小豆島歩き遍路の旅。最大の景勝地「寒霞溪」へ徒歩でゆく!【遍路旅2日目】

 

昨日から始めた、6泊7日の小豆島歩き遍路の旅。

まずは険しい山岳霊場へ巡礼し、醤油工場などを見学しつつ小豆島を楽しみました。小豆島へ訪れたのは今回で2回目となりますが、相変わらず面白い場所がたくさんあって困る。

本日は小豆島最高標地にある山岳霊場へと訪れつつ、100年前と同じ製法で醤油を製造している「ヤマロク醤油」さんを見学、最後には最大の景勝地である「寒霞溪」へと徒歩で訪れます!

 

 

野宿最大の醍醐味、朝コーヒー

 

小豆島遍路、2日目。昨日は小高い丘になっていて、目の前が海の「小豆島総合運動公園」にて5時半に起床しました。

歩いて30秒のトイレが位置にある奇跡!野宿には絶好のロケーションでした。朝からいい景色を見られると、気持ちが高まりますね。

まずはまったりとコーヒーを飲みながら、出発の準備を始めます。

 

 

前日はあまりに眠く、歩きながら寝ていた状態だったのでさっさと睡眠を取って、朝にブログを更新することに。

準備をしながら文章を書いていたので、気づくと8時半になっていました。さっさと出発しないと!

小豆島遍路では、四国と同じく納経所が7時〜17時までとなっているので、早めに動き出したほうがいいんですよね。あまり時間にキッチリしているわけではないそうだけど、閉まると翌日に回すことになるので。

 

 

まずは、近くにある「マルナカ」で食料調達。当日の朝ごはんを。

今日は周辺にお店のない山岳霊場に行くことになるので、昼食を食べれない可能性もあると思って補給食を購入しておきました。

目の前のベンチで食事をしていると、時刻は9時に。急がねば!

 

100年前と同じ製法で醤油をつくり続ける「ヤマロク醤油」

 

次の札所は、醤油・佃煮生産工場がたくさんある通りを進んだところにあります。

ところどころに昔に建造されたであろう工場がたくさんあって、中では職員さんが働いていました。この島では、醤油・佃煮づくりが一台産業になっているので、従事者があちこちにいます。

 

 

本日最初の札所、「第十一番札所 観音堂」に到着。

 

 

この場所では、願い事を白壁に書くと願いが叶うらしい。これまで訪れた人の願いがたくさん書き込まれていました。

面白かったのが、お遍路さんと思われる書き込みよりも、地元の中学生・高校生が書き込んだであろう願い事のほうが多かったこと。この辺が四国と小豆島の違いな気がしますね。

それゆえに煩悩的な願い事が多くて、大半が「彼女ほしい」「高校・大学合格!」でした。(笑)一番面白かったのは、「駐車場がほしい!」という書き込み。

 

 

この札所を過ぎると、いよいよ山岳霊場の入り口に入っていく。おそらく正面にある山にこれから登っていくことになろうと思われます。

今日も足に乳酸が溜まりそうだ!気合いが入ります。

 

 

川を少し登っていくと、ある「第十三番札所 栄光寺」

他のお寺と作りが違って、非常に立派でした。お寺なので、複数箇所の御朱印を押してもらう。

 

 

さらに少し歩くと、「第十二番札所 岡ノ坊」へ到着。

ルート的には小豆島一周してから再び通ることになるので、二度手間っちゃ二度手間なんですが、できるだけ周辺の札所を確実に回っていきたいので訪れました。

 

 

岡ノ坊は街を進んだ場所にあるんですが、いきなり視界が開けて一面畑の光景になるので、思わず「おおっ!」と感動の声が漏れましたね。いい景色!

 

 

続いてやってきたのは、遍路道沿いにある「ヤマロク醤油」さん。

予備知識がなかったんですが、この場所は小豆島内の醤油屋さんでもかなり有名な場所で、なんと100年以上前と同じ製法で醤油づくりを続けているらしい。

6000リットルも入る大樽に大豆を数年漬け込んで、発酵させて商品化しているという。無料で内部を見学させてもらえるということなので、早速寄っていきました。

 

 

もろみを絞る機械。この辺はちょっと近代的。

 

 

この大きな樽に漬け込んで、醤油が完成するのを待ちます。

樽そのものも自作の製品で、大阪に樽づくり専門の職人さんがいるとのこと。ただその方も高齢で2020年には廃業してしまうらしく、ヤマロク醤油の社長さんが自ら樽を制作しているらしい・・・!

