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四国歩き遍路に最適な寝袋・テントの選び方とおすすめ製品【野宿道具】

四国歩き遍路の最大の醍醐味は「自然を感じつつ、自分の足で88箇所をまわる」ということ。

予算を極力減らすためにも、寝袋やテントを持ちながら野宿前提で旅をすると、普段の生活では絶対に感じられない楽しさを味わえますよ!

寝袋・テントはバックパックや靴に比べると気軽に選べますが、疲労の回復に重要な「睡眠の快適性」に関わってくるので、ある程度いい製品を買っておきたいところ。

今回は、予算別に「この寝袋・テントなら快適に使える」という製品をまとめてみました!ぜひ、購入の参考にしていただければ幸いです。

 

遍路に最適な寝袋の選び方とおすすめ製品

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まずは、野宿旅には絶対に欠かせない寝袋から説明していきます。テントは必ずしも必要ではありませんが、寝袋はどんなシチュエーションでも絶対必要。

寝袋の一番の役割は、「就寝時に体の熱を保つこと」です。夏場でも意外に夜は冷え込むし、お寺の位置の都合上、山の上で野宿せざるを得ないこともあるので持っておきましょう!

それぞれ季節ごとに「オールシーズンタイプ」と「厳冬期用」の寝袋があるんですが、春〜秋の季節に遍路旅をする場合は前者の軽量・コンパクトなものを選べば大丈夫。

 

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寝袋にはタイプごとに「最低使用温度」が設定されているので、自分が旅をする季節に合わせて購入しましょう。

これから旅をする人のなかには「寝袋単体で旅ってできるの?テントがないと寒いし危険じゃないの!?」と疑問を持つ人もいるでしょうが、冬場以外なら特に問題なし!僕も寝袋のみで歩き遍路をしました。

ただ、どうしてもある程度かさばってしまうので、ただでさえ重いバックパックがさらに巨大化します。

 

もちろん価格帯によって重量は変わってきますが、高級アウトドアブランドの寝袋を使用すればかなり荷物の減量化を行うことが可能です。

例えばmont-bellの高級寝袋「ダウンハガー」を使用すれば、最低使用温度が4℃までのもので450gしかないので、ほぼ荷物になりません!

歩き遍路では、全行程の1200kmを2ヶ月弱で達成しようとすると、毎日30km近く歩くことになります。これだけでもどれほど荷物の軽量化、そして毎日の睡眠が大事か感じていただけるはず・・・。

MEMO
四国エリア、特に高知は全国でも降雨量が1位であり、梅雨時期でなくても頻繁に雨に見舞われます。そのため1200kmのコースで毎日30km歩いても、単純計算で1ヶ月半で達成できると思ってはいけません。もちろん、雨の日も毎日欠かさず歩く・・・という場合は別です。

 

寝袋のおすすめ製品

早速、お遍路におすすめの寝袋を紹介していきます!見るべきポイントは、すでに紹介したとおり「寝袋のタイプ」と「最低使用温度」です。

とはいえ、よほど寒い季節でない限りは4℃とか5℃まで対応の寝袋があれば十分!それでも寒ければ、後述する「インナーシュラフ」を使用しましょう。

 

コールマン コルネット L5

 

寝袋の中でも全体的に安価な価格で販売されている、コールマンのテント。

後ほど解説する「mont-bell寝袋」と同じ耐久温度ですが、こちらは収納時の大きさが18cm×35cm、重量は1.1kgと非常にかさばります。ただし、もちろん寝袋としてはちゃんと使えます。

歩き遍路の旅ではバックパックの重量が何よりのポイントとなるので、積極的にオススメはしませんが、7千円程度で買える寝袋としてはアリだと思います。予算に制限がある方はどうぞ。

 

イスカ(ISUKA) エア130X

 

mont-bell同様、国産メーカーのイスカ。こちらの寝袋は最低使用温度が8℃と少し冷えると使いづらくなりますが、なんと重量は300gしかありません!

収納時サイズも直径10×20cmと非常にコンパクトに持ち運ぶことが可能。

寝袋単体なら4月後半〜10月前半がギリギリ使用可能範囲だと思いますが、テントやインナーシュラフと組み合わせればもう少し伸びそう。

できる限り荷物を軽量・コンパクトにしたい方には一番おすすめの寝袋です!お値段的には、2万円も出せばお釣りが返ってくる程度です。

 

mont-bell ダウンハガー #5

 

寝袋といえば、有名アウトドアブランドであるmont-bellが真っ先に思い浮かぶほど信頼性が高く、冬山登山から四国遍路までみんな使っています。

今回のダウンハガー#5は最低使用温度が4℃なので、寝袋単体でも4月前半から11月まで幅広いシーズンに使うことができ、重量450g・収納サイズ12cm×24cmと非常にコンパクト。

これを一つ持っておけば、他の旅でも登山でもオールラウンドに使うことができるので、アウトドアアクティビティを楽しみたいならmont-bell一択ですね!お値段は少々高く、2万円程度で購入できます。

 

寝袋と同時に「マット」が必須

 

野宿をする際、寝袋ともに絶対欠かせないのが「銀マット」です。

寝袋単体では体の周辺は暖かくなりますが、地面からの冷気を避けることができません。厳冬期用の寝袋ならともかく、オールラウンドタイプは生地が薄いのですぐに体が冷えるし、傷や破れの原因にもなります。

