自炊するか外食するか、など節約の取り組み方によって大きく予算が異なってきますが、大抵は1日1000円〜3000円の間で設定している人が多いです。

「全国各地の美味しい料理を食べられる」のも日本一周の醍醐味なので、必要以上に節約するのはオススメしないです。

毎日美味しそうな料理屋に遭遇するとも限らないし、自炊は時間が掛かって仕方がありません。最もおすすめなのは「普段は安価に弁当で済ませ、必要なら現地で外食するスタイル」!

 

外食メインで食事をする場合の予算

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▲北海道の超有名B級グルメ、「ラッキーピエロ」のハンバーガー。ご当地グルメは積極的にいただきたい。

 

観光地で美味しいものを食べる場合、1食1000円以上することも多くあります。料理によって価格は大きく異なるものの、例えば海鮮グルメだと2000円以上するものも。

毎回ご当地グルメを食べるのは現実的ではなく、基本的にはイオンなどショッピングモールで安売りされている弁当を食べるのがメインとなります。

これだと時間帯によっては1つ300円以下で購入することも可能で、そこそこ栄養があって満腹まで食べても500円程度に収めることができるのでおすすめ。自分も時間がないときは利用していました。

一つの目安として、食費だけで1日3000円程度(1食1000円)を見ておけば、普段どおり美味しいものを素早く食べられます。

 

自炊メインで食事をする場合の予算

 

できる限り予算を抑えたい人には、「自炊」メインの旅行がおすすめ!場合によっては1日の食費を300円程度にまで落とすことも可能です!(笑)

自炊するといっても、野菜や肉を買って毎回調理するのは保存面でも時間面でもおすすめできないし、下手に材料を色々と揃えると外食のほうが安上がりになってしまいます。

なので、もし自炊メインで旅をする場合は「袋ラーメン」「うどん」「スパゲティ」などお湯を沸かすだけで簡単に調理できる食品がいいです!これだと満腹に食べても1食300円程度に収めることが可能。

 

▲日本一周中に採取した山菜のアク抜き。コストは掛かるが楽しい。

 

一つ問題があるとすれば、「調理場所の確保」ですね。自炊する場合はアウトドア用のコッヘル&バーナーを買って調理することになりますが、当然火気の使用が可能な場所でないといけません。

材料を切る場合はナイフを使用する必要があり、夜間ならともかく都市部の公園で自炊していると完全に不審者なので、調理できる場所を探す必要があります。

自分の場合は夜間の道の駅や公園で調理することも多々ありましたが、可能なら「キャンプ場」など公的に調理OKな場所で自炊したいところ。野外で調理は可能ですが、、肩身の狭い思いをします。

 

日本一周で必要になる食費まとめ(手段別)
  • 外食メイン:1日3000円
  • 自炊メイン:1日500〜1500円

 

日本一周に必要な交通費

 

全国各地を移動するわけなので、手段によるもののそれなりの交通費が必要となります。海外の航空券ほど大きな金額は必要ないので、手段を選べばそれなりに節約が可能。

一方で北海道や沖縄など海を隔てた場所へ移動する場合、自転車・徒歩でも交通費を見積もっておく必要があります。

 

車両利用時の交通費

目的地利用交通機関運賃(1人)軽車両運賃中型車未満(6m以下)
北海道↔青森津軽海峡フェリー無料18,920円(※1)23,660円(※1)
四国(徳島)↔淡路神戸淡路鳴門自動車道無料3,280円3,280円
四国(愛媛)↔広島西瀬戸自動車道無料2,890円2,890円
九州(福岡)↔山口関門トンネル無料150円150円
沖縄↔鹿児島マルエーフェリー14,610円52,140円(※2)104,280円(※2)
(※)高速料金はETC車・休日割引なしで計算
(※1)時期によって運賃が変動。4月29日~5月7日、7月15日~8月20日の繁忙期を想定。

(※2)車両高が3m以上の場合は1mごとに料金が変動するため、要確認

 

▶軽車両合計:91,990円

▶中型車両合計:148,870円

 

