【完全防水】自転車旅行専用のサイドバッグ「オルトリーブ(ORTLIEB) 」を1年間使った感想

 

自転車旅行では大量の荷物を運搬するために、通常のバッグではなく荷台に取付可能な「サイドバッグ・パニアバッグ」を用意するのが一般的。

サイドバッグの中でも様々なラインナップがあるんですが、自転車日本一周・世界一周で多くの旅人が装備している製品があります。それが完全防水仕様の「オルトリーブ(ORTLIEB) サイドバッグ」!

少々価格はお高いですが、品質・剛性ともに随一で「チャリで旅するならオルトリーブを買え!」と必ず先輩旅人に言われるほど。(笑)

1年間ほどかけて自転車日本一周旅行をしたんですが、出発当初からゴールまでオルトリーブのサイドバッグを使い続けたので、使用感や実際の剛性などをレビューしてみたいと思います!

 

オルトリーブ サイドバッグの特徴

完全防水仕様のバッグ

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最近、自転車旅行をするための安価なサイドバッグが増えてきているんですが、その多くは繊維素材で作られているため「非防水」です。

当然、長期間旅を続けていると雨のシチュエーションに必ず遭遇しますが、非防水のバッグは「レインカバー」を別途用意しておいて、必要なときに装備する形になります。

確かにこれでも雨は防げますが、雨が降るたびにレインカバーを装備するのって思った以上にストレスだし、使い続けていくうちに必ず内部が浸水します。^^;

 

サイドバッグの中には旅には欠かせない衣服・テント・寝袋・電子機器など濡らしてはいけないものが入っているわけで、浸水したらどうなるか!小学生でもわかりますね。

オルトリーブバッグの最大の特徴は「完全防水仕様」なので、雨に振られても内部は全く浸水しません!外装もしっかりしているので、穴が開くこともまれです。

外側は全てエナメル素材で加工されており、バッグを締めるときはチャックではなく口を巻いて閉じるので、密閉していれば全方向から水がかかっても浸水しません。

 

自転車旅行中は雨が降ると必ずバッグが浸水するし、電子機器がぶっ壊れて大変なことになるケースを何回も聞いているので、防水性能は必須といっても過言ではないです!

 

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そもそも僕がこのバッグを購入したのも、自転車旅行中に雨で全身ビショビショになって凍死する危険に遭ったためです。

雪の積もる真冬なのに、雨を被ってビショビショになったまではまだ良かったけど、バッグが浸水して着替えも濡れてるし周囲にコインランドリーもないしで、結局寝袋に下着とカッパだけ被って寝ることに。

幸い避難所みたいな施設があったからよかったけど、なかったから凍死してたかもしれない。という経験があったので、「日本一周では絶対完全防水のバッグを使う!!!」と決意してました。

 

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面白いのは、オルトリーブバッグを作った創始者も自転車旅行中に雨が降ってきてバッグが浸水してしまい、「完全防水のバッグを作る必要がある!!!」と会社をぶちあげたこと。

チャリダーなら誰もが一度は考えることですが、それだけでは気が済ます会社を立ち上げてしまったわけですね。

少し親近感が湧いて、微笑ましくなります。(笑)

 

多種多用なキャリア(荷台)に取付可能

出典http://www.g-style.ne.jp/uploadimg/itemfile/552754added15.pdf

 

サイドバッグは製品によって取り付け方式や対応する荷台が異なるので、「自分の自転車には取り付け可能なのか?」が気になりますよね。

オルトリーブのサイドバッグは上部のロック機構2つと、下部にある爪の3点で荷台に取り付ける仕組みになります。それぞれ位置を自由に変更できるので、よほど特殊な荷台でない限りは取付可能です!

上部の持ち手を引くとロック機能が開閉する仕組みになっていて、手を離すとキャリアにロックされ外れなくなります。一度取り付ければ、あとは持ち手を引くだけで簡単にカバンの着脱ができます。

 

 

鍵でロックするようなセキュリティ仕様はないため(フロントバッグのみ簡易的なセキュリティ機能あり)、取り付けが大変な安価なサイドバッグと違って誰でも簡単にカバンを着脱できることになります。

オルトリーブバッグの仕様を理解していれば誰でも簡単に盗難できる危険性があるのも事実なんですが、1年間自転車日本一周旅行をしていて一度も盗られたことはありませんでした。

ネットカフェで就寝中、8時間ほど外に自転車を放りっぱなし・・・ということも何度もありましたが、盗まれたことはありません。

他の旅人の話を聞いていると、盗まれるときは自転車ごと持って行かれるそうなので、対抗策はなさそうです^^;

 

 

