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バイクで日本一周旅行をしよう!必要な道具・車種・予算の総まとめ

 

日本各地を旅していると、「バイクで日本一周するのが夢!」という声を良く聞きます。徒歩や自転車のように人力移動する必要がなく、自由気ままにどこでも走っていける・・・これぞ漢の夢。

バイクに関しては特に、荷物の積載等でそれぞれかなりの工夫をされているんですが、情報がまとまっておらず「結局、何を用意すればいいのか?」がわからない状態でした。

旅において情報収集は一番大変です。すぐに出発したい!と思っても、相当な時間を割く必要があります。

そこで今回は、実際に日本一周した僕が「バイクで日本一周するメリット・デメリットから必要な予算・道具」まで全てまとめて紹介していきたいと思います!

 

バイクで日本一周するメリット・デメリット

 

バイクで日本中を旅する・・・なんて夢のようですが、最初に「バイクで日本一周するメリット・デメリット」を述べておきます。

そもそもバイクが大好きな人は勝手に出発してしまいますが、日本一周は何より”移動手段を選べる”長期間の旅です。無理にこだわらなくとも、徒歩・自転車など、魅力的な移動手段が他にたくさんあるわけです。

他の手段と比較した、バイクで日本一周するメリット・デメリットは下記のとおり。

 

バイクで日本一周するメリット
  • 他の手段より圧倒的に景色を楽しめる
  • 原付の場合、徒歩や自転車より予算を抑えることができる
  • バイク仲間は繋がりが強く、道中たくさんの友達ができる
  • 大量に荷物を積載可能
  • 自動で発進するので、道楽気分で旅ができる
  • 車と比較して駐車場所に困ることが少ない
バイクで日本一周するデメリット
  • 人力移動ではないので、達成感にはやや欠ける
  • 他の手段と比べて事故・盗難率が高い
  • メカトラブルが発生した場合、中断を余儀なくされることも

 

バイクでの旅は、何より徒歩や自転車と比べて「圧倒的に景色を楽しむ」ことができます。

これだけ聞いても頭に”?”マークが浮かぶ人が多いでしょう。「徒歩や自転車は人力移動だから、そちらのほうが景色を楽しめるのでは?」と。

実際、旅の達成感は徒歩や自転車のほうが上です。しかし、人力移動ゆえに「あそこまで行って景色を楽しみたい!でも移動だけで時間がかかるから、やめておこう」なんてことが頻繁に発生するんですよね。

バイクは疲労や時間に気を使う必要がないので、行きたいところにいって最大限景色を楽しむことができます。

盗難・事故の危険性が高いのが最大のネックですが、安全・セキュリティに気を使うようにすれば大丈夫。人力だけで旅をしたい!という願望がなければ、最も日本一周におすすめの手段になります。

 

バイク日本一周で必要な予算

内容単価金額
野宿道具3万円3万円
宿泊費2000円×18回3万円
食費2000円×180日36万円
交通費3万円3万円
ガソリン代120円×40km/L
×12000km
3万円
観光費10万円10万円
温泉代500円×60回3万円
通信費3000円×6ヶ月2万円
(※)旅の期間が半年の場合

▶バイク日本一周費用合計:63万円

 

あくまで事前に車両代・免許取得費を省いた予算なので、これらを含めると100万円近くまで膨れ上がってしまいます。

ただし期間は半年の予定で組んでいるので、1ヶ月〜3ヶ月程度の予定に抑えるのであれば大幅なコストカットができます。食費・温泉代・通信費などはそのまま半分以下に抑えることが可能。

バイクの大きさ(原付・中型・大型)で、ガソリン代・交通費などの必要予算も変わってきます。原付・中型サイズであれば、事前に車両・免許を手に入れている前提で50万円もあれば日本一周することができます。

 

▼日本一周手段ごとの具体的な費用はこちら

日本一周旅行にかかる費用・予算は?手段別の食費、宿泊費、観光費など全まとめ

 

走行距離・必要な日数を確認する

 

日本一周の距離は、おおよそ12000kmです。

これは海岸線を走り続けて、北海道の道東・紀伊半島などもきっちり回った場合の距離です。それぞれ途中で横切ればもっと短くなるし、各地を走りまくっていれば2万kmを突破することも。(笑)

バイクの場合は全国各地を自由に行き来できるし、1日の移動距離も長いので移動時間はあまり気にしないでも大丈夫。中型以上であれば、最悪高速に乗るという手段もありますしね。

最短のルート・距離で走った場合の目安ですが、原付なら1ヶ月、中型なら半月もあれば日本一周可能です。ただ実際にはあちこちで滞在することが多いため、3ヶ月程度旅する人が多いですね。

 

バイク日本一周に必須の道具・装備

 

続いて、バイク日本一周に必要な道具・装備を全て解説していきます。

車種によって用意するべき道具も変わってくるので、そこは各自で調べて揃えてもらえれば。車種ごとの道具を羅列しても仕方ないので、ここでは車種に限らず共通して必要な道具を紹介していきます。

とはいえ、事前に必要な装備でなければ各地で揃えられるのが日本のいいところ。車両の整備などもガソリンスタンド・カーディーラー等でしてもらえることが多いので、それほど神経質にならなくともOK!

