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【野宿旅】四国歩き遍路の洗濯事情とノウハウを紹介していく。

歩き遍路の旅で困ることが多いのが「洗濯」の問題だと思います。僕は旅をしながら全て手洗濯で洗濯物を洗っています。

「出来るだけ予算を抑えて旅をしたい」という動機の方もいらっしゃるかと思いますが、その際悩むのが、「衣服の洗濯をコインランドリーで行うかどうか」という問題です。

コインランドリーを使うと手間なく洗濯できるけれど、毎回利用していると莫大なお金が必要になる。かといって手洗濯だと時間が掛かりそうだし、大変そう・・・と思う方も多いのでは?

今回は1年間の日本一周旅で編み出した「手洗濯&乾燥」の方法とノウハウについて、惜しげもなく公開していきます。この1年でおおよそのノウハウを編み出せたと自負しているので、参考にしてもらえると思いますよ。

 

歩き遍路中の洗濯は全て「手」で行う

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まず、僕は歩き遍路中の洗濯は全て手で行っています。

というか、これまで遍路以前に1年間自転車日本一周の旅に出ていたんですが、そこでも全て手洗濯で衣服を洗い続けてきました。

お金を使えるならばコインランドリーを利用するに越したことはありませんが、40日の遍路旅でも毎回コインランドリーを使用すると相当な金額になります。なので、今回も全て手洗濯です。

 

もちろん手洗濯の場合、完全に汚れを落とすことは難しいです。また洗濯する手間も当然ながら必要だし、大抵は目的地にたどり着いて疲れているタイミングで行います。

出来る限り余計な手間を掛けたくない人には不向きでしょうが、これがやりだすと案外楽しいものなんですよね。

予算を抑えながら楽しめるのなら一石二鳥だし、どうせ短期間の旅中しか行いませんので、一度経験してみるのもいいかなと僕は思います。

 

手洗濯をする際に必要な道具とは?

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先に手洗濯に必要な道具を紹介していきます。

今回の遍路旅で持ち運んでいる洗濯グッズは下記のものになります。

  • 洗濯ゴムひも
  • 100均クリップ(seria)
  • タワシ
  • 液体洗剤
  • 汚物入れ
  • S字フック
  • ウォーターボトル(プラティパス)

かなりコンパクトな装備ですが、これだけあれば十分洗濯をすることが可能です!

この道具の中には、出来るだけ手洗濯を簡単に済ませるために知恵を詰め込んであります。

重要な道具について、一つずつ必要性と性能について紹介していきます。

 

洗濯ゴムひも

 

まず洗濯ヒモ用のゴムひもから。

通常の洗濯ヒモは、速乾性・耐久性を重視しているために非常にかさばり、ハッキリ行ってあの大きさのものを持ち運ぶのは苦痛です。

かといってタコ糸のような細いヒモだと耐久性に欠け、水を吸水するので乾燥させないとどんどん汚れていってしまう。

そこで出来る限りコンパクトに収納でき、耐久性・速乾性に優れる製品を探し続けた結果、下記の製品に落ち着きました。

 

 

ただのゴムひもですが、適度な長さと耐久性で旅に使う程度の衣服なら問題なく乾燥でき、なおかつかなりコンパクトに収納することができる。気に入っています。

 

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また通常の状態だと一々ゴムひもを結んでどこかに括りつけないといけないため、両サイドにS字フックを取り付けてあります。

こうすることによってあらゆる場所にかけることができ、どんな場所でも乾燥させられるようになります。S字フックが引っ掛けられるor携帯ストラップのように結び付けられる場所であれば、どこでもOKです。

 

洗濯バサミ(クリップ)

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洗濯バサミは通常のタイプではなく、100均のセリアで販売されている小型のクリップを使用しています。

一見挟みこむ力が弱いように見えますが、小さいのでかえって強力に挟んでくれます。突風が吹いても飛ばされません。

通常の洗濯バサミだと大きすぎ、こちらも収納スペースに困ったためこの製品を選びました。これは僕のアイデアではなく、はぴらき合理化幻想というブログ記事を参考にさせていただいて購入したものです。

 

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クリップは、使用しないときはザックに直接取り付けています。