自転車のタイヤ経(26インチ・700C・29er)によってキャリアの大きさが変わり、必然的に製品によってキャリアそのものの経も異なります。(一般的なキャリアは5mm〜16mm程度)

オルトリーブのロック機構は、いわば物干し竿に洗濯バサミを固定するような方式でロックするので、物干し竿(この場合はキャリア)の経が細いと隙間ができて上手くロックできず、走行中に破損する可能性があります。

この点についても、購入時に各種キャリアの経に対応するパーツが用意されているので、自分のキャリアにガッチリ固定できるようパーツを取り替えて対応できます。

 

自転車旅行に使うような、24インチ〜29インチまでの一般に流通している自転車用キャリアにはまず取り付け可能なので安心してください。

 

オルトリーブバッグを1年間使い続けた感想

オルトリーブバッグを使用するメリット

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自転車日本一周旅行で全国あちこちを回りながら、オルトリーブ サイドバッグを酷使し続けました。

雨を浴びたことなんて何度もあったし、全身靴下からパンツまでビショビショになる大雨を浴びたことがありますが、中の荷物は全くの無傷でした。素晴らしい!

オルトリーブバッグといえば完全防水ですが、耐久性もピカイチ。途中なんどもアスファルトに擦ってしまうことがありましたが、大きな穴も開かず未だに健在です。

 

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ただし、完全防水ということはバッグ内で水気のあるものこぼしてしまうと、繊維質のバッグと違い自然乾燥しないので、放っておくとカビが発生します。(笑)

もし完璧に防水機能を発揮するなら、水気のある食料・衣服は他のカバンと完全に分けて保存すること。雨の中でカバンを開けざるを得なくなったときは、後日必ず天日干しする必要があります。

久々にバッグの底を見ると水たまりになっており、自転車パーツが錆びて大変なことになっていた経験もあります・・・。生地が劣化して一部小さな穴が開いてしまいました。

 

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「自転車旅行にいくならとりあえずオルトリーブ買っとけ」と言われ、特別道具に思い入れもなかった自分は鵜呑みにしてオルトリーブバッグを買いましたが、このバッグで本当に良かった。

「明日雨が降りそうだけど、完全防水バッグなのでそのまま放置してOK」という絶対的な信頼があるので、一々天候のことを考えなくていいんですよ!それが何より素晴らしかったです。

短期間の旅ならともかく、1年以上の自転車旅行で下手な非防水バッグを買ったら浸水必至ですし、そうでなくても「明日は雨だからレインカバーかけなきゃ・・・」とか考えている時間が無駄に思います。

 

オルトリーブバッグ唯一の欠点

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メリットだけ述べると完全無欠に思えるオルトリーブバッグですが、唯一欠点があります。

後輪側のバックローラーに関しては、バッグとの接続パーツが「プラスチックネジ」で固定されており、揺れなどで破損しやすいこと。途中何度も外れて、その度にいちいち対応する必要があり大変でした^^;

鉄製の強力に固定できるボルトに変えておけば無敵なんですが、事前にやるのも面倒だし、かといってそのまま出発するとそのうち破損するしで面倒です。

 

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フロントバッグのアルティメイトや前輪側のフロントローラークラシックは特別問題が起きなかったので、ただただ優秀なバッグとして使用することができました。

バックローラークラシックだけが何度もトラブルを起こしてしまったので、そこだけ購入をためらいますね。とはいえ、超長距離の自転車旅行では他に選択肢がないんですけどね。

下記にネジ外れを修理する方法をまとめてあるので、これから「バックローラークラシック」「バックローラーシティ」を購入予定の方は保存推奨です!

 

 icon-caret-square-o-right ORTLIEBサイドバッグがネジ・ボルト外れした際の修理方法について【バックローラークラシック】

 

オルトリーブのラインナップ

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オルトリーブバッグは単一の製品だけではなく、いくつかの製品ラインナップを持っています。

自転車旅行用だと、バッグのタイプ別にハンドル前のフロント部に取り付ける「アルティメイト」と、前後輪に取り付ける「フロントローラー」「バックローラー」が販売されています。

またそれぞれ、グレード別に「クラシックタイプ」と廉価版の「シティタイプ」があります。僕は全てクラシックタイプを買ったので、簡単に紹介していきます。

 

ORTLIEB(オルトリーブ) アルティメイト

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自転車のハンドル前、フロント部に取り付けるバッグ。容量は少ないものの、簡単に荷物の出し入れができるため携帯食品を入れたり、電子機器や貴重品、また一眼レフを入れるカバンとしても最適です。

