小豆島歩き遍路の旅。道の駅小豆島オリーブ公園で”島”を満喫!【遍路旅3日目】

 

小豆島歩き遍路の旅も、本日でもう3日目に突入。

昨日は100年前から同じ製法を続けている「ヤマロク醤油」、そして小豆島最大の景勝地である「寒霞溪」へと訪れました。遍路には関係ないただの観光になっていますが、それだけ魅力的な場所が多いです。

本日は、遍路を始めて初の長距離移動をしつつ、道の駅小豆島オリーブ公園で地元を満喫します!訪れた札所で「セルフ納経システム」を採用するお寺も多かったので、その謎にも迫りますよ。

 

 

納経所にペッパーくん!?小豆島と四国遍路の違い

 

おはようございます!本日は昨日と同じく「小豆島総合運動公園」にて起床。

相変わらず目の前が海のロケーションで、コーヒーを沸かして飲む活動が捗ります。朝からやる気満タン。

昨日はブログ更新で時間がかかって出発が遅くなってしまったので、今日こそは早めに出発。歩き遍路旅では遅くとも7時には出発したほうがいい気がする。

 

 

本日は山岳霊場へは行かないかわりに、半島をグルっと回って25km以上歩くことになりそうなので、朝から気合いが入ります。

 

 

映画「八日目の蝉」の舞台だという住宅街を抜ける。小豆島が舞台の映画は全部見ようと思ってたんですけど、時間がなくて視聴できませんでした。

奇跡的にAmazonプライム会員であれば無料で見れるらしいので、小豆島滞在中に視聴予定です。

 

 

朝からやってきたのは、「第十五番札所 大師堂」。

早朝からめっちゃ人が集まってるやん!と思ったら、どうやら島民の集会が開かれていた様子。

小豆島遍路における”堂”と”庵”は通常のお寺とは異なり周辺の住民が管理しているらしいんですが、今日は日曜日ということもあって集まっていたんでしょうね。

 

 

四国遍路ではお寺オンリーなので、このような光景はまず見られません。

というか、そもそも休日なのに同じお遍路さん少なすぎだし、今のところ団体で回っている人は1組しか見てない。歩き遍路も2人ほど見ただけです。

こうやって両者を比べると、その違いがよーくわかって非常に面白いですね。邪魔しちゃ悪いので、ササッとお経を唱えて先に進みます。

 

 

住宅街を歩いていると、突如としてお遍路道が現れる。ほとんど住宅のすぐ裏側を通っていくことになります。

四国でも同じような道が何ヶ所もありましたが、小豆島の場合は若手の移住者が多いからか?わりと近代的な建物のそばを通ることもあって、ちょっと気を使います。

 

 

イノシシ避けの冊を越えて、山道を進んでいく。相変わらず急勾配な場所が多いです。

 

 

高台の頂上に到着!しんどい坂も多いが、その分景色も綺麗なのが小豆島の魅力ですね。あと街並みが全体的にコンパクト。

 

 

お堀が美しい「第十六番札所 極楽寺」に到着。

入り口の鐘をゴーンと鳴らすと、「お、参拝者が来たな」と住職の方がスタンバイ。スムーズに納経を済ませて出てきました。

ちなみに、小豆島の場合はお経に合わせておりん(チーンっていうやつ)を鳴らしてくれる場所が多いです。慣れるまではなかなか恥ずかしいものがあります。

四国は鐘を鳴らすかどうかは自由裁量で勝手にやれみたいな感じでしたが、小豆島のお寺ではインターホンの役目もかねているので積極的に鳴らすことをおすすめします。もちろん、鳴らし過ぎは禁物。

 

 

極楽寺での参拝を終えると、再び山道を通って次の札所へ。

 

 

お墓に囲まれた、「第十七番札所 一ノ谷庵」。

この場所は全体的にコンパクトにまとまっているものの、休憩所なども設置してあってお遍路さんに優しいつくりになっていました。

地元の方が管理する「庵」はお遍路さんに優しい設計になっていることが多いですね。「禁止」とは書いてなかったので、もしかすると宿泊も可能かもしれない。できれば許可を取ること。ありがたや。

 

 

再び少し歩いて、「第十一番札所 清見寺」に到着。

な、なんと!このお寺の納経所には、スイッチが切れてうなだれている「ペッパーくん」がいました。お寺の方に聞いたところ、寺で幼稚園を経営していて子どもの遊び相手になっているらしい。

なぜそんなペッパーくんが納経所で引きこもっているのかというと、子どもが遊ぶと常時稼働することになり、さすがのペッパーくんも処理が掛かりすぎてオーバーヒートしてしまうから、とのこと。

 

 

次の札所へ向かう途中、お寺でテレビの撮影をやっていました。ドラマでも放送するのかな?