一々接着剤などを使わず制作しているので、非常に手間がかかるそうです。なんとも凄い話だな。

 

樽は100年前から使っているものだそうですが、一見朽ちているように見えるのは実は「発酵した菌が付着したもの」で、工場の壁も土壁になっていて、たくさん菌がついています。

この「菌の有無」で味が変わってくるらしく、新樽に付けたものと古い樽では醤油の味の”深み”が変わってくるらしいです。面白すぎでしょ!

 

 

樽の上から覗かせてもらいました!発酵段階によって醤油の色が全然違って面白いですね。ある程度発酵が進めば、専用のかき混ぜ棒で空気を入れて発酵をうながすそう。

まさか、小豆島に来てこんな光景を見られるとは思ってもなかった・・・。ここはせっかく島に訪れるのなら、絶対見ておくべき。

 

 

醤油のテイスティングもさせてもらいました。

いくつか品種があって、一番右が丹波黒豆を使った醤油、次が国産の大豆を発酵させ、一度取り出しからさらに発酵させた醤油、国産大豆を使った醤油にポン酢、つゆを混ぜたもの。

肝心のお味はというと、ペロッと口にした瞬間に「甘い!」という感想が口からこぼれるお味。大量生産品の醤油は塩分過多で塩っ辛いそうですが、樽で漬け込んだものは甘いそう。

 

もちろん、小さい瓶に入った醤油を一本購入して去りましたとさ。あまり大きいものを買うと荷物になるので。食べるのが楽しみ。

 

小豆島最高標位の山岳霊場へ!

 

さて、工場見学で散々時間を使ってしまったので、さっさと急がねば。

 

 

道中、一面に桜が咲き誇る「栗地ダム公園」という素敵な場所を通りかかりました。

もう少し散っているので、時期的には遅かったけど圧巻の光景!

 

 

公園には大量の桜の絨毯が。今日は土曜日なので、散策している人もそこそこいましたね。

 

 

周囲一面に桜が広がっている道を歩くという、極上の幸せ。小豆島の桜は綺麗なので、やっぱりお遍路するなら春が一番ですね〜。

 

 

ダムの上から桜と街並みを見降ろす。向こう側には海も見えます。

自分で言うのもなんだけど、小豆島の魅力を全て詰め込んだ写真になった気がします。周辺を散策するだけでも幸せでした。桜が散る前になんとか間に合って、本当によかった。

 

 

ダムを進むと、いよいよ山岳霊場の入り口へ突入する。ここから当分、上りとなります。

途中、オーストラリアから来たという外国人の方と出会う。流暢な日本語で、数日前には四国遍路も達成したらしい。海外の巡礼・登山などにも積極的に参加しているというバイタリティあふれる方でした。

 

 

話が面白いから頑張って食いついていったんですが、ペースが早すぎて断念。(笑)

「また上で会おう!」と一旦お別れすることに。

 

 

次の札所、「清滝山」へのルートは急勾配すぎて、何度も何度も足を止めました。

四国遍路と比べたらそれほどないんですが、まだ出発して2日目なので足が慣れていないという。

 

 

最後の階段を登り・・・

 

 

小豆島最高評位の札所、「第十四番札所 清滝山」へ到着。標高450m前後。

自分が到着したタイミングで、オーストラリアの人が出てきました。早い。(笑)もうちょっと話をしたかったんですが、ルートがバラバラっぽかったのでここでお別れ。

 

 

山岳霊場には、たまたま住職さんがいらっしゃいました。四国と違って、霊場には必ず人がいるわけではないらしい。

 

 

周辺には自動販売機がなくて喉が乾いていたものの、素晴らしい冷蔵庫を設置してくれていました。

有料だけど、補給場所が全くないので本当に助かりますな。

 

 

清滝寺からひたすら南下したところにある、「第二十番札所 沸ヶ滝」。

山岳霊場は基本的に堂内に入れるようになっていて、神秘的な空間でお参りができます。写真撮影禁止ではないけれど、実際に来て見てほしいので今回は載せないことにしました。