特に電子機器や一眼レフを収納する場合は、防水機能は必須といっても過言ではありません。サイズを考えると割高ですが、完全防水の恩恵は大きいです。

カメラを収納するための専用の仕切りなども公式で販売されており、簡易的なセキュリティ機能(鍵でのロック機構)も付いているため、貴重品を入れるバッグとして最適です。

 

アルティメイトL アルティメイトM

フロントバッグ定番のLサイズ。防水機能搭載で8.5Lの容量があるため、一眼レフも余裕で収納することが出来ます。頻繁にカメラを取り出したり、レンズ交換をする方にオススメのモデル。

 icon-caret-right アルティメイトLの売れ筋一覧

小型サイズのフロントバッグMサイズ。容量は7Lと比較的コンパクトだが、Lサイズと比べてカラーラインナップが7色もあるのでオシャレに持ち運ぶことが出来ます。

 icon-caret-right アルティメイトMの売れ筋一覧

 

ORTLIEB(オルトリーブ) フロント&バックローラー

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自転車の横に取り付けることから「サイドバッグ」と呼ばれているタイプで、「フロントローラー」は前輪部、「バックローラー」は後輪に取り付けるバッグとなります。

自転車は後輪駆動のため、一般的には走行時の抵抗感を少なくするために後輪側を重くパッキングします。そのため、後輪側のほうが容量が大きく作られています。

2つ合わせると相当な容量になり、コンパクトな寝袋やテントなら片側に余裕で収納できるどころか、他にも色々と荷物を詰めることができます。これで容量が足りないという人は、荷物を見なおしたほうがいいです。(笑)

 

フロントローラークラシック バックローラーシティ

前輪に取り付けるサイドバッグで、容量はペアで25Lとなっています。基本的には後輪に大きい荷物を収納し、前輪に小型の道具をパッキングすることになります。安心の完全防水バッグです。

 icon-caret-right フロントローラーの売れ筋一覧

後輪に取り付ける専用のサイドバッグで、ペアで40Lもの容量があります。クラシックタイプと廉価版のシティタイプがあり、こちらは無駄な機能をそぎ落とした安価なタイプとなります。

 icon-caret-right バックローラーシティの売れ筋一覧

 

それぞれバッグにはハイグレードモデルの「クラシック」と廉価版の「シティ」が販売されているんですが、フロントローラーに関しては日本だと廉価版なはずのシティがなぜか割高で販売されているため、実質的な選択肢は1つだけになります。

シティとクラシックの違いは、中に小物収納用のポケットがなく、クラシックには添付している肩がけ用のストラップがありません。

収納方式も微妙に違い、クラシックは口をクルクル巻くのとは別にバックルでも止められるんですが、それがありません。あると収納容量を増やすことができます。

 

  • フロントローラー「シティ」:廉価版。余計なパーツが一切付いておらず、白・黒の2色展開でデザインもシンプル。
  • フロントローラー「クラシック」:上位版。内部の小物収納ポケット、肩がけ用ストラップ付き。カラーラインナップが豊富でオシャレ。

 

バックローラークラシック バックローラークラシック

後輪に取り付けるペア40Lのバックローラークラシック。様々なカラー展開があり、こちらはブラック&ホワイトモデル。割高だがオシャレに使える。

 icon-caret-right バックローラーB&Wをチェック!


同じく後輪専用のバックローラークラシックで、通常のカラーモデルとは違うアートデザインとなっている。割高だが、他の人とは違うカラー表現が出来る。オシャレさんはぜひどうぞ!

 icon-caret-right バックローラーライムをチェック!

 

自分はクラシックタイプを購入しましたが、肩がけ用のストラップとバックル・小物収納ポケットだけで数千円の差は納得できない人が多いと思います。

あとの大きい違いは、製品のカラーラインナップの違いです。クラシックだとかなりのカラーが展開されていますが、シティはブラックとホワイトの2色展開のみのようですね。

割高になりますが、変わったオシャレなデザインでフロントからサイドバッグの前後輪を全て統一することができるので、オシャレ好きさんにはクラシックタイプのほうがいいですね。

こだわりがないなら、安価なシティ一択です。(笑)

 

まとめ

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というわけで、以上「オルトリーブバッグを自転車日本一周旅行で1年間使ってみた感想」を書いてみました!

実を言うと、このバッグは世界一周も見越して購入していたんですよね。(笑)今のところ自転車で世界を旅する予定はありませんが、多少高くても海外まで視野に入れられるぐらい信頼性があるんですよ。

防水性・耐久性はもちろん随一ですが、世界一周まで視野に入れられるバッグという点で一番評価しています。

今後も自転車旅行は確実に続けるので、破損するまで使い倒します。あと10年ぐらいは持ってくれるかな?

 

それでは!

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