洗濯バサミと違ってあからさまに用途がわかるわけでもないし、むしろカラフルでオシャレですよね。

ザックに直接洗濯物を取り付けて移動しながら乾燥させることがあるため、この状態で持ち運んでいます。

 

洗剤

 

洗剤については、市販のものを小さいペットボトルに入れて持ち運んでいます。

こちらは液体ではなく粉のほうがよりコンパクトに持ち運べると思います。また洗濯場所が公園等の場所に限られてしまうんですが、その際に一般的な洗剤を垂れ流すのはマズイので、本当なら環境によいオーガニックのものを使用したいところ・・・。

少々高いですが、環境汚染するよりはマシですよね。

 

その他の洗濯道具について

他の製品について軽く解説しておくと、タワシは食器を洗うための道具ですが、洗濯物で汚れた箇所を軽くこする際にも利用しています。

ウォータボトルは飲水用ですが、洗濯にも使えるかもしれません。汚物入れは使用済みの洗濯物を入れるためのもの。

最後のS字フックはクリップでは数が足りないときがあるので、補う役割で持ち運んでいます。

 

旅先での手洗濯に関するノウハウ

手洗濯の方法ってどうやるの?

洗濯の方法としては、まずスーパーのビニール袋か何かに水を貯め、洗濯物をぶち込みます。何度か押し洗いをすると、それだけで水が濁ってくるので交換する、というプロセスを3回ほど繰り返します。

汚れが出にくくなったら、洗剤を本来必要な量より少なめに投入し、再び餅を捏ねるような要領で押し洗いします。必ず水が濁ってくるので、その状態で30分漬け置きして再び水ですすぎ、完全に洗剤を落とします。

洗剤を少なめに入れるのは、手洗濯で洗剤をつけすぎると落とすのが大変になり、残った洗剤から悪臭が発生するのを防ぐためです。洗剤の必要量については各製品のパッケージに書いてあるので参考にしてください。

 

水のすすぎを行う際は最初はまとめてすすぎ、最後に一枚一枚丁寧に洗っていくと洗剤を落とすことが出来ます。

脱水するためには力を入れて絞るしかないので、出来るだけ水分を落としておき洗濯ひもにかけていきます。

洗濯物を椅子等に直置きするとまず乾かないので、最低限ひもを用意して空気にさらしておくことがポイントです。

 

洗濯物ってちゃんと乾かせるの?

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日本一周中は問題なかったんですが、遍路は納経の時間が限られているのでちゃんと乾かすのは難しいです。

僕は少量の洗濯物ならザックに直接洗濯バサミで止めて、乾燥させながら歩きます。そうでなければ、別途時間を取って日中に太陽光に晒します。

およそ2時間も置いておけば間違いなく乾くので、その方法で問題ないかなと。その分時間を犠牲にしてしまうことになるので、早く移動したくない方には手洗濯は向いてないでしょうね。

早く洗濯物を乾燥させるために、速乾タイプの衣服を揃えることもポイントです。

 

どこで洗濯すればいいの?

基本的には、公園やキャンプ場の水道で洗濯作業をすることになります。

公園の場合は暗黙の了解なことが多いので、出来るだけ水を使わずこっそりやったほうがいいです。キャンプ場なら特別問題なく洗うことが出来ます。

正直、堂々と洗濯出来る場所はまずないので、そこが唯一困る点です。それなりに場所を選ぶため、常に「どこで洗濯をしようか」を考えながら歩く必要があります。

大抵どこにも公園ぐらいはありますし、夜間で人が来ないタイミングならあまり問題ないと思っていますが、「グレーゾーン」だということを意識しながら作業をすることをオススメします。

 

おわりに

というわけで、以上歩き遍路中の洗濯方法・ノウハウ・オススメ道具について紹介してみました。

全てぶっ通しでコインランドリーを利用すると本当に莫大なお金が必要になるので、可能な限り手洗濯を組み合わせながら作業をしたいものです。また手洗濯を続いていくと、主婦的なTipsを盛り込みたくなってドンドン楽しくなるので個人的にもオススメです。

ぜひこれらの情報を参考にして、快適な旅をしてくださいね。それでは!

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