 

 

墓地のそばを通って、「第二十二番札所 峯之庵」に到着。

小豆島の庵は墓地のそばにあることが多いですね。この日も島民の方が清掃をしていました。

 

 

続いて、「第二十三番札所 本堂」へ。

この時点で、すでに時刻は11時過ぎ。今日はこの先の道の駅にお昼前に到着できたらいいなと思ってたんですけど、全然間に合わなさそう・・・。

久しぶりの徒歩旅はなかなか時間がかかります。

 

 

ここへ来て、ようやく海辺へと来ることができました!小豆島名物、道の駅オリーブ公園まであとすこし。

 

 

古民家をリノベーションしたっぽい、オシャレなスイーツ屋を発見。

小豆島はこのような魅力的なお店は各地にあるから困るんですよね。いちいち立ち寄っていると、永遠に遍路旅が終わりません。ここは一旦スルーします。

 

 

田舎道を通って、「第二十四番札所 安養寺」へ到着。工事中で人がたくさん集まっていたので、写真撮影は自重しました。

 

 

次の札所へ歩いていると、島のおじいさんが親切に道案内をしてくれました。

ついでに小指を立てて「これ(女性)と一緒に来てないんか」と心配してくださいました。一人旅なんですよね〜。

さらには、3年前に東京の女の子が2人組で来たもんだから、親指を立てて「これ(男性)と来てないんか」と聞くと「今回は女二人旅なんです」と答えた、という思い出を聞かせてもらいました。いや、知らんがな。

 

 

少し山道を上がった場所にある、「第二十五番札所 誓願寺庵」。

 

 

山道を抜けると、この先のお寺の奥の院を発見。井戸から清水が沸いて出て来るらしいです。

 

 

早速飲んでみると・・・。

 

「う、うまい・・・!!!」

 

なんのクセもない、ストレートな水の味。おそらく喉が乾いた状態で飲んだら、それはもう極上の味になっていたでしょう。

 

 

井戸の水ってあまり綺麗じゃないイメージがあったんですけど、この井戸は雨水を貯めるのではなく自然にこの水位まで上がってくるそう。

これまで干ばつ時でも干からびたことがないんだとか。ぜひここへ訪れたときはいただいてみてください。

 

 

奥の院を越えると、海まで素晴らしい眺め!ずっと来たかった道の駅はもう目と鼻の先!いよいよテンションが上がる!

 

 

第二十七番 桜ノ庵」。庵の中は広めで休憩スペースもあるので、軽い休憩から一時的な野宿には使わせてもらうかも。こちらも、可能なら要確認。

 

 

で、入り口のみかんが気になった人も多いと思うんですが、僕も気になりました。

「はっさく」と「甘夏みかん」が売ってあって、4個セットで100円!安い!

どう考えても荷物になるんですが、ここで買わずしていつ買うか。ということでありがたくいただきました。これから当分の食料にしたいと思います。

 

 

すぐ近場にある「第二十六番札所 阿弥陀寺」。

この場所もまたユニークで、納経が完全セルフシステムとなっており、自分の納経帳に自分で御朱印を押すことができます!

 

 

慣れるまでは位置決めなどが意外に難しく、逆にお寺の方がどれだけ大変が理解するきっかけとなりました。ありがたいですね。

何回かやってると大変シュールな光景に思えるんですが、絶対四国遍路では体験できないことなので、ぜひやってみると面白いですよ。

 

 

阿弥陀寺では、少し傷んだザボンが提供されていました。

桜ノ庵でみかんを購入していたためにいただきませんでしたが、ありがたいお接待。

 

道の駅小豆島オリーブ公園を堪能!

 

阿弥陀寺を抜けて海沿いの道を歩いていると、いよいよ「道の駅の看板」が見えてきました。ついにこの日がやってきた・・・!

僕が小豆島に始めて訪れたのは、約3年前。わりと最近といえば最近ですが、それでも来訪者の増加など変化が見られます。

 

 

道の駅小豆島オリーブ公園に到着です!今日は日曜日というだけあって、非常に観光客が多い。

日本人はもちろん、海外からいらっしゃった方も多く、思わずニヤニヤしてしまいます。小豆島をキッカケに、何かしら日本の島の魅力に気づいてくれたらいいかなと。

海外で小豆島がどのような位置付けがされているのか知りませんが、芸術関連以外はまだまだローカルな場所ですからね。小豆島という場所を発見してもらえただけでも嬉しい。

 

 

道の駅といえばこれ。ギリシャ風車。

どうやら実写版の「魔女の宅急便」で小豆島が舞台として使われたようで、無料でほうきを使って写真撮影してシャアしよう!という試みが行われていました。小豆島の広報部は露出方法がうまいですね。

もはや、お遍路とは関係なくなってきた。

 

 

道の駅周辺にある「小豆島オリーブ園」。

お土産屋を中心に、専用のギャラリーなど見どころがたくさんあります。

 

 

その中でも、魅力的なのがレストランの「RestleA」。

オリジナルのひしお丼からオリーブ素麺まで現地特有の料理をいただくことができ、何よりテラス席がオシャレ!

