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【保存版】59日間におよぶ四国歩き遍路に使った総費用・予算をまとめてみました!

 

歩き遍路の旅は、良く「贅沢遍路の旅」と言われます。毎日宿に泊まって美味しいものを食べていると、1日1万円以上かかってしまうからです。

僕は2016年5月13日から7月11日までの計59日間、四国逆打ち歩き遍路の旅に出ていたわけですが、基本野宿・自炊で旅を進めていたためにかなり予算を抑える事ができました!

これからお遍路をされる方は「歩き遍路ってどの程度予算が必要なの?」と気になるところだと思いますので、使った費用などを細かくまとめて発表してみたいと思います。

今後、旅をしようと思っている方の参考に少しでもなれば幸いです。それでは行ってみましょー!

 

遍路旅の方法・基本状況など

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まず予算を発表する前に、自分が行った遍路旅の方法や基本状況などを発表します。これらで大きく必要な予算が変わってしまうためです。

全ての行程を徒歩で進み、59日間かけてあちこち寄り道しながら八十八箇所全てのお寺を周り、納経もしてもらってました!

基本的に毎日寝袋で野宿をし、積極的に自炊をして節約していました。といっても「徹底的に節約する!」といった感じではなく、食べたいものは出来るだけ食べ、時々観光もしてましたね。

 

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また四国遍路は「お接待」の文化が根付いているのと、自分が20歳で遍路の中では貴重な若者ということもあって、あちこちでお世話になってしまいました^^;

結果的に美味しい食事やお酒を飲み食いすることも多かったんですが、各地で奢って頂くことも多かったですね。

お接待の文化として、快適に寝られる「遍路小屋」の設置や食事を接待してもらえるケースも多いので、満足した旅でありながら予算を抑えることが出来ました。ありがたい限りですね。

 

お遍路出発前に必要になった予算:37,915円

最初に、お遍路の出発前に必要になった予算から発表します。合計で37,915円でした!

主な内訳としては、

  • 旅グッズ代
  • 遍路装備代

ですね。旅グッズ代に関しては遍路の前に行っていた日本一周の旅でおおよそ揃えていたので、予算を低く抑えることが出来ました。

 

旅グッズ代:31,965円

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四国遍路の旅では毎日30km以上歩くことになるため、道具を持ち運ぶ「バックパック」と、重要な足となる「靴」に大きな予算を割り振る必要があります。

元々安いものしか持ってなかったので、思い切ってバックパックに2万5千円、靴に5千円をかけていい製品を購入したので、出費が膨らみました。

といってもその他の寝袋や自炊道具は元々持っていたものを流用しただけだったので、この費用に抑えることが出来ました。最初から全て準備するならもっと予算が必要です!

 

 icon-caret-square-o-right 歩き遍路に使用する全装備品・道具を紹介します。

 

遍路装備代:5950円

 

四国遍路の旅では、専用の金剛杖や白衣、菅笠などの装備が必要になります。

他にも、納経帳・経本・納め札・線香やろうそくなどの道具を揃えるとかなりの値段になります。自分の場合は白衣・納経帳・経本・納め札・線香とろうそくだけ購入し、金剛杖は道端の竹で代用、菅笠はなしにしたので安く収めることが出来ました。

本格的に全て揃えると2万〜3万は必要になるので、あらかじめ予算を用意しておく必要がありますね。

 

歩き遍路期間中にかかった予算:86,445円

続いて、歩き遍路中にかかった予算を発表します。合計で86,445円となりました!

項目としては、

  • 追加遍路・旅グッズ代
  • 納経代
  • 食費・カフェ代
  • 交通費(高速バス・電車)
  • 美容費(洗濯・銭湯・グッズ)
  • その他

となりました。こちらも一つずつ項目ごとに解説していきます。

 

追加遍路・旅グッズ代:6,844円

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追加で遍路道具・旅グッズが必要になったので、購入しました。

具体的には、遍路道具は線香やロウソク、旅グッズは折りたたみ傘やサンダル、靴のソールなどです。消耗品が多いですね!

道具は途中で破損することもあるので、その場合は適宜スポーツショップや100均等で購入していました。

 

納経代:26,400円

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遍路をしながらお寺で納経して貰う場合、1回300円なので88箇所全て回ったとして、必ず26,400円の費用が別途必要になります!高いですね!

