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自転車旅行で使えるサイクルキャリア(荷台)の選び方とおすすめ製品まとめ

自転車旅行では旅に必要な道具を積載するため、専用のキャリア(荷台)を取り付ける必要があります。

それぞれ製品によって様々な特徴がありますが、自転車のタイプや特徴によっても的確な製品は変わってくるし、その中でも耐久性に優れているもの・軽量なもの・安価なものなど特徴が違います。

今回は、自転車旅行に最適なキャリア(荷台)を自転車のタイプや特徴ごとに解説していきます!

 

自転車旅行に最適なキャリア(荷台)とは

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自転車のキャリア(荷台)には様々な製品が用意されているため、マウンテンバイク・クロスバイク等の自転車のタイプごとに、また26インチ・700C・29インチ等タイヤの大きさによっても取り付けられる製品が変わってくるんですね。

自転車旅行のキャリアに最低限必要な機能は、確実に自分の自転車に取り付けられること、そして積載する重量に耐えられるかどうかです。

製品によって耐荷重が10kgまでだったり、一方で30kgまで積載出来る製品もあるので、条件に合わせて購入すればいいです。

注意
 日本一周等の長期旅行の際は、必ず耐荷重10kg以上を購入しておくことをオススメします。
旅先でキャリアが破損すると、本当に大変なことになりますから・・・。

 

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また、荷物の積載方法によって自転車の前後に荷台を取り付けることが出来ます。

リアキャリア(後輪側)とフロントキャリア(前輪側)とそれぞれ別々で販売されているため、こちらも条件を見ながら購入する必要があります。

荷物の量が少なければ、後輪駆動の自転車の場合は後輪側のリアキャリアに荷物を積むのが一般的です。

ただしある程度重いとリアキャリアに負担を掛けてしまうため、別途フロントキャリアとサイドバッグを用意したほうがいいですね。

 

自転車旅行のキャリアは「素材」が重要

 

自転車の対応や耐荷重も重要な指標ですが、もう一つ見るべきポイントがあります。それはキャリアの「素材」です。

自転車本体と同様、キャリアにもスチールやアルミ、クロモリなど様々な素材があります。例えばアルミを使用している場合、キャリアを軽量化することは出来ますが、万が一破損した場合に修理をするのが極めて難しくなります。

一方で鉄製のスチールやクロモリを使用している場合、万が一の時は破損しても鉄工所に持ち込めば、溶接して修理してくれることもあります。

それぞれ一長一短ありますが、長期旅行の場合は鉄工所で修理出来る鉄製のキャリアを選ぶといいでしょう。

 

自転車のキャリアは色々なタイプがある
サイズ別26インチ700C29インチ
素材クロモリアルミスチール
耐荷重5kg以下10kg前後15kg以上

 

自転車旅行におすすめのリアキャリア

26インチに適合するリアキャリア

  • 重量:1.2kg
  • 耐荷重:18kg
  • タイヤ経:26インチ(700C)
  • 素材:スチール
  • 適合ブレーキ:Vブレーキ

 

リアキャリアの定番といえば、ミノウラのMT-800です。

安価ながら十分すぎる耐久性を誇っているため、26インチでVブレーキの場合は迷いなくこちらのキャリアを購入するといいです。

またタイヤサイズが700Cの場合も、別途下記で紹介するパーツを取り付ければこちらのキャリアを装備できます。定番中の定番なので安心出来るし、万が一の場合は鉄工所で修理も出来ます。まさに「非がない」製品です。

 

  • 重量:700g
  • 耐荷重:25kg
  • タイヤ経:26インチ
  • 素材:アルミ
  • 適合ブレーキ:Vブレーキ

 

自転車のキャリアではミノウラに続いて人気の「トピーク」のリアキャリア。

こちらは素材がアルミなので、耐荷重のわりには重量が軽量です。ただし前述したとおり破損しても鉄工所で直せないので、長期旅行には向いてません。

一長一短ですが、個人的にはある程度の短距離ならこちらのトピークのキャリア、長距離走行の自転車旅行ならミノウラのキャリアをオススメしておきます。

 