そんなときに銀マットを持っておけば、地面の冷気を遮断し傷を避け、かなり快適に寝ることができます!クッションとしての効果もあるので、睡眠の質も向上します。

 

 

銀マットには色々な種類があるんですが、自分も1年以上ほぼ毎日使ってきた「THERMAREST」のマットをオススメしておきます。

他製品は大体途中で破損することが多いんですが、ところどころに傷や破れ・ヘタレなどはあるものの、耐久性が高すぎるおかげで日本一周旅自体から毎日使っても未だに使用できています。

一度買ってしまえば、他のアウトドアシーンでも大活躍するのでぜひどうぞ。

 

急な気温の低下に役立つシュラフカバー

 

遍路旅をするなら、特に寝袋単体で旅をするなら「インナーシュラフ」は持っておきたいところ。

本来、この製品は寝袋と身体の接触を断って汚れを防ぐものなんですが、インナーシュラフを使用することにより寝袋内の対応温度を調節できます。簡易的な防寒具になるんですね!

また、夏場に暑すぎて寝袋が使えない時には「インナーシュラフ」が寝袋代わりになります!寝袋なしだと蚊や不審者の餌食になってしまうので、最低限持っておきたいです。

 

遍路に最適なテントの選び方とおすすめ製品

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続いて、歩き遍路に最適なテントの紹介をしていきます。寝袋と違い、必ずしもテントを持ち運ぶ必要性はありません。

しかし、寝袋単体で旅をしてみた感想としては「テントを持ち歩いたほうが、確実に旅の快適性や野宿可能場所がグッと広がるな」と思いました。

テントがあれば、蚊やゴキブリ等の虫の襲撃を確実に避けることができますし、簡易的にでも個室が出来るので落ち着いて野宿が出来ます。

雨も防げるし、野宿初心者ほどテントを用意しておいたほうがいいでしょう。

 

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テントの選び方は、寝袋と違って最低使用温度という指標はないので、最低限耐久性・撥水性のあるものであればOK。

基本的に予算が上がれば上がるほどテント自体の性能や軽量・コンパクト性能が向上していくので、より軽量にしたければ高いテントを購入しておくといいでしょう。

少なくとも1万円以上のものを購入しておけば、「防水・耐久性・居心地・軽量コンパクト性能」ともに満足できます。

最軽量クラス(1.2〜1.4kg)を購入するには4万円程度必要ですが、ここでは必ずしも必要ではありません。もちろん、めちゃめちゃ快適ですけどね!

 

テントのおすすめ製品

テントは、モデルによって素早く展開可能なもの・居住性が高いもの、できるだけ軽量・コンパクトを実現したものなど様々な製品が用意されています。

遍路だけの用途なら、可能な限り軽量性を実現したものがいいですね!寝袋とテントを持ち運ぶとなると、最低でも2kg程度荷物が増えることになるので。

 

NatureHike1人用ワンタッチテント

 

1万円以下で購入できるテントの中では、このモデル一択かなぁと思える製品。

最低限の耐久性・居住性ではありますが、ペグ・ロープ抜きで1.3kgを実現する最軽量クラスのテントで、バックパックに入れてもそれほど負担になりません!

収納サイズが「400x150x150mm」なので少し大きめですが、テントを持ち運ぶならどちらにしろ60リットルクラスのバックパックが必要なので、収納自体は可能。

予算が限られている方はこちらのモデルをどうぞ。

 

THE NORTH FACE ストームブレーク1型

 

リーズナブルな製品を多数販売している、有名アウトドアブランド「ノースフェイス」のテント。

2万円以下の価格でそこそこの耐久性・居住性と最軽量クラスの1.4kgという重量を実現しており、ショップの評価も高いのでオススメできます。

こちらも収納サイズが「56cm×15cm」と少々大きめですが、バックパックの下部にくくり付けておけばOK。テントを買うなら、できれば最低限このクラスを買いたいですね。

 

mont-bell ステラリッジテント 1型

mont-bellのハイグレード仕様のテントで、雪山登山に耐える防水・耐久性を誇りながら1.2kgという超軽量を実現した最強のモデル。

自分はこちらのモデルを所持していますが、細かい部分も徹底的に作りこまれていて、1分〜3分でテント設営することも可能。以前所有していた1万円台のテントは、設計が雑で10分程度も必要でした。

ただし、お値段も4万円程度必要になるので、お遍路だけに購入するのはさすがにもったいない。

国内・国外の登山やツーリングに使われているぐらいなので、今後も積極的にアウトドアアクティビティを楽しみたい人には強くおすすめできます。

 

 icon-caret-square-o-right ソロキャンプには「モンベル ステラリッジテント 1型」が最強でおすすめ。

 

おわりに

というわけで、以上「歩き遍路に最適な寝袋・テントの選び方とおすすめ製品」について解説してみました。

冒頭で紹介したとおり、バックパックや靴に比べると柔軟に選ぶことが出来ますが、野宿道具は毎日の疲労回復に直結してくるので出来る限り自分や環境にマッチした製品を選びたいところです。

ぜひぜひ、自分にあった道具を購入して快適な野宿生活を送ってください。それでは!

 

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