長野県の山奥で大家族生活?自給自足の寄宿塾「フリーキッズ・ヴィレッジ」に3日間滞在してみた!

 

長野県高遠町に、自給自足しながら大家族で暮らす「フリーキッズ・ヴィレッジ」という”謎のコミュニティ”があります。

噂によると、どうやら寄宿型の塾で不登校や引きこもりの子どもたちが集まっているそうです。

この辺りの過疎地域で子どもやお年寄りが集まれる重要なコミュニティの役割を果たしつつ、里子受け入れ事業やフェアトレード事業も行っているそうですが・・・。

謎が深まるばかりなので、潜入して調査してみたいと思います。(笑)

 

 

フリーキッズに泊まる?

 

現在、長野県高遠町で馬耕をしながら生計を立てている横山家にお世話になっているんですが、一緒に過ごしていると頻繁に「フリーキッズ・ヴィレッジ」という場に出入りすることになりました。

自分でも正体を良く把握していないまま訪れていたんですが・・・たまたま夫婦の用事の都合で「フリーキッズに泊まる?」となったので、行ってみることにしました。

なんか、最近ふらっと人様の家に潜りこむことが多くなったなw

 

簡単に「フリーキッズ・ヴィレッジ」の紹介をしておくと、冒頭で紹介した通り不登校生や引きこもりの若者を受け入れ、大人たちと一緒に生活するという寄宿型の塾なんですね。

自給自足での生活を主としており、自分たちの畑で育った作物を中心に生活するそうです。

若者受け入れ以外にも、子どもたちを受け入れながら複数の里子を受け入れる「うずまきファミリー」(県内初)、地元の人のお米をフェアトレードで扱う事業、その他キャンプイベントや農家民宿等も行っているみたいです。

 

信州高遠の小さな山里で、海外からのボランティアも含む20名前後が、共に耕し、共にいただくという、にぎやかな共同生活をしています。 寄宿生活塾として、不登校・山村留学の児童生徒を受け入れ。広く一般の方々にも昔ながらの里山の暮らしや体験をしていただけるように、イベントやファームステイを行っています。

出典:フリーキッズヴィレッジ

 

 

長野県高遠町にある古民家で、フリーキッズを運営しています。

都会人からすればとてつもなく広い場所で、最初はちょっと迷いそうになった・・・。

 

 

1日の流れを制するものは、未知を制する!(?)ということで、こちらがフリーキッズ・ヴィレッジの一日。

ふむ・・・これだけでは良くわかりませんね。1日の順を追ってレポートを書いてみますか。

 

まだ都会で消耗してるの?

 

というわけで、寄宿自然生活塾「フリーキッズ・ヴィレッジ」で過ごした1日を切り取って紹介してみます。

フリーキッズでは、大人だろうと子どもだろうと全員が「朝6:00」に起床します。

せっかく田舎生活をするなら、朝早起きしたほうが得でしょ!ということで、眠い目をこすりながら起床。

 

 

男子は男子部屋で、女子は女子部屋で寝泊まりをします。朝は大体バタバタするので、子どもたちもバタバタ準備・・・。

不登校生や引きこもりの子を受け入れるといっても、フリーキッズに寝泊まりしながら学校へ通う子もいます。

この辺りは簡単に通学をすることも難しいので、バスの時間を逃してはなりません。マッハスピードでバタバタ。

ちなみに、現在フリーキッズには4人の子どもが入塾しているみたいです。これが多い時には、子どもと大人合わせて20人ほどになるそう。ほえー。。。

 

 

昨日はこんな場所で寝泊まりしていました。久しぶりの二段ベッド。

いやぁ、それにしても布団は快適に眠れますな・・・。

 

 

朝6:00というと、この時期は日照が差してないので薄暗いです。いやー、ここにずっと居たら健康的な生活ができそうだ!

ちなみに、朝起床してから子どもたちは新聞配達に出かけます!

すげーな、自分よりよほど勤勉じゃんか。

 

 

起床してから掃除をして、朝ごはんの時間。

ここで出される料理には、自分たちで自給した食材が使われます。

お米、野菜はほとんど自給したものと行ってよいです。無農薬だし、自給自足に興味がある人にはたまらないと思う。

 

 

だそうですw 都会で消耗している方はぜひ。

良い忘れていましたが、ここでは自給自足に憧れる若者のボランティアを積極的に募集しています。

”WWOOF”という労働力を提供する代わりに衣食住を得られるシステムを積極的に活用しており、主に畑の田植えや収穫の時期にボランティアを募集しています。

海外の方も頻繁に来られるみたいだし、自給自足生活を体験してみたい人、ノウハウを学びたい人、田舎暮らしをしたい人、海外の人と交流したい人にはおすすめですな!