  • 重量:668g
  • 耐荷重:40kg
  • タイヤ経:26インチ
  • 素材:クロモリ
  • 適合ブレーキ:Vブレーキ

 

チューブスのキャリアといえば、高価だが最強の耐久性を誇ることで有名で、主に自転車世界一周旅行で定番となっているほどの製品です。

破損しても途中で修理できるクロモリ製ながら、重量668gで耐荷重40kgと圧倒的な性能を誇っています。

1万円を超えるので、短距離の自転車旅行では到底オススメできませんが、超長距離の日本一周・世界一周だとキャリアが破損するリスクもあるので、投資する価値はあると思います。

 

26インチ+ディスクブレーキの場合

  • 重量:760g
  • 耐荷重:25kg
  • タイヤ経:700C・26インチ
  • 素材:アルミ
  • 適合ブレーキ:Vブレーキ・ディスクブレーキ

 

ブレーキが「ディスクブレーキ」の場合は上記の製品は仕様上使えないので、これらのキャリアを使用することになります。

Iberaのキャリアは知名度こそ低いものの、製品の完成度が高くショップでもかなり高評価を得ています。アルミなので修理は出来ませんが、耐荷重に対する重量が非常に軽量です。

またこちらのモデルはVブレーキでもディスクブレーキでも両方利用できるので、Vブレーキ仕様の自転車の場合もオススメできます。

 

  • 重量:739g
  • 耐荷重:25kg
  • タイヤ経:26インチ
  • 素材:アルミ
  • 適合ブレーキ:ディスクブレーキ

 

トピークのディスクブレーキ対応のリアキャリア。

こちらもアルミ製なので、耐荷重のわりに重量が非常に軽量でいい感じです。こちらのキャリアも高評価が多く、安心して使用することが出来そうです。

一説では29インチの自転車でも使用出来るという話もありますが、恐らくモデルによると思うので、確実に使用したいならこれから紹介する29インチ対応のキャリアを選択したほうがいいでしょう。

注意
ディスクブレーキ専用のキャリアは構造上耐久性が低くなってしまうので、それだけ注意です。 

 

29インチまで対応するリアキャリア

  • 重量:750g
  • 耐荷重:25kg
  • タイヤ経:26〜29インチ
  • 素材:アルミ
  • 適合ブレーキ:Vブレーキ

 

29インチの自転車だと通常よりもタイヤ経が大きくなるため、26インチ用のキャリアが使用出来ません。よって、専用のキャリアを使用する必要があります。

こちらはiberaの29インチ対応のリアキャリアで、相変わらずアルミ製で性能が高いです。

他のキャリアに比べても安価に購入出来ますし、コストパフォーマンス抜群の製品ですね!超長距離以外の自転車旅行で、29インチの場合はこの製品一択かも?

 

  • 重量:510g
  • 耐荷重:25kg
  • タイヤ経:26〜29インチ
  • 素材:アルミ
  • 適合ブレーキ:Vブレーキ

 

こちらも29インチ対応のリアキャリアで、なんと重量が510gしかないのに耐荷重25kgを誇る最強の製品。それでいて、価格も安くiberaのキャリアとさほど変わりません。

カラーも2種類あるので、自転車の塗装によって選択することが出来ます。iberaのキャリアは天板が付いているので泥除けとしても使えますが、こちらにはありません。その代わり、200gも軽量です。

信頼性においてはどちらの製品も優れているので、非常に迷いどころですね・・・!

