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人生に疲れたら、一人旅に出よう。

 

どうも、一人旅で人生が変わったよねすけ(@yonesukez)です。

進学・就職・結婚など形式的な「儀式」が多い現代では、一般的なレールに合わない人はどうしても疲れてしまいがちだし、他の選択肢が見えず疲弊してしまう人が多いです。

「こんな人生なんて嫌だ!」と思っても、周囲の目を気にして何もできないケースも多いです。特に就職はデリケートな問題ですが、周囲に昭和的価値観の人が多いと「大企業に就職できない=死」と捉えている人もいるでしょう。

しかし!どれだけ人生を変えたいと思っていても、ハッキリ言って自分のコンフォートゾーン(安全地帯)を破らなければ、何をしても変わりやしない!と申しておきます。

そこで、「もう疲れた・・・人生をやり直したい」という人に、思い切って一人旅に出発することをおすすめしたい。思い切って自分の殻をぶち破ることで、実際に人生が変わるケースもあります。自分もその一人。

この記事では、人生に疲弊した人に対して一人旅をおすすめする理由と、実際の体験談についてお話します。ぜひ、今後の参考にしてもらえると嬉しいです。

 

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なぜ一人旅をおすすめするのか?

コンフォートゾーンを抜け出し殻をぶち破る

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人はそれぞれ、自分の過ごす環境でだいたいの習慣や考え方が決まります。旅が好きだという人同士で絡んでいれば、嫌でも旅に対して関心が高まります。逆も然り。

様々な集団に属していれば、それだけ様々な思考を得ることができます。が、逆に会社と自宅・学校と自宅の往復だと、新たな考え方を得られず思考が偏ってしまいます。

「意識高く、積極的に異業種交流会に出かけるべき!」などとは言いません。別に人との出会いが全てにおいて素晴らしいわけではないです。

 

ただ、「自分でも気づかないうちに思考が偏り、かつ固まる」という事実には気づいてください。

 

長年同じ場所で過ごしていると、段々と環境に慣れて同じ場所にいるのが心地よくなります。その場が不快であっても、自分の生命を脅かすレベルでなければ慣れてしまう。いわゆる「ゆでガエル現象」です。

何年も過ごすうち、次第に心が荒んでいっているのに自分では気付けません。段々とストレスが溜まってゆき、最終的には爆発してしまう・・・。

もし人生を変えたいのであれば、自分の殻を破りたいのであれば、自分の「コンフォートゾーン(安全地帯)」を抜け出さないと何も変わらない!

 

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なぜ、一人旅をおすすめするのか?単純に、人は新しいことをするとストレス負荷がかかって自分で対処法を考えざるを得なくなり、「自分の殻を破る=コンフォートゾーンを抜け出す」結果に繋がるからです。

一人で知らない土地に乗り込むと、知らないことばかりで不安に陥ります。友人と一緒でないと簡単に相談できないし、必然的に新しい挑戦をせざるを得なくなります。

難しく感じるかもしれませんが、昔のことを振り返ってみてください。最初は皆まともに歩けない状態で立ち上がり、言葉を話し、常に新しい挑戦をしてきたわけです。それがコンフォートゾーンを抜け出すということ。

 

どれだけ環境が充実していても、同じ場所にいると次第に閉鎖感が漂い始めます。いわゆるマンネリ化というやつですね。

自分は「あ、今の自分は殻に閉じこもっているな」と感じたら、積極的にコンフォートゾーンを抜け出すようにしています!

人生を楽しむコツはわかりませんが、赤ん坊の頃から殻を破り、新しい体験を通して「できた」という根源的な喜びを得てきたことを考えると、常にコンフォートゾーンをぶち破るのが秘訣の一つなのかなと。

 

新しい出会いを積極的に生み出せる

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何もかも便利になったこの時代には、仕事・趣味の内容によってはほぼ人との交流をシャットアウトして生活することもできます。

人と直接会わなくとも、衣食住に必要なものをほとんど得ることが可能な現代。何を隠そう、自分も人との交流は苦手なんですが、ふと孤独や閉鎖感を感じたらすぐに旅に出ます。

日常では99.9%起きることのない奇跡的な出会いも、旅先で積極的に行動していれば日常茶飯事!それも一人旅ともなれば、生きていくためにコミュニケーションせざるを得ません。

 

だから、普段人と交流せず引きこもっているが、孤独感を感じている人ほど一人旅をおすすめしたい!自分が意図していないような人と巡り合わせることもしょっちゅうあって面白いです。