節約したいという場合でも思った以上に予算が必要になりますし、現金で支払う必要があるため財布の残金を常に気にする必要があります。お寺に行ったが現金がない・・・という状況は避けたいですね〜。

またお賽銭にも毎回お金が必要になりますが、今回は別途用意していたため計上していません。お寺の鐘付き&本堂・大師堂への賽銭で合計3回、88箇所で264枚の硬貨が必要になります。

 

食費・カフェ代:35,496円

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合計59日間の旅だったので、1日換算で600円程度に抑えることが出来ました!

前回の日本一周の旅では、徹底的に節約するために1日300円の予算で動いていたんですが、お遍路のほうが短期間で予算に余裕があったのと、今後贅沢旅にシフトしていきたいため出来るだけ美味しいものを食べるよう努めました。

今回は充電場所に困ることが多く、積極的にコンセント付きのカフェを利用することが多かったので、それだけで1万円近く出費がありました。充電しないのならもっと予算を抑えることが出来ます。

 

交通費(高速バス・電車):8,620円

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地元から1番札所・88番札所へと行き帰りするための高速バス・電車代がかさみ、1万円程度出費がありました。

他にも、雨が連続するときに停滞しようと充電可能場所へ電車移動したこともあったので(すでに訪れた地域への電車移動)さらに追加で1千円程度必要になっています。

といっても基本的には全て歩き移動なので、交通費はほとんど必要ありません。歩きだと滞在期間が長くなる分、食費に気をつけたほうがいいかと。

 

美容費(洗濯・銭湯・グッズ):5,034円

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旅先での洗濯や、温泉・銭湯に入浴するための費用です。

旅の後半では梅雨の時期に突入してしまって洗濯が出来なくなったので、2回だけコインランドリーを利用しました。が、普段は手洗濯で行うため洗剤分だけ費用が必要になりました。

また温泉・銭湯は極力利用せず、臭い体で移動しながら無料・安価で利用出来るシャワーを駆使してなんとか凌いでいたので、かなり予算を抑えることが出来ました。意外と1週間に1回程度でも大丈夫ですが、積極的にお店には入れませんね。(笑)

温泉・銭湯に積極的に入り、毎回コインランドリーを利用するなら3万円程度の予算が必要になりそうです。

 

その他:4,051円

これらの項目の他にも、一度だけ利用したネットカフェ代、ガスコンロで使用するガス代や人の家にお世話になったときのお例代として5千円程度必要になりました。

といっても普段から野宿メインのため宿泊代は1,500円で済んでいますし、ガスコンロも3本だけ必要になったので安く抑える事が出来ました。

積極的にお湯を沸かしたり自炊していたんですが、意外とガスの持ちが良かったので助かりましたね。

 

遍路予算の総額は?

というわけで、遍路前の準備費用として旅グッズ代・遍路装備代の37,915円と、遍路中の予算として追加グッズ代・食費・美容費・交通費・納経代として86,445円が必要になりました。

 

合計の歩き遍路予算総額は124,360円でした!!!

 

まとめ

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というわけで、以上歩き遍路にかかった合計予算をまとめて項目ごとに発表してみました。

冒頭でも紹介した通り、「歩き遍路は贅沢遍路」と呼ばれ1日1万円〜2万円程度の予算が必要とされてきました。

僕自身も「野宿・自炊メインにすればそれほど必要ないだろ」と思っていたんですが、事前の準備として遍路装備や旅グッズ、そして遍路中の食費や交通費等を含めても10万超で抑えることができました。

 

遍路中だけで10万円以上予算が必要になると思っていましたし、途中まで自分が想定していた以上に食費面で豪遊していたため、最悪途中で予算が尽きてしまうかな?とも思っていたんですが、幸いギリギリ帰宅することが出来てよかった。(笑)

もちろん宿・宿坊をメインにすると予算が跳ね上がりますし、食費を一般的に見ればかなり質素なので、旅先で美味しいものを連日食べたいなら相当な予算になります。

必要な費用は人それぞれですが、節約しようと思えばこの水準でお遍路をすることができるので、「予算はないけど歩き遍路をしたい!」という方に参考にしていただければ非常に嬉しいです。

 

歩き遍路について質問があれば、ぜひTwitterFacebook辺りでご連絡してもらえればと思います。実際に旅をしたものとして、可能な限りお答えします!

それでは!

 

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