 

www.wwoofjapan.com

ここから登録できます。

もしこの記事を読んで、「ああ、なんかよく分からないけど面白そうだな」と思った人はぜひ登録してみてください。特に旅人の皆さん!自給自足のことを学べるチャンスですよ。

 

 

WWOOFのシステムを利用して頻繁に外国の方が出入りするので、皿入れもグローバルな感じになっています。いいね。

 

 

キッチンにて、こちらに住み込みで勤めるスタッフのお二人。

右がベテランスタッフの「てっちゃん」。知識が豊富で、みんなの疑問に答えてくれます。農に関しては特に詳しいので、滞在中色んなことを教えてくれました。

左が、暗くて見えづらいけど(笑)みんなのお母さん役である「まっちゃん」。優しいハートでみんなの心を受け止めます。お母さんは大変でござる。

 

 

薪ストーブ。暖かいです。まさに「昔ながらの暮らし」といった感じ。

 

 

朝8:30頃になると、スタッフ間で1日の仕事を確認&決定しあう「ミーティング」が開かれます。

一般的な会社や学校のようにそれぞれが仕事を進めるだけでなく、必ず朝に確認しあうみたいです。この辺りも、自給自足で生活するコミュニティならではかもね。

こちらにて、今日は畑仕事をお手伝いすることが決定しました。ここに来たボランティアの人は、基本的には畑仕事を手伝うことになります。では、レッツゴー!

 

生の醤油!初めて見た!

 

ここは、長野県の山奥。

すぐそこで地元のおばあちゃんが1人で畑仕事をしている・・・そんな場所です。

 

 

フリーキッズが所有するこちらの畑にて、小豆の収穫をすることになりました。ひたすら収穫するという作業ですね。

春先や夏場だと、手作業での田植えや収穫、その他畑作業をすることが出来ます。

が、時期が時期ゆえこういう作業が多いんですよね。この時期は作業も少なくなってくるので、ボランティアの受け入れはしていないみたいです。

ちなみにこれらの畑作業を、子どもたちも手伝います。すぐ飽きる子もいるし、黙々と作業に打ち込む子もいるそう。特に都会は畑仕事をする機会なんてなかなかないから、こういう体験もいいかも。

 

 

よし、頑張るべ!

 

 

これが小豆です。これまで既成食品しか食べたことがなかったので、さや付きは初めてみました!

この辺りが、子どもの時から田舎暮らしするメリットなのかもしれませんね。

必ずしも良し悪しの話ではないような気がしますが、単純に楽しいです。スーパーで売られている小豆は、こんな形してるんだ!って。

 

 

頑張って、やっとこれだけ収穫できました。疲れたー・・・!

 

 

一通り畑仕事をして疲れたので、みんなでお昼ごはんを食べます。

ちなみに、フリーキッズではご飯を食べる際、必ず「食べ物の皆さんありがとう、作ってくれた○○さんありがとう、頂きます」と唱えてから料理をいただきます。

皆さんもぜひ!

 

 

ご飯を食べ終わったあとは、次は醤油の天地返しをします。

この状態の醤油なんて初めて見たんですが、大豆を投入してしばらく乾燥させていると、表面が硬化してきます。1ヶ月に一度、撹拌させるために天地をひっくり返すみたい。ほえー。。。

醤油の作り方なんて全くわからないんですが、これを繰り返すことによってスーパーで見るような「醤油」になるんですね。

 

 

収穫後の田んぼの片付けも。

5月頃になると、みんなで田植えをするみたい。一度やってみたいねー!

 

 

休憩中。薪ストーブの前でお喋りするお姉さんたち。絵になるねー。

夕方まで農作業をし、暗くなったら仕事をストップ。田舎では暗くなると何も出来なくなるので、よくも悪くも作業時間が短くなります。

メリハリが出来ていいかも!

 

 

晩ごはん前のお勉強タイム。学校の宿題なんかをやります。

 

 

晩ごはんを終えたあとは、みんなでお風呂に入ります。

大家族で生活しているので、お風呂もちょっとした銭湯並に広いです。

ちなみに、お湯は川の水を利用しているみたい。エコですな!

 

 

そんなこんなで、1日が終了。あっという間に3日間が経過しました。

「フリーキッズって、一体どんな場所なの?」という当初の疑問は、3日滞在しただけでは解決できませんでした。(笑)まあ、正体不明だけど面白い場所、という認識でいいのかな。

日本一周に出発する前は、「オルタナティブスクール」という公教育以外の学校でスタッフとして勤めていたんですが、その立場で考えても面白い場所でした。

 

フリーキッズが面白いと思った点まとめ。

まず第一に、地域との繋がりが密接なこと。

場が開放的で、地元のおじいちゃんおばあちゃんが頻繁に出入りしていました。子どもたちも地域の人と遊んでいたし。

人間関係が希薄になりがちな時代なので、とてもいいと思いました。

 

第二に、頻繁に外部の人も出入りすること。

地元の方以外にも、WWOOFで海外の人も来るみたいだし、農家民宿目的に田舎暮らしをしたい日本人も出入りします。

とにかく、場の通気性がいいんですよね。子どもたちにとっては最高の環境だと思います。

 

第三に、地域の人をつなぐコミュニティになっていること。

地域のお年寄り、子ども、お母さん、お父さん。この場で自主保育も行われるので、その時に地域の色んな人が集まります。

イベント開催時もたくさん人が集まるし、とにかく「人が集まれる場」として、また「異年齢・ヨソモノ」をつなぐ場としてすごく上手く機能しているのかな、という印象を受けました。

 

こんな感じでいいのかわかりませんが、以上「フリーキッズ滞在レポート」でした。長野県高遠町という地には、面白い場所がいっぱいありますな!

フリーキッズの皆さん、お世話になりました!そして、また来ます。(笑)

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