 

 

山沿いの道を下っていく。途中、ロードバイクのお兄さんが必死になってペダルを漕いでいました。坂が長いからキツイよね。

 

 

次の札所へ向けて、再び登りの道へ。

今日は土曜日ということもあって、外国人の方が多くこの時点ですでに4組の方とお会いしました。小豆島は思っていた以上に、海外からも人気らしい。

 

 

坂を登りきったところにある、「第十八番札所 石門洞」。

こちらも階段を登って、堂内に入ることが可能。上からの眺めがなかなか良い場所です。

 

 

お茶のサービスもありました。ありがたく喉をうるおす。

 

小豆島最大の景勝地、「寒霞溪」へ徒歩でゆく!

 

通常、小豆島遍路ではこれ以上山岳エリアに札所がないので、再び折り返して戻ることになります。

ただ、ルート的にさらに登っていくと有名な景勝地である「寒霞溪」に徒歩で辿りつけるので、一度登ってみることに。本来はロープウェイで登るのが基本ですが、徒歩で行くことも可能。

寒霞溪へ歩いて辿りつくためには2つのルートがあって、それぞれ「表十二景」「裏八景」と呼ばれている道があります。それぞれで独特の景色を楽しめると。

石門洞の裏から行くルートは「裏八景」にあたるそうです。とりあえず進んでいこう!

 

 

距離にすると頂上まで2kmもないぐらいですが、しょっぱなから勾配がキツくてなかなか上手く登っていくことができません。

 

 

地味に石段が辛い。そして、次第に天気が怪しくなってきて、「ゴロゴロ」言いはじめた・・・。山は天候の変化が激しいので、急ぎます!

 

 

途中、突如としてあらわれた「まつたけいわ」なるもの。寒霞溪へ至るルートは本来ならこのような岩が数字分設置されているんですが、特別興味がなかったのでスルーしました。(笑)

そんなことより、早く急がねば!

 

 

やっとの思いで、寒霞溪頂上へ到着!小豆島では有名な観光スポットなので、さすがに人が多いです。

 

 

見よ!これが寒霞溪から眺める景色だ!

標高が高いだけあって景色も綺麗ですが、ぶっちゃけ遍路の道中で見てきた光景のほうが美しかったかもしれない。

 

 

寒霞渓周辺施設。レストランとかもあって、ぜひ利用しようと思っていたものの、時刻が15時を過ぎていたため利用できず。

いよいよ日も落ちてきたし、天候も悪化しているのでさっさと下山することに。

 

 

寒霞渓から少し歩くと、もう一つの徒歩ルート「表十二景」への入り口が現れます。ここからも、頂上の景色を堪能できる。

登りは大変だけど、下りはまだ楽なのでロープウェイ+徒歩で楽しんで見るのもいいんじゃないかと思います。それでは、下山開始しますか!

 

 

表十二景の入り口にある東屋。思わずここで野宿したくなってしまう。

 

 

裏八景は石段の連続でしたが、表十二景は最初だけ超難易度の坂があります。急角度、かつ雨で地盤が緩んでいるので滑りまくる!初心者には危険!

 

 

途中何度か雨に振られながらも、ロープウェイの出発駅である「紅雲駅」に到着。

もう時刻は16時を過ぎているので、街にある札所の納経時間に間に合いそうにないけど、とりあえず下山。

 

 

山道を進み、ダムを通過して、ようやく街が一望できる標高まで降りてきました。長かった〜!

本来のスピードなら周辺の札所も楽々回れちゃうんですが、今回は遍路とは別目的で寒霞渓に訪れたので、間に合いそうにないですね。

小豆島は面白い場所がいっぱいあるから、やたらと時間がかかって困る。

 

 

道路沿いに、ようやく次の札所の看板が見えた。

 

 

本日最後の札所、「第十九番札所 木ノ下庵」に到着。

時刻は納経時間である17時をゆうに過ぎていたものの、お寺ではないため問題なし。ちょうど一気に雨が降ってきたので、雨宿りしつつお経を唱えました。

この日は位置関係的に野宿できる場所が周辺に少なかったので、昨日と同じ「小豆島総合運動公園」にてテントを張って終了。今日も疲れたー!

 

本日の移動ルート

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