歩き遍路に最適なリュック・バックパックの選び方とおすすめ製品【状況・手段別】

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四国八十八箇所歩き遍路の旅では、毎日重い荷物を背負って20km〜40km程度の距離を歩くことになります。

早くとも40日、遅くて60日程度毎日荷物を背負って歩くことになるので、「リュック・バックパックの性能」次第で毎日の疲労度が全く変わってきてしまいます。

今回は、歩き遍路の道具の中でも重要な「リュック・バックパック」の選び方とオススメ製品を状況・手段別に解説していきます!

 

歩き遍路に最適なリュック・バックパックの特徴って?

基本は登山用のバックパックと同じ

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歩き遍路の旅に最適なリュック・バックパックの特徴は、お寺の所在地の都合上山登りをすることが多いので、登山用バックパックと同様「腰で担げる」ことが重要になってきます。

後述する通り、所持する荷物によって最適なバックパックも変わってきてしまいますが、共通するのはある程度重い荷物を毎日歩いてもあまり疲労を感じない「腰で担ぐ」ということと、40日以上毎日歩いても破損しにくい剛性が必要になります。

腰で担ぐとは、つまり一般的なリュックのように肩だけで荷物を支えるのではなく、腰ベルトで加重分散をすることを言います。剛性に関してはmont-bell・グレゴリーなどの一流アウトドアブランド製品を使えばおおよそ大丈夫です。

 

遍路の手段・状況別に最適な製品は異なる

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歩きでお遍路をするといっても、様々な手段・方法があるためそれぞれで最適な製品が異なってきます。

  • 宿や宿坊を中心にして自炊なしでお遍路
  • 宿と野宿(寝袋のみ)を使い分けつつ、自炊なしでお遍路
  • 野宿メイン(寝袋のみ)で簡単に自炊しながらお遍路
  • 完全野宿(寝袋+テント)で自炊メインでお遍路

ざっと簡単に上げただけでも、これだけの手段があります。

基本的には「寝袋・テントを持ち歩くのか?」「替えの衣服はどの程度持っていくか?」「自炊はするのかしないのか?どの程度考えているか?」で所持する道具が変わってくるので、対応するリュック・バックパックも変化します。

それぞれに対応した製品をタイプ別に紹介していきますね。

 

重量は出来れば10kg以下で

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歩き遍路をするとき、ついつい利便性向上を考えて「あれもこれも持って行きたい!」という気分になるのですが、バックパックの総重量が10kgを越えた辺りからかなり辛くなるので、出来るだけ軽量な状態が望ましいです。

たった1kgでも毎日30km歩くと疲労が全然変わってきます。荷物を減らせればその分バックパックも小型軽量に出来ます。

実際に自分が歩き遍路をしてみた感じだと、重量10kgが限界ですね!それ以上だと途端に辛くなるので、特に歩き慣れていないかたはその重量に抑えておいたほうがいいです。

 

遍路に最適なリュック・バックパックとおすすめ製品

それでは、いよいよ歩き遍路に最適なリュック・バックパックを手段・状況別に解説していきます。

所持する道具によって多少容量が前後する可能性はありますが、基本的にはこの容量を持っておけば対応出来ると思います。細かい部分はそれぞれで調整してください。

それでは行ってみましょうー!

 

宿・宿坊だけで寝泊まりする場合:30リットル

 

遍路宿やお寺の宿坊だけで寝泊まりする場合は、25〜35リットルのリュック・バックパックがあれば十分です。

実際にこのような方法で歩き遍路をしている方に何人もお会いしましたが、おおよそ30リットル程度のバックパックを背負っていました。なかには20リットルという方もおられましたが、初心者ほど30リットル近くあったほうがいいでしょうね。

重量も10kg以下に確実に抑えられるので、それほど高性能でなくてもいいかも。ただし最低限の加重分散機能と剛性を兼ね備えたモデルを選んだほうがいいでしょうね。

 

mont-bell チャチャパック 30リットル

  • 重量:1310g
  • サイズ:タテ64cmxヨコ28cmxマチ17cm
  • ポケットの数:9(外側6/内側3)
  • 付属品:レインカバー付き

30〜40リットルのバックパックの中では定番となっている、mont-bellのチャチャパック。

値段もそこそこ(1万〜2万)であらゆる用途に使え、「良くわからなければ、とりあえずmont-bellのバックパックを買っておけば外すことはない」と言われています。

バックパックにはたくさん種類がありすぎて調べるのが大変なので、迷ったらこのチャチャパックを買えばOK。

 

Coleman マジックライト30 30リットル

  • 重量:530g
  • サイズ:タテ52cmxヨコ30cmxマチ22cm
  • ポケットの数:7(外側6/内側1)
  • 付属品:なし

今回紹介するバックパックの中でも最軽量で、なおかつ安価(1万以下)で購入できるバックパック。

軽量な分剛性については心配がありますが、腰で加重分散出来る「ショルダーハーネス」も他製品同様付いていますし、重量を7kg以下程度に抑えられるのなら最適な製品だと思います。

野宿メインの旅には使えませんが、宿中心で「出来るだけ荷物を軽量にしたい!」という方にはオススメです。

 

Marmot KAR 30 30リットル

  • 重量:1090g
  • サイズ:タテ62cmxヨコ27cmxマチ17cm
  • ポケットの数:9(外側7/内側2)
  • 付属品:レインカバー付き

登山シーンで抜群の信頼性を誇るマーモットのバックパック。

背負い心地と放熱処理に優れているので、宿メインの旅でも多めに荷物を持ち運ぶ場合、また暑い季節にお遍路をする場合には最適なモデルですね!

