【熊野古道】険しい古道を進み、30km先の熊野本宮大社を目指す!【2日目・大阪本王子〜熊野本宮大社】

 

昨日から熊野古道・中辺路巡礼を始め、途中にある「道の駅熊野古道中辺路」までたどり着くことに成功。本日はほとんど飯を食わない状態で、30kmほど登山道を進んで熊野本宮大社を目指します!

今日通るルートは中辺路のなかでも「最難関」と呼ばれていて、途中で三度ほど峠道を通過します。中辺路自体それほど難易度が高いわけではありませんが、なかなかキツかった。

途中、「野中の清水」や「箸折茶屋」など周辺ではなかなか面白い歴史あるスポットも通過します。なんとか山道を歩いて、本宮までたどり着くぜ!

 

▼熊野古道・中辺路巡礼1日目の旅日記はこちら

【世界遺産】熊野古道・中辺路をテント泊・3泊4日で挑戦!【1日目・滝尻王子〜大阪本王子】

2018.04.14

 

道の駅熊野古道中辺路から巡礼2日目スタート!

 

おはようございます!昨日は道の駅熊野古道中辺路にテントを張り、夜20時頃就寝して5時頃起床。前日から微妙に昼夜逆転していたので、めちゃくちゃ気持ちよく寝ることができました。

今日は一気に30kmほど先の「熊野本宮大社」を目指す予定なので、ある程度早起きして出発!荷物をまとめて、午前6時頃スタート!

なお朝食は補給物資をそれほど購入していなかったミスにより、パン1個と簡単な補給食で済ませることに。しかも手元にほとんど食料なし!

これが後ほどの苦労につながるとは、この時あまり考えていませんでした・・・。

 

 

テントをまとめ、重いバックパックを背負って次の王子を目指します。久しぶりに運動したから、肩・腰・足など体のあちこちが痛い・・・。

 

 

道の駅の近くにある「牛馬童子像」へ到着!奥には花山法徨が熊野御幸の際に経典・法衣を埋めたという印塔が立っています。童子像は法皇の旅姿を模したものらしい。

 

 

ここで牛馬童子像から次へ至る道がわからず、全く関係ない山道を歩いてしまったんですが途中で「これは熊野古道ではない!」と引き返して本の参拝道に戻る・・・という失態をやらかすw

童子像から少し下がったところに順路がありました。熊野古道で迷うことは基本的にはありませんが、ちゃんと道を見ていないと迷うことも・・・。

 

 

石畳の坂を下ってゆくと、突然開けた場所へ!ちょうど咲き誇る山桜と朝日がいい感じにマッチしていて、素晴らしい景色を堪能することができました。

坂を降りてゆくと展望台があって街中が見渡せる場所があったんですが、外国の方が野宿をしてたようでした。こんなところで泊まったら日本が好きになるだろうな〜。(笑)

 

 

坂道を下っていくと「屋敷のさくらの園」という丘があったんですが、地元の人に声をかけられ「上に登ったら街を一望できるから、登っていけ」とのこと。せっかくなので寄っていきます。

 

 

上から集落を見下ろす。この辺には、一時期テレビを賑わせた新種の桜である「熊野桜」がたくさん植わっているようですが、残念ながらすでに葉桜となっていました。

ちなみにこの辺の集落は、熊野周辺ではかなり珍しい高所+開けた平坦地を兼ね備えた場所らしい。大抵の場所はアップダウンがあったり森が広がっていたりするので、確かに珍しいのかも。

 

 

しばらく地元の方の昔話に耳を傾けたあと、再び次の目的地へ!目の前に広がっているのは「日置川」という川で、昔は王子社を参拝する前に禊をするために使われていたらしい。

 

 

川を渡った先には、「近露王子」がありました。この辺は色々と施設があって、「熊野中辺路美術館」や美味しい料理を出してくれるらしい「箸折茶屋」があります。

かつては複数の場所で宿屋も営んでいて、今でも数軒の民家で民泊を行っていました。この場所で宿泊して、翌日に一気に熊野本宮大社へ進むプランも面白いかも!

 

 

この先、舗装路を進みながら少し登り坂を進み、再び山へ入ったところで道沿いに「比曽原王子」を発見!

 

昔から旅人の喉を潤してきた「野中の清水」へ

 

さらに進むと、本来の順路から外れた位置に美味しい清流が飲めるという「野中の清水」があるそう。昔から旅人の喉を癒やしていたらしく、少し急な斜面を降りた場所に降ります。

全国を旅して各地の清流を飲んできた身としては、降りざるを得ない!早速水を飲みに行くぜ!

 

 

こちらが野中の清水。てっきり山から水が染み出しているのかと思ったけど、溜池の底から地下水が沸いているのか?プール状になっていました。

表面には落ち葉が大量に浮いているし、なんか微妙に蚊が発生しているような気もするんだろうけど、果たして本当に飲んで大丈夫なのだろうか・・・。

 

 

少し心配しながらコップに汲んでみたんですが、濾過フィルターでも設置されているのか?特に不純物もないし、普通に美味しい!これは水筒に入れるの決定!