バイク利用時の交通費

目的地利用交通機関運賃(1人)原付運賃中型以下運賃
北海道↔青森津軽海峡フェリー3,190円(※1)2,550円(※1)3,830円(※1)(※2)
四国(徳島)↔淡路神戸淡路鳴門自動車道無料利用不可3,280円
四国(愛媛)↔広島しまなみ海道無料500円(※3)2,890円
九州(福岡)↔山口関門トンネル無料20円100円
沖縄↔鹿児島マルエーフェリー14,610円5,700円7,120円
(※1)時期によって運賃が変動。4月29日~5月7日、7月15日~8月20日の繁忙期を想定。
(※2)原付は125CC未満、中型は750CC未満、それ以上の場合は別途料金が必要
(※3)2018年3月31日まで運賃が無料

▶原付合計:26,570円

▶バイク合計:35,020円

 

陸続きの場所は下道を走るとして、最低でも北海道・沖縄・九州・四国へ渡る際の資金が必要となります。フェリーや高速を利用した際の必要資金はこんな感じです。

車両・バイクともに、上記の予算以外に別途ガソリン代が必要となります。燃費やガソリン代によって必要予算が変わってくるので、別途計算しておきましょう。

軽車両の場合は20km/L、バイクの場合は原付だと40km/L、中型は30km/Lという数値が平均値です。ガソリン代は日ごとに変動するものの、平均的なリッター120円で計算しておくとブレが少なくなります。

 

徒歩・自転車利用時の交通費

目的地利用交通機関運賃(1人)自転車持参
北海道↔青森津軽海峡フェリー3,190円(※1)1,770円(※1)
四国(愛媛)↔広島しまなみ海道無料500円(※2)
九州(福岡)↔山口関門トンネル無料20円
沖縄↔鹿児島マルエーフェリー14,610円2850円

(※1)時期によって運賃が変動。4月29日~5月7日、7月15日~8月20日の繁忙期を想定。
(※2)2018年3月31日まで運賃が無料

▶徒歩合計:17,800円

▶自転車合計:22,940円

 

徒歩や自転車という移動手段であっても、北海道や沖縄へ渡る場合にはフェリーでの移動が必要だし、九州・四国は橋や海底トンネルで渡れるものの交通費が必要となります。

大抵はそれほどお金が掛かりませんが、沖縄本島への移動は自転車付きだと大きく金額が変わってくるので、気をつけておいてください!

人によっては自転車を置いて渡る人もいますが、盗難のリスクがあるためおすすめしません。それぞれ、必要となる交通費は以下。

 

▼その他の離島へ移動する場合は、別途フェリー代が必要となります。自転車に関しては必要な資金をまとめた記事を作っているので、ぜひ参考にしてください。

【自転車編】青森から北海道へ最安でフェリーで渡るには?各フェリー会社を比較してみた!【自転車編】青森から北海道へ最安でフェリーで渡るには?各フェリー会社を比較してみた!

 

日本一周に必要な観光費

▲金沢の兼六園。日本一周の観光地としては定番。

 

全国を周りながら各地で観光を行う場合、大抵の場所で「入場料・拝観料」などが設定されている場合が多いので、回れば回るほどお金が必要となってきます。

神社・仏閣・博物館の類であれば、1000円未満に収まることも多々。一方自然のアクティビティや、都市部のテーマパークとなると5000円程度必要になるものも。

定番の観光地はあるとはいえ、どの場所へ訪れるか、どの程度観光するかは完全に個人の趣味となってくるので、事前の想定は難しいです。

 

▲北海道のアイヌ民族博物館。各地域の歴史を追うのも非常に楽しい。

 

ただ節約重視で観光地へ行かないと「日本一周する意味、あるの?」という状態になるので、少しでも気になった場所があれば訪れてみることをおすすめします。

参考までに、大抵の旅人は観光費として10〜20万円程度計上しています。実際に日本一周してみた経験談から言うと、まとまったお金で10万円程度あれば十分回れるかなといった感じ。

 

その他必要となる費用まとめ

温泉・銭湯代

 

日本一周は長期間の旅になるので、最低でも数日に1回は温泉・銭湯を利用することになります。全国の温泉地を利用してきましたが、大抵500円〜800円もあれば入浴できます。

温泉代を節約する裏技として1冊600円で全国各地の温泉に入浴できる『温泉博士』という雑誌があり、これを利用すれば指定された温泉にタダで入浴することが可能!

