MTBのサスペンションを分解・オーバーホールしてみた!【SR SUNTOUR XCT 29】

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マウンテンバイクの一番の特徴は、路面の衝撃吸収をしてくれる「サスペンション」ですが、水が侵入した状態で放っておくと中が腐食し、いきなり事故に繋がるかもしれません。

そのため半年に一度は分解してオーバーホールしたほうがいいそうなんですが、分解の方法が複雑で専用の道具も必要になるし、とにかく面倒で大変なんですよ!

ネットで出回っている情報も少なかったんですが、ここは自分が人柱になって挑戦してみることにしました。気軽に始めた修理ですが、最終的には思わぬ方向に・・・。

サスペンションのモデルによって分解方法が異なるようですが、おおよそ似通っているそうなのでぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

 

ステムからサスペンションを抜き取る

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今回オーバーホールするのは、GIANT ROCK29erというマウンテンバイクのフロントサスです。

サスペンションには機械式のものと油圧式があって、後者のサスだと分解が複雑になるそうなので、ショップに預けたほうがよいそうですね。

今回紹介する自転車は4万円で買えるもので簡素な機械式になっているので、わりと簡単に分解出来ると思います。・・・たぶん。

 

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フロントサスペンション周辺の様子。もう4年ぐらい使っている自転車だし、自転車日本一周で10000km走ったのでかなりガタが来ています。

恐らく内部に雨水が侵入しているので、このまま放っておくと確実に腐食して折れてしまうはず。早め早めで直さないといけませんな。

 

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まずは、サスペンションを取り去るためにタイヤを外します。

 

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続いて、サスペンション本体に取り付けられている前輪ブレーキやサイクルメーターのケーブルも全て取り外しておきます。

これでサスペンションへの装備は全て外すことが出来たかな?

 

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次に、ステムからサスペンションを抜き去るために六角レンチでボルトを外します。

ボルトを外した際、高さ調整用のリングが勢いあまって周囲に飛び散ることがあるので注意。

サスペンションにはいくつかパーツが付いているので、ゆっくり外していきます。

 

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ステムのボルトを外すと、自重で落下してきた!注意しながら外します。

 

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サスペンションを外したあと。自転車が哀れもない姿に(笑)

復旧までしばらくこの状態で待っておいてもらいます。当分自転車には乗車できなさそうだ・・・。

 

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とりあえず、フロントサスペンションを抜き去ることに成功です。

「SR SUNTOUR XCT 29」という安物なので、鉄の塊と同じぐらい重いです。そりゃこんな重いものが付いて入れば、マウンテンそのものも重くなりますよね。

いっそのこと普通のフロントフォークに変えてもいいなぁとか思いつつも、早速分解作業に移りましょう。

 

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フロントサスペンションと一緒に写真左上のベアリングの塊みたいなものも取れるので、きちんと洗浄して置いておきます。

 

フロントサスペンションの分解作業

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さて・・・!いよいよ分解作業に入ります。ここからが一番大変。

一応事前に情報は調べてありましたが、同製品の分解方法は情報がなかったので他製品のものを参考にしながら分解します。

噂では、とりあえずサスペンションの上部にある「トップキャップ」と、下部にあるボルトを外すと内部のスプリングが取り出せるとかなんとか。

 

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とりあえず、目につく所で手前のサスペンションのショックを変更するパーツから外してみます。

 

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・・・あれ?また別のパーツが出てきて終わってしまいました。

しかもこのパーツがまた曲者で、通常のモンキーレンチやボックスレンチでは外れません。あまりにもサスペンション本体と距離が近すぎて、レンチが入っていかない・・・。

 

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そして反対側。本来なら専用のパーツを使えば外れるんですが、経年劣化でボロボロになっていたのでドライバーとペンチを駆使して無理やり除去しました。

 

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本来なら、こちらのフックレンチを駆使すればプラスチックのトップキャップは取れるはずだったんですよね。購入したのに無駄になってしまった。

このレンチにはサイズが色々あって、サスペンションには30〜32mmのものが適正みたいです。他のサイトでも、GIANTのMTBサスを同サイズのもので外していました。

サイズを可変させるタイプもあるので、そちらのほうが汎用性は高かったかも。

 

 

が、外したはいいけれど中は完全に空洞になっていて、何もありませんでした。

どうやら、完全に分解するにはさっきのボックスレンチで外れなかったパーツを外す必要があるらしいですね。

とはいえこればかりは手元の道具ではどうにもならないので、再び調べました。そして、専用のパーツを見つけちゃいましたよ。

 