 

 

明らかに小汚いお遍路さんが入るべき場所ではないような気がしますが、ずっと来たかったので勢いで入ってみました。以前は全くお金がなくて、このような場所で食事できなかったんですよね。

気温が高く暑かったので、「オリーブ素麺セット」を注文。天ぷらにオリーブオイルをかけて食べるといいそう。

素麺も美味しかったけれど、現地のお米を使ったおにぎりが非常に美味しい!これはぜひ、毎日でも食べたいところです。

 

小豆島遍路独自の「セルフ納経システム」の謎を追う

 

もっと道の駅を堪能したかったんですが、さすがに時間がなかったのでまだ今度訪れることにして、一旦お遍路を再開します。

ここから先は半島をグルっと回ることになるんですが、距離が長く途中で日が暮れると当日中に脱出できないので、さっさと進むことに。

しばらく道路を進んでいると、へんろ道の入り口があったので入っていきます。

 

 

未舗装路をのぼっていく。しかし後から、この道は旧遍路道でわざわざ通る必要がないことに気づいて、再び海沿いの道に戻ることに。

 

 

次の札所まで、道の駅から5km以上あるのでひたすら歩いていきます。

四国遍路では札所間の距離が最大70km以上もあって、なおかつ道中にまともなお店が一つもないので過酷なんですが、快適生活になれるとたった5kmでもしんどく思っちゃいますね。

 

 

一時間半ほど歩き続け、「第二十八番札所 薬師堂」に到着。

この時点で、すでに時刻は15時過ぎ。このまま進むと17時の納経に間に合わなくなるので、急ぎます!

 

 

といいつついきなり道を間違えたので、道なき道を強行突破。

 

 

次の札所は半島を途中で横断する形になるので、1.8kmほどの急坂をひたすら登っていきます。

 

 

この道を進んでいて、「四国のほうが距離は長いが、小豆島のほうが移動がしんどい」という人の気持ちがちょっとわかりました。

小豆島は地形的に狭い範囲に八十八ヶ所を収めていて、なおかつアップダウンが激しく山岳霊場も多いので、毎日急勾配を登ったり下ったりするんですよ。

四国でもそのようなルートはありますが、ハッキリと「今日はひたすら平坦道、明日はアップダウンの連続!」とメリハリがある分、移動が楽だったように思います。

 

小豆島はよほどゆっくり進まない限り、毎日登坂を繰り返すことになるので体力を消耗しやすいんですよね。

 

 

結局一時間ほどかけてへんろ道を抜け、「第二十九番札所 風穴庵」へと到着。

 

 

さすがにここまで登ってくると、景色も美しくなりますね。

最後の目的地まであと少しなので、なんとか力を振り絞って進みます。

 

 

半島を折り返して、街に向かって進んでいく。

 

 

第三十番札所 正法寺」に到着。17時を微妙に過ぎていたので、納経してもらえるか心配になりつつ向かいます。

 

 

納経所。周囲に人はおらず、呼んでも誰も出てこなかったので「間に合わなかったかな」と思っていたんですが・・・。

 

 

周囲を良く見ると、なんと直接自分で納経所入って御朱印するシステムになっていました。

納経をセルフシステムにする理由はなんとなくわかるんですが、まさか直接納経所に入ることになるとは・・・。小豆島の納経システム、なかなか面白いです。

 

 

時間も遅くなり、いよいよ日が暮れてきました。

もうすでに18時近くになっていて、納経所は閉まっているでしょうが通り道なので次の札所に寄っていきます。

 

 

第三十一番札所 誓願寺」。

この場所もどうやら納経はセルフシステムになっているようでしたが、残念ながら戸が閉まっていました。

もう1時間以上営業時間から過ぎているので、仕方ないですね。後日、納経に来ようと思います。

 

 

さらに街方向へと進んで、本日最後の「第三十四番札所 保寿寺庵」へと到着!

本当はもう少し先にある道の駅で野宿しようと思っていたんですが、たまたま周辺に商店があって食料調達できたので、庵で宿泊させてもらうことに。

大抵の場所は扉を開けると中に休憩スペースがあるので、地元の方に迷惑をかけない形であれば野宿が可能です。

 

結局、今日もなかなかの距離を歩いたので、さっさと寝ようと思います。明日は一日中雨が降るそうなので、停滞して有意義な時間を過ごすつもりです。

 

後日談ですが、今回野宿した庵は設置されている時計から30分おきに鳩の鳴き声が聞こえるという鬼畜システムだったため、まともに熟睡できませんでした。

他の庵なら大丈夫かもしれませんが、一応チェックしておくことをおすすめします。野宿させてもらえるだけでありがたいものですが、流石に30分に一回鳴かれるとキツイ。

 

本日の移動ルート

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