 

バイク日本一周を実現する車種選び

当然、バイクで旅をするとなれば一番重要となってくるのが「車種選び」。

排気量、モデル、カスタマイズ・・・など考え出せばキリがありませんが、一番は自分の気に入っているバイクで旅をすること。よほどの事情がない限り、どんなバイクでも日本一周できます。

ただ、これから購入して旅に持っていく人もいるでしょう。ここでは、バイク日本一周でよく使われる「定番」の車種を紹介していきます。

 

①ホンダ スーパーカブ

公式サイト:http://www.honda.co.jp/SUPERCUB/

バイク日本一周といえば、定番の「スーパーカブ」!50〜110まで全サイズを使用可能、旅人の大半がこの車種を使っています。

燃費・耐久性ともに最強で、これ以上日本一周に向いているバイクはないと言えるほど。

 

 

②ホンダ CBR250

公式サイト:http://www.honda.co.jp/CBR250R/

カッコいいバイクで旅をしたいなら、こちらも定番の「②CBR250」。

スペックバランスが良く、中型なので高速にも乗れます!長距離ツーリングから日頃の通勤まで、様々な用途で使用できるのもポイント。

 

③ヤマハ セロー250

公式サイト:https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/serow/

舗装路を進みつつ、各地の林道や未舗装路を攻めたいなら「③セロー」一択!

実際、オフロードは乗車姿勢からして長距離の運転でも疲れにくく向いています。積載量は少ないものの、ロマンを追い求めたいならこれ。

 

 

バイクの排気量については、「高速道路を使用するかどうか」で決めればいいです。最大限旅を楽しみたいなら原付一択ですが、時間制限等があるなら中型がおすすめですね。

逆に大型になると取り回しが大変になるので、よほどこだわりのある人でなければ250CC以下を選ぶと快適に旅ができます!

 

バイク積載関係の装備(キャリア・サイドバック・防水バック)

バイク用キャリア

商品画像 名称 備考
Honda スーパーカブ 50(AA01) ・90(HA02)/ プレスカブ 50(AA01) リアオーバーキャリア スーパーカブ50・90に対応する純正リアキャリア。110には別途製品が必要。
cbr250r mc41 専用リアキャリア ボルト付属 wca-08 CBR250R専用の非純正リアキャリア。
ワイズギア リアキャリア(セロー250) 041-E12 セロー250専用の非純正リアキャリア。

 

荷物の積載に重要となるキャリア(荷台)。無くても荷物を載せることはできますが、旅で使用するような巨大なカバンを取り付けるとなると、必須になります!

モデルによって対応するキャリアが複数あって、カブの場合はリア・センター・フロントと3種類のキャリアがあり、さらに純正・非純正と分かれているので相当な数の中から選ぶことになります。

必ず対応するモデルと、これから積載するカバン・コンテナに対応するものかどうか?チェックしてから購入することをおすすめします。

 

サイドバッグ・防水バッグ

商品画像 名称 備考
ラフアンドロード(ROUGH&ROAD) タンクバッグ スクーターフロントバッグ  スーパーカブ等のスクーターに取り付けられるタンクバック。小物の収納に便利。
タナックス(TANAX) バイク用バッグ モトフィズ(MOTOFIZZ) ツアーシェルケース / ツーリングには定番のサイドバック。耐久性が高く、左右で40ℓ収容可。
ラフアンドロード(ROUGH&ROAD) イージーシングルサドルバッグ コットンカーキ カブなど小型バイクでも取付可能な防水バック。安価なのも利点。
ジェイエムエス(JMS) ラゲージLボックス B-6 白 汎用 鍵番号共通仕様 カブに取り付ける鍵付きボックス。耐久性が高いので旅人にも人気。

 

大量の荷物を積載する場合に、必須となるバッグ。こちらもキャリアと同様に排気量によって取り付けサイズが変わってくるので、事前に要確認。

あえて純正のバックを使用する人は少なく、旅人によってあの手この手で値段を抑えるべくカスタムする人が多いですね。特に小型になるほどそれぞれで工夫しています。

最低限必要なのは防水機能ぐらいなので、モデルに対応するバックを色々と探してみるのがおすすめ。

 