 

なんとAmazonには在庫すらなかったんですが、奇跡的に楽天市場にはありました。とはいえこちらも取り寄せ品です。

「SR SUNTOUR」という5万以下ぐらいの廉価版MTBに取り付けられているサスを分解する、専用の部品みたいです。

ようやく見つけたよ・・・!ということで仕方なくポチリました。送料合わせると3千円近くなるんですが、自転車本体もせいぜい4万円ぐらいなので割高ですね。

 

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たかがボックスレンチなのに送料込みで3000円近い値段。高すぎw

 

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注文してからしばらくして、ようやく商品が届きました。

今回のモデルは「SR SUNTOUR」というサスペンション専用のボックスレンチで、27mmタイプがちょっとピッタリハマるようでした。

 

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試しに被せてみると・・・やった!これでピッタリハマったので、パーツを外すことができる!

ボックスレンチを使用する際に取り付ける「ラチェットハンドル」を組み合わせて、パーツ除去!ちなみにハンドルは本業が造園業の父親に借りました。こういう時に助かるわ〜。

そして、いよいよ中身が出てくるのだけど・・・少しグロいので閲覧注意!

 

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うえっ〜!!!!!きったねー!!!!!ウンコじゃねぇか!ウンコサスペンション!

なんだ、このウンコ色のスプリングはw 気持ち悪いし、パーツを外した瞬間に大量の黒い液体がドバドバ出てきてビビったw

下に新聞紙を敷いていなかった、部屋が大変なことになっていたことでしょう。

 

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とりあえずウンコを風呂に持って入ったものの、あまりの汚れ&油に逆に風呂が汚れそうなので、外に行って作業することに。

 

フロントサスペンションのメンテナンス

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リアサスペンションのパーツをほぼ全て分解し、メンテナンスしました!

安物サスなので、スプリングは片方にしか入っておらず大変簡素な構造です。ふとしたときに簡単に折れてしまわないのか、ちょっと心配になるレベルですよね。

全体的に劣化が激しく、こすったり削ったりしても汚れが落ちない箇所はあったけれど、最低限問題レベルにまではメンテナンス出来たと思います。

 

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特にサスペンションから出てきたスプリングは汚れが部品の一部と化してしまっていたので、かなり汚れが残っています。

とはいえ、当初に比べるとかなりウンコ成分も薄れたのではないでしょうか。

これをウンコのまま放っておくと、万が一の時に折れてしまうこともあるので、最低でも必ず2年に一度くらいはメンテナンスしたほうがいいでしょうね。今回もなかなかヤバイ状態だったので。

 

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全てのパーツを洗ったあとに陰干しし、感想したら各部にグリスアップをしていきます。

特にサスペンションのスプリングは重要なパーツなので、入念に。

 

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スプリングはそのままパーツとして差し込むのではなくて、柔らかいプラスチックみたいなパーツを3つ中に挿入して使うようでした。この辺の機構はよくわからん。

 

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最後に、分解した過程とは逆にパーツを組み上げていきます。ドキドキ・・・。

 

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無事、メンテナンス済みのサスペンションが組みあがりました!やったー!!!

ただし、分解途中にトップキャップを無理に破損させてしまったため、現在取り寄せ中です。なので、パーツが完璧に揃っているわけではないです。

 

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最後に、ステムにサスペンションを取り付けて無事にメンテナンス終了!

途中でパーツ取り寄せ等の作業を行ったので、1週間ぶりくらいにマウンテンバイクが組みあがりました。

ようやく自分の自転車に乗れる!嬉しい!ここまでメンテナンス出来れば、マウンテンバイクは安物ならサスペンションから駆動系まで全てのパーツを触れることになります。最強だな!

 

おわりに

というわけで、以上マウンテンバイクのサスペンション分解&メンテナンス過程の様子をお届けしました。

元々はスポーツ用の自転車、特に自分も乗っているマウンテンバイクを触れるようになりたいという想いから、タイヤから駆動系、そして今回はサスペンションまで全て分解し、メンテナンス出来るようになりました。

サスペンションは初心者ほど普段から触らないパーツだと思いますが、安物の場合なかに雨水が溜まってしまうと腐食していきなり折れるという大事故に繋がる可能性もあるので、ぜひチャレンジしたいところ。

 

分解用の道具さえ集めてしまえばそれほど難しいわけでもなかったので、ぜひチャレンジですよ。それでは!

 

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