海外メーカーなので「日本人には肩幅が合いにくい」と言われることもあるので、ぜひ気になったら店頭で確かめてみることをオススメします。

 

野宿で寝袋+多少自炊道具を持ち歩く場合:40リットル

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野宿メインで寝袋だけを持ち歩き、多少の自炊道具を使うという場合は40リットルのリュック・バックパックが最適でした。

実際に自分もこの手段・方法で歩き遍路をしたんですが、寝袋だけなら40リットルのもので十分でしたね。着替えも手洗いがメインなので3セットの衣類を持って行ってましたが、意外容量に余裕がありました。

テントを持ち運ぶかどうかが一つの分岐点になりますね。寝袋だけなら蚊に刺されて大変ですが、その分荷物を軽量に出来ます。

 

Coleman マウントトレックライト40 40リットル

  • 重量:1290g
  • サイズ:タテ70cmxヨコ32cmxマチ23cm
  • ポケットの数:8(外側7/内側1)
  • 付属品:レインカバー付き

同じ40リットルのバックパックに比べれば、安価(1万以下)で買い求めやすいモデル。

全体的な作りは他の有名アウトドアブランドと比べると剛性に欠けますが、この容量で登山用バックパックに必要な機能が揃っているモデルはあまり多くないので、予算重視の方はどうぞ!

 

GREGORY ZULU 40 40リットル

  • 重量:1330g
  • 付属品:レインカバー付き

今回四国歩き遍路を行うにあたって、自分が購入したモデルです。

そこそこ高価(2万以上)ですが、放熱処理が今回紹介したバックパックの中でも圧倒的に優れていて、「クロスフロー・サスペンション」というシステムが導入されているおかげで真夏・梅雨のシーズンでもある程度快適に過ごせました。

背面の処理が圧倒的に優れていますが、その他にも熱を逃がす仕組みがたくさん取り入れられていて、かなり発汗量を抑えられたと思います。逆に真夏にはこのモデル以外は使いたくないです。(笑)

 

実際に使ってレビュー記事も書いたので、よければご覧ください!

 

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icon-caret-square-o-rightグレゴリー ズール40を1ヶ月使用したので、メリット・デメリットをレビューしてく。

 

MILLET UBIC 40 40リットル

  • 重量:1330g
  • サイズ:W28_H53_D22cm
  • 付属品:レインカバー付き

登山用バックパックの中でも老舗メーカーのミレー。

耐久性・剛性については随一の性能を誇っていて、また登山以外にもバックパックでの旅やハイキング等色々なシーンで使えるので、お遍路を終えたあとも末永く使うことが出来ます。

僕も真夏にお遍路をしなければ、このミレーのバックパックを購入するつもりでした。お遍路の後にも登山や旅を積極的に行いたい!という方はこちらのモデルをどうぞ。

 

寝袋・テントと自炊道具を持ち歩く場合:60リットル

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ほぼ全ての行程を野宿をしながら進み、さらに寝袋とテントまで持ち運びたいという場合は最大容量の60リットル程度のバックパックが必要になります。

パッキングを工夫すれば40リットル〜50リットル程度の容量でも入りますが、あくまでギリギリなので余裕がないですし、バッグの最大重量の関係からも剛性に優れた60リットルのモデルを購入したほうがいいですね。

重量の合計は15kg〜20kg程度になることもあるので、登山初心者の方は事前に練習を重ねるかしたほうが無難だと思います。

 

マウンテントップ 60リットル

  • 重量:1850g
  • サイズ:76 x 36 x 26 cm
  • 付属品:レインカバー付き

60リットルのバックパックの中でも、剛性がありながら比較的安価(1万程度)で評価が非常に高いモデル。

この容量になると剛性が一番重要になるため、あまり値段を気にせず買ったほうがいいんですが、このバックパックは安価ながら非常に剛性が高く使いやすいと評価されています。

素材も防水仕様で便利に使えますし、出来るだけ予算を抑えつつもちゃんと使えるバックパックが欲しい方はどうぞ。

 

mont-bell アルパインパック60リットル

  • 重量:1360g
  • サイズ:タテ76cmxヨコ33cmxマチ22cm
  • ポケットの数:5(外側3/内側2)
  • 付属品:なし

60リットルのmont-bellのバックパックながら、2万以下で購入出来る安価なモデル。

全体的に体にフィットする設計がなされており、さらに背中のフレームとヒップベルトが細かく調整可能なため体全体で道具が背負いやすくなり、重い道具を担ぐならぜひ欲しいモデル。

この容量になると重量も15kgを超えてしまうことが頻繁にあると思うので、このような調整機能はぜひ欲しいところです。

 

GREGORY バルトロ 65リットル

  • 重量:2,210g
  • サイズ:79x38x36cm
  • 付属品:レインカバー付き

60リットルバックパックの中でも最高級といってもいいモデルで、お値段も高価(4万円以上)ですが性能も最高級になっています。

なんと個々人の体型やフィールドの状況に合わせてショルダーハーネスやヒップベルトの角度が自動調整される「レスポンスA3」というシステムが搭載されていて、人間工学に基づいて設計されているので荷物をパンパンに積めても加重分散してくれます。

さらに背面長とショルダーハーネスは3サイズ、ショルダーハーネスは5サイズも用意されているので、大量の組み合わせのなかから最も背負い心地の合うモデルを選ぶことが出来ます。

いくら歩き遍路が過酷といっても、たった2ヶ月程度の旅でこのモデルは少々オーバースペックです。遍路の他に登山も積極的に行いたいという場合は最強のモデルだと思います!

 

まとめ

というわけで、以上「歩き遍路に最適なリュック・バックパックの選び方」を手段・状況別に解説してきました。

バックパックの選び方一つでお遍路の快適性がガラッと変わってきてしまいますので、自分の体力や財布とも相談しながらじっくりと選択することをオススメします。

いい製品に出会えることを願っています。それでは!

 

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