バイク乗車中の服装・防寒着・靴

商品画像 名称 備考
コミネ(Komine) バイクジャケット プロテクトフルメッシュジャケット バイク専用のジャケット。比較的安価でフィット感もよく、涼しいのが特徴。
コミネ(Komine) バイクパンツ ライディングメッシュジーンズII 大きな特徴はないが、膝パッドも入っており安価なパンツ。
コミネ(Komine) バイクブーツ プロテクトスポーツショートライディングブーツ 防水性能を備えたバイク用ブーツ。
KOMINE(コミネ) グローブ GK-183 プロテクトメッシュグローブ-ブレイブ(BRAVE)   バイク用のグローブ。万が一転倒した場合でも、無事に守ってくれた実績がある。
61JOlbpsGLL._UL1500_ MIZUNO ベルグテックEX ストームセイバーV レインスーツ 突然の降雨でも活躍するレインスーツ。価格が安く通気性も高い優秀なウェア。
61Mt6GZOiuL._UL1500_ mont-bell ジオラインL.W.ラウンドネックシャツ Men’s 臭いが発生しづらく、夏〜冬まで全天候対応の優秀なインナー。
51iCtNxIJFL._UL1500_ mont-bell ジオラインL.W.タイツ Men’s 上記と同じタイプのタイツ。インナーがあると体温調節がしやすい。
KEEN MEN NEWPORT H2 1001942 Raya Black 数多くの旅人に愛されているサンダル。テント設営後でも気軽に移動できる。

 

その他、日本一周で必要となる衣服
  • ダウンジャケット×1枚
  • Tシャツ×3枚
  • 長ズボン×1枚
  • パンツ×3枚
  • 靴下×3枚
  • 水着×1枚
  • タオル×3枚

 

特に中型のバイクに乗車する場合、転倒のリスクを考えると日本一周とはいえ専用のバイクウェアが必要となります。パッドが入っているので、万が一の事故でも身を守ってくれます。

原付の場合は適当な服装でも大丈夫ですが、降雨時の体温低下のリスクを考えると最低限レインウェアは用意しておくべきです。人によってはサンダルで運転している人もいましたね。(笑)

北海道・東北は夏でも結構寒いので、防寒着を多めに持っていくと安心ですね!バイクの場合は荷物を大量に積載できるので、少々多めに服を持っていくぐらいがおすすめ。

 

野宿をする場合に必要となる寝袋・テント

商品画像 名称 備考
モンベル(mont-bell) テント ムーンライトテント 2型 icon-external-link 真っ暗な場所でも素早く設営できるテント。多くの旅人が利用している。
mont-bell ムーンライト 2 グラウンドシート テント設営の際、専用のシートを敷くことで破損を防ぐことができる。
モンベル(mont-bell) ダウンハガー800#3 非常にコンパクトな寝袋。ダウンなので復元性が高く、暖かい。
THERMAREST(サーマレスト) 寝袋 マット Z Lite Sol Zライト 寝袋使用時に、底冷えを防いでくれるシート。
   ドッペルギャンガー ポップアップ 2WAY LEDランタン テント内で使用するランタン。安価、コンパクト収納可能。

 

バイク日本一周ではホテル暮らしをする人もいますが、アウトドア好きの人が多いので「野宿」をする人が非常に多いです。

単に”節約”という意味もありますが、やはり長距離ツーリングするなら「テントでの野宿」一択でしょう!バイクなら大量の荷物を積載できるので、多少道具が増えても問題なし。

短期間の旅ならともかく、もし半年近く旅をする場合はできるだけいい道具を買うべき。下手なテントを選ぶと浸水など数多くのトラブルに巻き込まれることになり、最終的に今すぐ家に帰りたくなります。(笑)

過去にテントが浸水して貴重なカメラが壊れた経験もあるので、他の予算を圧縮してでも野宿道具はいいものを買っておきましょう。一度購入すれば、今後日本一周以外にツーリングに出かける際にも使えます。

 

▼日本一周で使えるテント・寝袋の選び方とおすすめ製品はこちら

日本一周旅行に最適なテント・寝袋の選び方とおすすめ製品を徹底解説

 

自炊道具・アウトドア用品

商品画像 名称 備考
スノーピーク(snow peak) トレックコンボ 2種類のコッヘルが付いていて、色々な料理に対応。
岩谷産業 ジュニアコンパクトバーナー 市販のガスコンロを利用できる優秀なバーナー。
スノーピーク(snow peak) チタンシェラカップ コーヒーを飲むためのカップ。
モーラ・ナイフ Mora knife Companion MG 安価、かつ切れ味の鋭い優秀なナイフ。ステンレスなので錆びにくい。
ユニフレーム スプーン&フォークセット チタンで折りたためるスプーン&フォークセット。

 

バイクで旅に出発して、キャンプ場で星空を見ながら自炊する・・・なんて最高なシチュエーションでしょう!