雑誌に無料で入浴できる施設が30〜50ヶ所ほど記載されていて、毎月発行されるごとに無料入浴可能な施設が入れ替わります。

全国に施設が散らばっているので、徒歩・自転車など移動速度の遅い乗り物だと厳しいですが、バイク・車なら入浴代を1ヶ月600円で済ますことも不可能ではありません。

 

通信費

最近の日本一周では、スマホのGoogle Mapを使って目的の観光地やスーパー、野宿できる場所まで探す人が圧倒的に多いです。旅行先の連絡やSNS・ブログ利用、写真撮影まであらゆる用途で欠かせません。

毎月通信費が必要となりますが、料金の安い「格安SIM」で運用することで月額3000円程度に抑えることができます。半年間の旅行で大手キャリアと比べると4万円以上安くすることが可能!(※)

過疎地でないかぎり、電波が届かない・・・ということもないので、日本一周出発前に大手三大キャリア(au・docomo・SoftBank)から格安SIMに乗り換えることを強くおすすめします。

[aside type=”warning”]電話を使用しない場合、1ヶ月2,000円程度に抑えられるため大きく予算が浮きます。電話を利用する場合でも、最大3万円程度節約できます。[/aside]

 

日本一周で必要になるその他費用
  • 温泉・銭湯代:1日250円〜300円(2日に一回入浴する前提
  • 通信費:1ヶ月3000円(格安SIM利用)

 

手段別の必要予算まとめ(目安)

これまでの予算が、移動手段に関わらず発生する必要予算でした。

ここからは、それぞれ車や自転車など手段別に発生する費用についてまとめていきます。なお、こちらも旅のスタイルによるため一概には言えず、あくまで目安として参考にしていただければと思います。

 

車での日本一周

内容単価金額
宿泊費2000円×45回9万円
食費3000円×90日27万円
交通費9万円9万円
ガソリン代120円×20km/L
×12000km
7万円
観光費10万円10万円
温泉代500円×45回2万円
通信費3000円×3ヶ月1万円
(※)旅の期間を3ヶ月とした場合

▶車での日本一周費用合計:65万円

 

車を利用しての日本一周は道楽に近いものがあり、素早く各地を移動するのでなければ相当な予算が必要となってきます。

なかには各地を転々としながら数年に及ぶ旅をする人もいますが、当然ながら各種税金等がかかってくるので経費が増え、なおかつ事前の予算算出が困難となります。

また車両によって燃費が異なり、ガソリン代も変動しますがここでは一般的なデータと照らしつつ算出してみます。

 

[aside type=”normal”]【各算出理由】宿泊費は2日1回ネットカフェを利用、半分を車中泊。食費は各地でリッチに食事することを考え1日3000円算出。ガソリン代は軽車両の平均的な20km/L・日本一周走行距離12000km、リッター120円で計算。温泉代は上記の『温泉博士』を利用することにより大幅な節約が可能。[/aside] [aside type=”warning”]車両の燃費・移動距離によってガソリン代、また訪れる場所によって高速代や維持費が大きく変わってきます。[/aside]

 

バイクでの日本一周

内容単価金額
野宿道具3万円3万円
宿泊費2000円×18回3万円
食費2000円×180日36万円
交通費3万円3万円
ガソリン代120円×40km/L
×12000km
3万円
観光費10万円10万円
温泉代500円×60回3万円
通信費3000円×6ヶ月2万円
(※)旅の期間を半年とした場合

▶バイク日本一周費用合計:63万円

 

バイクは乗車する車両の種類によって必要予算が大きく変わってきます。原付ならガソリン代が安く素早く移動できるため、自転車より安上がりになることも。

中型以上のバイクだとそれなりにガソリン代がかさむし、交通費も高くなるため大きな予算が必要となります。ただし1〜2ヶ月で旅を終えるのであれば、安上がりで済みます。

ここでは、よりポピュラーな「スーパーカブ」など原付を利用した場合の予算を立ててみました。

 

[aside type=”normal”]【各算出理由】宿泊費は野宿前提で3日に一回ネットカフェ利用。食費は外食メインで節約気味に1日2000円。ガソリン代は40km/L、日本一周距離の12000kmを走行する計算。温泉代は3日一回利用。こちらも温泉雑誌を利用すれば格段に節約可能。[/aside] [aside type=”warning”]車・バイクともに新規購入すると高額になるので、初期コストには含んでいません。別途買い換える場合は車両代を合算する必要があります。[/aside]

 

▼バイク日本一周に必要な知識・ノウハウはこちらで解説しています。

バイクで日本一周旅行をしよう!必要な道具・車種・予算の総まとめ

 