近くには野中の清水から作ったコーヒーを提供する店もあるらしく、今回はあまり時間がないので寄っていきませんが、次回来たときにはぜひ利用してみたい。

 

 

野中の清水を味わったあと、再び坂を登って順路に戻り、少し進んだ位置に「継桜王子」を発見。ちょうど外国人のバックパッカーが集団で写真撮影をしておりました。

熊野古道は世界中で人気の観光スポットとして日本で唯一選ばれているらしく、道中何度も外国人と遭遇しました。逆に平日に歩いているからか、すれ違った日本人は2人のみ。少なッ!

ちなみに、継桜王子から熊野本宮大社参りの定番王子である「発心門王子」までは3度の峠越え+険しい山道の難所になるので、装備には注意しておくこと!

 

 

継桜王子から山道をしばらく進んだところには「中川王子」。ここから少し坂を登ったところに石碑があります。

 

 

ここからはしばらく平坦の山道をふらふら歩く。相変わらず、山桜が美しいですなー。

この先には「小広王子」「能勢川王子」があるんですが、変な道を進んでいたのか知らないうちにスルーしていたらしい。^^; 巡礼スタンプと合わせて、次回来た時に回ることにします。

 

 

しばらく急な登り坂を進んだあと、草鞋峠を越えて下り坂を進む。この時点で補給物資がほぼなくなってしまっていたため、体力的にかなりキツイ・・・!

 

 

結構勾配がある下り坂を進む。ちゃんと杖で支えていないとツルツル滑ってなかなか危険。

 

 

今後は石畳の下り坂。多雨地域である紀伊半島の熊野古道や四国遍路道では良く石畳が使われているんですが、苔が生えていると登山靴でも普通にツルッツル滑るので要注意!

特に雨最中や翌日はかなりやばくて、四国遍路では唯一の頼みの綱であるiPhoneを転んでぶっ壊した経験があるので出来る限り石畳を避けて歩いたほうが安全ですね。(経験者は語る)

 

 

下り坂を降りて次の「岩神王子」に行こうと思ったんですが、本来の順路は平成23年の台風被害によって閉鎖されていました。残念ー。

代わりに迂回路が設定されていて、距離的には遠いが一応目的地にはたどり着けるらしいので、そちらを進むことに。というか、徒歩移動ならそのルートしか選択肢はありません。

 

 

少し舗装路を進んだところで、迂回路へ進む道が現れるのでそちらへ降りていく。一度道を間違えて、全く関係のない大通りへ出てしまったのはここだけの秘密。

 

 

少し迂回路を登ったところで、動物侵入防止の柵が設置してありました。

 

 

迂回路から先へと進むためには強烈な坂を登る必要があるんですが、これがまぁーキツイ!ず~っと階段が続いていて、補給物資不足もあって何度も立ち止まってしまいます。

途中で外国人3人組もへばって休憩してましたが、「これがジャパニーズソウルやー!」と言わんばかりに全力で息切りしながらも駆け抜けていきました。めっちゃキツイ。

 

 

階段を何度も登ったかいがあって、後ろを振り返るとなかなか良い光景が広がっていました。そんなことより補給物資のほうが何倍も欲しいんですが。

 

 

迂回路の途中には簡易的なトイレと水道の設置も。この辺の配慮は本当に素晴らしいですな。

 

 

ちょうど峠を越えて坂道を下ったところで、素晴らしくキレイな小川に到着。さすが清流だけあって、小魚も何匹か泳いでいる。素晴らしい環境ですね〜。

 

 

川の周囲には平地が広がっていて、そういえば出発してから5時間ほどまともな休息時間を取っていなかったので、一度ここで風呂敷を広げてまったりすることに。

せっかくなら昼寝をしようということで、シートと寝袋を広げてまったり過ごす。後から来ていた外国人バックパッカーさんも気に入ったのか、何人か川遊びなどをして休憩してましたねー。(笑)

1時間ほどまったりしたあと、再び熊野本宮大社を目指して出発!

 

 

ここからは少しの間平坦道が続くようで、フラフラしながら歩いていく。

 

 

途中で水飲みスポットもありました。ありがたく水筒へ補給!

 

 

少し進んだところには「湯川王子」もありました。問題なのはこの次の「猪ノ鼻王子」までで、距離が3km以上と遠く峠を何度か越えることになるらしい。これは気合をいれなければ・・・!