美味しい現地料理は積極的に食べることをおすすめしますが、自炊を取り入れると節約しつつ、新たな楽しみが増えます。一人で調理してもいいし、仲間とワイワイ調理するとさらに楽しい思い出ができます。

基本のアウトドア用具さえ揃えておけば、あとは食料・調味料を揃えればすぐに自炊ができます。

 

▼日本一周に役立つ自炊道具の選び方・おすすめ製品はこちら

日本一周旅行で活躍する「自炊道具(キャンプグッズ)」の選び方とおすすめ製品

 

電子機器・ガジェット・カメラ類

商品画像 名称 備考
ASUS ノートブック E200HA 3万円以下で購入できるノートパソコン。ブログ更新作業なら余裕。
Anker PowerCore 20100 モバイルバッテリー icon-external-link 大容量のモバイルバッテリー。長距離旅行には必須。
Anker PowerPort Solar Lite ソーラーチャージャー icon-external-link 太陽光で充電可能なソーラーパネル。
SONY デジタルカメラ Cyber-shot RX100 III 光学2.9倍 コンパクトだがセンサーが巨大で、非常に美しい写真を撮影できる。
  ELECOM 電源タップ 3個口 1m 複数機器の充電が可能、かつコンセントが届かない場合にも使用可能。
  Anker PowerPort 4 (40W 4ポートUSB急速充電器)  4つのUSBを一度に充電可能な道具。
   Anker PowerLine+ Micro USBケーブル 高耐久ケブラー素材 非常に耐久性が高く、まず断線しないUSBケーブル。

 

日本一周旅行では極力電子機器を持っていかないほうが楽しめますが、現代ではマップで目的地を確認するようになっているので、充電関係の道具は持っていった方がいいです。

旅先でブログ更新をするかどうかで「パソコンを持っていくべきか否か?」が変わるし、積極的に写真撮影をしたいならカメラを用意しておくべきです。

バイクは他の移動手段と比べて自由度が高いので、パソコン・カメラは持っていったほうが楽しめるし、快適度が上がります。安いものもあるので、ぜひ持っていくことをおすすめします。

 

▼日本一周中に持っていくべき電子機器・ガジェットはこちら

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その他・リペアキット・エチケット用具

ここまで基本となる道具を紹介しましたが、旅生活を快適に送るには他にも小物が必要となります。ここでは、それらの細かい小物類を紹介していきます。

 

バイク修理キット
  • パンク修理剤
  • 軍手
  • チェーンオイル
  • ビニールテープ
  • ワイヤー
  • 六角レンチ

 

 

道中、万が一バイクトラブルに巻き込まれた場合に役立つ道具です。

場所によってはガソリンスタンド・カーディーラーで対応してくれるときもありますが、北海道など60km圏内に何もない場所もあります。

万が一のときでも最低限の修理はできるよう、上記の道具だけは用意しておくべきです。

 

歯ブラシ等のエチケット道具
  • 歯ブラシ
  • 歯磨き粉
  • 洗顔フォーム
  • シャンプー・石鹸
  • 手鏡
  • 剃刀(髭剃り用)
  • トイレットペーパー

 

 

日頃使っている、日用品を持っていくといいです。むしろ長期間の旅となるので、使い慣れたものを持っていくと快適に過ごせます。

 

おわりに

 

というわけで、以上「バイクで日本一周する場合に必要となる予算・道具など全て」を紹介してみました!

 

冒頭でも紹介したとおり、バイクで長期間の旅は漢の夢です。準備にかなり時間を要しますが、それでも「出発したい!」と思ったならできるだけ早く、会社を辞めても出発すべきだと思っています。

旅をしていると「若いから出発できていいね」なんて声をめちゃめちゃ多く聞くんですが、実際に行動する人は70代だろうが旅に出ています。

旅に憧れるのはいいですが、そのうちあっという間に時間が経過して、気づくと「日本一周する時間・環境がない!」という状態になってしまいます。出発したいと思ったときに、出発すべき。

 

この記事を参考にしてもらって素早く準備をし、自分の気持ちが残っているうちに出発すべきです!人生は意外と短いですからね。

 

▼日本一周に関する基本的な知識・ノウハウを全てまとめてみました!

【2022年版】これを見れば日本一周できる!必要なノウハウ・準備物を全てまとめました。