自転車での日本一周の場合

内容単価金額
自転車本体10万円10万円
周辺用具4万円4万円
野宿・自炊道具5万円5万円
宿泊費2000円×15回3万円
食費1000円×180日18万円
交通費5万円5万円
観光費10万円10万円
温泉代500円×60回3万円
通信費3000円×6ヶ月2万円
(※)旅の期間を半年とした場合

▶自転車日本一周費用合計:57万円

 

自転車で移動する場合は、初期投資として自転車本体、周辺装備を揃えてしまえばランニングコストは必要となりません。せいぜい修理代くらい。

自転車で旅をすること自体がサバイバルなので、全野宿の行程でも問題なし。

ただ雨の日の停滞時が辛く、地方になるとネットカフェぐらいしか電源供給場所がないことが多いので、数日宿泊予定で見積もってみました。

 

[aside type=”normal”]【各算出理由】一般的な長距離用自転車のランドナーは10万円程度で購入可能。荷台や専用バッグ等を購入すると4万円程度。テント・寝袋、コッヘル・バーナー等野宿・自炊道具を全て購入すると5万円程度。宿泊は1ヶ月に3回ネットカフェ利用。食事は節約前提の自炊で1日1000円。具体的な節約術はこちらを参考のこと。[/aside]

 

▼自転車日本一周に必要な知識・ノウハウはこちらで解説しています。

【保存版】自転車日本一周旅行に必要な予算・装備・持ち物とは?旅に必要な全知識

 

徒歩での日本一周の場合

内容単価金額
バックパック2万円×3個6万円
シューズ1万円×5個5万円
野宿・自炊道具5万円5万円
宿泊費2000円×108回22万円
食費1000円×1095日110万円
交通費2万円2万円
観光費10万円10万円
温泉代500円×365回18万円
通信費3000円×36ヶ月10万円
(※)旅の期間を3年間とした場合

▶徒歩日本一周費用合計:188万円

 

徒歩の場合は、そもそも日本一周するまでにかなりの時間を要します。最低でも2年〜3年必要なので、単純にランニングコストを抑えても莫大な費用が発生します。

装備品としてバックパックと靴を用意する必要がありますが、こちらも経年劣化でそれぞれ破損するので道中で買い替えが必要。相当なサバイバルスキルが必要なので、野宿前提での宿泊を前提で予算を組みました。

 

[aside type=”normal”]【各算出理由】12000kmの距離を1日20km〜50km歩くことになるので、道中で確実にバックパック・靴が破損する。製品によるが、友人の場合はだいたいこの頻度で買い替えていたので大まかに算出。宿泊費は1ヶ月に3回程度ネットカフェを利用する前提で計算。食費は自炊前提で1日1000円。温泉は3日に1回入浴する計算。

なお徒歩日本一周の場合は大幅な節約は難しいので、事前に長期間働いて貯金しておくか、各地でアルバイトをして資金集めをするのがおすすめ。例えば北海道では確実に夏の間に周りきれず帰れなくなるので、友人は途中でリゾートバイトをして稼いでいた。[/aside]

 

▼徒歩日本一周に必要な知識・ノウハウはこちらで解説しています。

徒歩で日本一周ってできるの?必要な装備・予算・ノウハウについて

 

まとめ

 

というわけで、以上「日本一周に必要な費用・予算」を全てまとめてみました!

冒頭でも紹介したとおり、交通費や通信費以外は個々人の旅のスタイルによって大きく変動してくるので、完全な算出は難しいです。

事前に旅の資金調達が難しい場合、そのために働くにしても莫大な時間が必要な場合、普通に働いていては時間がもったいないです。

旅をしながら住み込みで働ける「リゾートバイト」という仕組みを利用すれば、北海道から沖縄まで各地で住み込みでアルバイトができ、効率良く資金稼ぎができます!

職種をある程度選べば、2ヶ月で50万円という資金を集めることも可能なため、自転車日本一周旅行程度なら簡単に実現できます。多くの日本一周旅人が利用しているので、おすすめです。

▼リゾートバイトの仕組みや魅力についてはこちらを参考にしてください。

旅行先でアルバイトできる!日本一周しながら「リゾートバイト」をした体験談

 

▼日本一周に関する基本的な知識・ノウハウを全てまとめてみました!

【2022年版】これを見れば日本一周できる!必要なノウハウ・準備物を全てまとめました。