釣り業界って10年前と何も変わってなくね?市場規模と業界の今後。

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先日、久々に釣りに行こうと思って釣具屋に立ち寄ったんですよ。関西圏に出店している「フィッシングマックス」という店舗で、この辺では結構シェア取ってるお店です。

 

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釣りに本格的にハマり始めた10年ぐらい前からしばしば立ち寄ってたんですが、驚いたのが久々に入った店舗のレイアウトがほとんど変わってないこと。えええ!これでええんか!!!

しかも、Google検索で釣りのカテゴリ内ではビッグワードの上位を占めているサイトも10年前とほとんど変わってねぇ!なんじゃこりゃ!

 

 

なぜ釣具業界にイノベーションが起きないのか

釣りの市場規模は減少している

本当なら正確な情報と分析をもとに考察できればいいんですが、面倒くさいので主観8割で話を進めます。(笑)

釣り業界の市場規模って、ピーク時の1997年から減少し続けているんですよね。

ピーク時の釣り用品小売店ベースで3431億、以降毎年減少して2011年の東日本大震災でガクッと下がり、1690億。ピーク時の半分です。

 

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(出典:visualizing.info

 

その後、再び盛り返して1908億、2009年よりもやや上昇した数値で推移しています。

1997年といえば自分が生まれた2年後の年ですが、当時は「ブラックバスバブル」で日本人だけで2000万人もプレイヤーがいました。残念ながらその後は外来魚問題や公共工事による釣り番の減少などで、一気に縮小してしまいました。

そもそもの話、余暇市場って人口や景気のトレンドをモロに受けるので、釣り業界の市場規模が減少し続けるのも理解できます。スポーツ市場は全体の2割を占めるゴルフ市場やアウトドア市場(登山・キャンプ)が牽引しているんですけどね。

 

釣り業界でイノベーションが起きない理由

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なぜ釣具業界でまともなイノベーションが起きないのか。一番の理由は、そもそも成果対象・KPI(釣果)が自然条件に左右されるもので大きな変化が起きず、釣具業界自体も変化の起こしようがない、逆に言えば起こす必要がないのだと考えました。

どういうことか。そもそも釣具業界の一番の仕事は「出来るだけアングラーが釣果を上げられること」これに尽きると思っています。だから新技術を投入して新しいタックルをつくり、飛距離向上やルアーの動きを改善しているのですよね?

ただ一番の成果対象である魚に変化が起きないので、釣り方が確立され業界も進化の方向性が限られてしまう。だから既存業界をぶち壊して新しくイノベーションを起こすことができない、その必要がないんですよ。

 

これがIT業界なら、自分たちが作っているテクノロジーそのものを根本的に破壊・発展させていけるので、圧倒的なスピードで雪だるま式に進化できます。

しかし釣具業界は魚そのものがボトルネックになっているわけです。

とすると、考えられる進化の方向としては「情報の伝達方法を変える(メディアの多様化)」と提供価値を変える(最大釣果でなく快適性の最大化など)」ぐらいしかないですよね。少なくとも自分には思いつきませんw

 

価値を生み出す方向を変える必要がある

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インターネットの発展により、ホームページでの即時最新釣果配信や個人ブログの乱立などメディア自体は多様化してますが、決して最新技術が投入されているわけではありません。

最新情報をインターネット配信するのはもはや当たり前だし、釣りブログをたくさん回遊するとファンは一定数獲得しているが、一体いつの時代の化石やねんというYahooブログやよく分からないブログサービスを使った、レイアウトグチャグチャのサイトを頻繁に見ます。

このブログも人のことは言えない程度ですが、一応CMSは今でも現役で使っている人が多いWordpressを使っています。釣り業界だとまともに作りこんだアフィサイトぐらいしか見ませんね。

 

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面白かったのが、Google検索で釣りカテゴリのビッグワードで調べた際に出てくる上位サイトが10年前とほとんど変わってなかったんですよ!

しかしこれも考えれば当たり前かもしれなくて、魚の釣り方が確立されている状態では情報配信する方向性も変えられないんですよね。

目立つ変化といえば、Youtubeで釣りの動画を配信する人がそこそこの影響力を持っていることですね。テレビから視聴者がスライドしているだけのように見えて、子どもやライトユーザーに有効にリーチしているように見えます。でもこれぐらいかな。

 

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業界に参入してトップを取れば10年ポジションを維持できるって、インターネットではなかなか考えられないことだと思います。でも参入が少ないのは業界的に健全だとは思えません。

もし釣り業界が突き抜けられるとすれば、規模を求めるなら海外のマーケットを狙うか、日本の内需を掘り起こすかしかないですね。あとはインバウンドか。

ただし既存の環境では古臭い釣りのイメージしかないので、「こたつに入りながら釣りが出来る」「釣りゲームと連動してリアルで釣りをする」という既存の釣り環境から飛び越えるような、最大目標を釣果以外の別にものにすり替える、そういう方向だろうなと。

 

リアルでの釣り業界への影響

リアルな影響としては、都市部の釣り場減少が大きいでしょう。マナー悪化や公共工事で縮小しているし、今後もその状態が続くでしょうね。

外来魚問題、環境問題、これ全てが釣り業界の向かい風になっているわけで、どちらにしろ方向性を変えないとアウトだと思います。

市場規模が他のアウトドア・スポーツ業界と比べてもそこそこ大きいので、すぐにマーケットが消し飛んだりすることはないです。ただじわじわと減少し続けているのは事実なので、方向性を変えないと確実に沈むと思います。あとはメーカーがどうするか、どうしたいのか。

 

まとめ

まとめ・・・というか、そもそもこの考察自体が主観的でデータもひったくれもないんですが、変化の起きていない、価値を生み出す方向が変わってない釣り業界は面白くないなと思います。

「じゃあオレが釣り業界を変えてやるよ!」というコネも金もないんですが、今後自分自身が釣り業界に参入してみて、実際に釣りをしながら状況を見てより深く理解していこうと思います。

まさか数年ぶりに再び釣りにハマる日が来るとはね・・・。

 

 

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