 

 

再び、上りの階段を進んでいく。さすがにエネルギー不足が原因で、途中で何度も立ち止まってしまうように。ただ食べるためには進まないと何もできないので、一歩一歩着実に進んでゆきます。

 

 

何度も階段を進んだ先には三越峠。舗装路が広がっていて再び下り坂になります。道を少し進んだ先には、大きめの休憩所も設置されていました。

 

 

しばらくアップダウンを繰り返すものの、全体的には平坦で歩きやすい。途中で独特の鳴き声で合唱しているカエル?の姿も。

 

 

かつては山奥に何件か民家があった「道の川」と呼ばれる集落の跡。今では熊野本宮大社周辺へと移動しているようですが、ときどき当時の子孫が遊びに来ることもあるらしい。

 

 

しばらく狭い山道を進んでいると思ったら、急に開けた場所に到着!斜面の形状を見るに、台風の被害で土砂崩れなどがあったのでしょうか・・・?

 

 

道沿いを進むと突如カエルの鳴き声がして、「どこにいる?」とふと道路を見渡すと大量のオタマジャクシ!道全体に広がっていて、文字通り無数のオタマがうじゃうじゃしてました・・・。

これ、外国人が見たらビックリして「ワオ!」とかいいながら写真撮影するんだろうなぁ、などと想像しながら次の場所へ。普通に自分も全く同じ反応したわ。

 

 

舗装路を少し進んだあと、猪鼻王子へ進む下り坂。だいぶ進んだと思ったんですが、まだ2km近くあるらしい。遠い!

 

 

小さい小川の音無川沿いをテクテク歩いてゆき・・・。

 

 

途中にはトイレや、「船玉神社」も。ちょうど湧き水回収スポットもあったので、ありがたく補給していきます。

 

 

再び、手すり代わりにロープが設置されている急なロープを下った先には・・・。

 

 

ようやく、「猪鼻王子」に到着!ここまでくれば、だいたい厳しいスポットは終わったようなのでひたすら歩いていくだけ。

 

 

熊野古道の解説書によると、本宮までの最後の難所である「たっくん坂」と呼ばれる登り坂を登ればほぼ到着も同然らしい。最後の力を振り絞って進みます!

 

熊野本宮大社のスタート地点となる「発心門王子」へ

 

坂を登りきった先には、熊野本宮大社まで最も人気のコースのスタート地点である「発心門王子」へと到着!ちょうど、ツアーかなにかで来ていた2人組の方が参拝していました。

ここからはほぼ平坦道らしいので、少し気が楽に。

 

 

発心門王子のバス停。ここまではかなり気軽に来れるようになってるみたいですねー。ちょうど自販機もあったので補給しました。

 

 

民家の間を縫って本宮へ。本宮までは残り数kmと、あともう少しだぜ!日が暮れないうちに急ぐぜ!

 

 

平坦道を進んだ先には、「水呑王子」がありました。文字通り湧き水があって、気軽に補給できます。すでに自販機でジュースを購入していたので、サクッと飲んで次の場所へ。

 

 

ちょうど参拝道から素晴らしい集落の景色が見えたので、思わずパシャっと一枚。なおこの辺には簡易宿のような施設もあるので、疲れたら泊まっていくことも可能。

 

 

休憩所と梅ジュースなどが飲める売店も備えた「伏拝王子」。もちろんトイレもあって、ここで野宿をした方もいるらしい。

ここで泊まっていってもいいんですが、無論食い物がなくこのままでは餓死してしまうので、まだまだ先へ進みます。

 

 

伏拝王子から本宮までは、急な登り坂はないんですが意外に距離が長く意外に疲れる!この時には疲れがピークに達していたんですが、最後の力を振り絞って本宮へ参る!

 

 

途中には、今回挑んでいる中辺路ルートではなく、高野山から熊野本宮大社まで進む「小辺路」の分岐ルートがありました。

本来は四国遍路の次のステップとして高野山〜本宮の小辺路+中辺路に挑戦しようと思ってたんですが、スケジュールの関係で中辺路オンリーになったんですよね。近いうちに挑戦するぞ!

 

 

伏拝王子から結局2時間ほど歩いたところで、ようやく舗装路に降りてくることができました。ここまでくれば、熊野本宮大社の目と鼻の先まで迫っているはず!

 

 

熊野本宮大社への最後の王子社である「祓殿王子」。文字通り、本宮へと参拝する前に必ずこの王子で身を清め、翌日の参拝に備えていたのだとか。

 

 

そして、丸一日かけてようやく熊野本宮大社へと到着〜!本殿へも入ったんですが、登山道を30km近く踏破&前日の晩からほぼ飯を食っておらず、完全に精根尽き果てていたため翌日に参拝することに。

 

 

熊野本宮大社周辺の町並み。田舎とはいえ、参拝客が多いため食事店や簡易的なコンビニなど色々あります。18時半の開店時間に間に合ったので、弁当やお菓子など色々買い込みました。

 

 

宿泊場所で悩んでいたんですが、結局近くにある熊野川の河川敷でテントを張ることに!約1.5日ぶりぐらいにまともな飯を食いましたが、そりゃもうめちゃくちゃ美味かったですよ・・・。

この日は無茶苦茶疲れていたので、テントを張ってしばし過ごしあと就寝。今日も楽しかった!ということで、おやすみなさい!

スポンサードリンク