 

29インチ+ディスクブレーキの場合

  • 重量:680g
  • 耐荷重:25kg
  • タイヤ経:26〜29インチ
  • 素材:アルミ
  • 適合ブレーキ:ディスクブレーキ

 

29インチ+ディスクブレーキという特殊仕様の自転車に対応するキャリア。

製品の信頼性はさほど高くありませんが、そもそもキャリアを取り付けるにあたって最も適さない仕様ですし、構造上どうしても耐久性が低くなります。

僕も29インチのディスクブレーキのマウンテンバイクにキャリアを取り付けましたが、仕様上絶対にガタツキます。が、それはもう仕方がないので割りきって使うか、自転車を買い換えるしかありません。

むしろこの仕様に対応する製品自体が稀なので、装備出来ることに感謝、ぐらいに思えばいいのではないでしょうか。(笑)

 

自転車旅行にオススメのフロントキャリア

ほとんどの自転車に取り付けられるフロントキャリア

  • 重量:1.3kg
  • 耐荷重:10kg
  • タイヤ経:26インチ〜700C
  • 素材:スチール
  • 適合車種:クロス・ランドナー・スポルティーフ等

 

続いて、フロントキャリアの紹介に移ります。リアキャリアと比べてフロントキャリアの需要は一気に減るので、製品数がガクッと少なくなります。

こちらのミノウラFRP-3000は、マウンテンバイク以外のほぼ全ての自転車に取り付けられるフロントキャリアです。逆に言うと、ランドナー用の高価なキャリアを除外するとこの製品以外、選択肢がありません。(笑)

耐荷重に比べて重量がありますが、素材がスチールなので破損した場合は修理してもらえます。

 

  • 重量:470g
  • 耐荷重:15kg
  • タイヤ経:26インチ〜700C
  • 素材:クロモリ
  • 適合車種:クロス・ランドナー・スポルティーフ等

 

先ほど紹介した、チューブスキャリアのフロントバージョン。

こちらも重量470gで耐荷重15kgと、他のフロントキャリアからは抜きん出た性能を秘めています。ディスクブレーキには非対応ですが、一般的なクロスバイク・ランドナー・スポルティーフには取付可能です。

特にフロントキャリアは選択肢が少ないため、大量に積載する場合には必須です。

 

マウンテンバイクに最適なフロントキャリア

  • 重量:1.5kg
  • 耐荷重:10kg
  • タイヤ経:26〜29インチ
  • 素材:スチール
  • 適合車種:マウンテンバイク

 

マウンテンバイクは前輪側のサスペンションがあるので、普通のフロントキャリアを取り付けることが出来ません。

しかしこのミノウラMT-4000SFの場合、サスペンションに直接取り付けるのでマウンテンバイクでもフロントキャリアを装備出来ます。

サスペンションとクイックリリース(タイヤを簡単に外す機構)の部分に固定するので、ディスクブレーキでも使用できます。

またタイヤ経も26インチ〜29インチまで対応しているので、ほぼ全てのマウンテンバイクに取り付けることが出来ます。逆に言うと、このキャリア以外に全く選択肢がないので、MT-4000SF一択となります。

 

▼実際に使用したレビュー記事も書いてみたので、よければご覧ください!

【MT-4000SF】ミノウラの29er対応マウンテンバイク専用キャリアを紹介!取付方法や商品レビューなど【フロントキャリア】

 

キャリア(荷台)のオプションパーツ

MT-800用パーツ

 

ここでは、キャリア取り付けに必要なオプションパーツを簡単に紹介します。

このパーツは一番最初に紹介したMT-800用のパーツです。700Cの自転車に装備する場合はこの金具が必要になります。

 

シートクランプ

 

リアキャリア用のパーツで、キャリアは普通後輪のスプロケット辺りとシートステイにある「ダボ穴」に二軸に取り付けることになります。

後ろ側の軸、スプロケット側への取り付けは製品をちゃんと選べば大丈夫なんですが、シートステイ側の軸は長さが足りず取り付けられないことがあるので、変わりにシートポスト(サドルの軸)にキャリアを取り付けるパーツです。

特に29インチ対応のキャリアの場合、シートステイに届かないことがあるので必要になるかも。シートポストの太さによって31.8mm・34.9mmと規格が分かれているので、間違えないようにしましょう。

 

まとめ

というわけで、以上自転車旅行に最適なキャリアをいくつか紹介してみました。

それぞれ自転車やタイプごとに的確なキャリアが変わってくるので、ぜひ自分の自転車に合ったキャリアを探してみてください。よほど変な仕様のものでなければ、条件に合致するキャリアが見つかるはずです。

 

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