 

バイタリティ溢れる友人を見ていると、なんだかんだ生活の変化というのは人とのつながりを起点にして進んでいくことが多いなぁと思います。

自分の存在って他者と比較して初めて認識できるものですが、逆にいうと人とのつながりがなければ自分のことすら認識できません。ようは「自分」というものが存在しなくなる。

「自分探し」という言葉がありますが、旅先で様々な人と出会うことで相対化し、自分の好きなもの・嫌いなものを理解して初めて夢へと進めるのだとしたら、悪くないと思いますね。

 

もちろん、常に必要はありませんけどねw 充実した生活を送るためには、やはり様々な人と会うのも一つの方法です。

 

一人旅でとある人間の人生が変わった話

自分を見失うことで、初めてやりたいことがわかった

 

なぜ、人生に疲弊した人に対して一人旅をおすすめするのか?それは実際に自分の体験があって、一人旅へ出発することで人生が変わったと思っているからです。

これまで旅が好きで、小学生の頃から新しい土地を目指して失踪事件を起こす・・・ようなことがあったんですが、ふと「日本一周の旅」をひらめいて、2015年4月に自転車日本一周旅行に出発しました。

一般的な旅行と違って衣食住の大半を自分でまかない、かつ移動は全て人力の旅だったため、最初はカルチャーショックの連続でした。水は公園の水道、洗濯は全て深夜に手洗い、住居はテントという生活だったので。

 

最初こそ初めての経験ばかりで、とてもじゃないが日々を生きていくのに必死でした。

「好きなことをしていると時間の流れが早く感じる」と言いますが、今回に関しては未経験の出来事ばかりで、情報量が多すぎて「好きなことをやっているのに時間が遅く感じる」という現象に見舞われました。(笑)

ただそんな旅も、半年ほど続けているとマンネリ化してきます。旅に慣れて自分の周囲を見渡したとき、衣食住はおろかこれまで誇りに思ってきた自身の役割を全て失っていることに気づいてしまったんですよね。

 

「これまで様々な活動をしてきて、”やりたいことも実現してきたこともたくさんある、自分は無敵だ!”と根拠もなく思ってきたけど、よく考えたら最初から”自分”などと言うものはなかったのでは?」

 

何者でもない自分に気づいてから、「この旅が終わったら、日本一周という大義名分すら失われてしまう。そうなったら、自分は終わりだ」と気づいた瞬間に鳥肌が立って動けなくなりました。

ただ、マンネリ化した状態で旅を続ける理由もないし、今後どうやって生きていけばいいかすらわからない。転落するまでそう時間はかかりませんでした。

逃げ帰るようにして自宅へと戻り、今後の旅のプランを考えつつも無気力状態で過ごすハメに。これまで「自分は何者でもない」ことに気づいてはいたんだろうけど、見てみないフリをしてたんですよね。

 

一人旅だと現状の自分について考えざるを得ないし、自分の考え方一つでどこへ行くか、そもそも移動するのかすら決まってしまうので、自分と向き合わざるを得なくなるんです。

 

前に進むためには、徹底的に自分と向き合わざるを得ない

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その後は自宅でしばらく過ごしてから、興味半分、義務的な理由半分で「四国歩き遍路旅行」に出発しました。合計1200kmもの距離を15kgのバックパックを抱え、毎日30km以上移動するという過酷な旅です。

四国は田舎街が多く、自転車と違って移動速度も遅く5月〜7月の二ヶ月で旅に出発したため、梅雨&猛暑の影響で日本一周以上に過酷でした。

雨が降って靴が濡れると、なかなか乾かない!そのまま放置して歩くと次第に悪臭が漂ってきます。最低限の荷物しか持ってきていないし、お金もなかったので状況を改善することすらできない。

 

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悪臭を漂わせながら、「ごめんなさい・・・」と思いながらスーパーでコソコソと買い物をする。カフェなど入ろうものならお姉さんから凄まじい形相で睨まれる。惨めったらありゃしません。

極力荷物を減らすためにテントを持ってきていなかったので、野宿する際は寝袋のみで寝ていました。5月を過ぎると、次第に蚊が発生して寝られなくなります。

まともな寝床がない状態で、蚊に何十箇所も刺されながら時には逃げるようにしてユニバーサルトイレ(障がい者用トイレ)に逃げ込み、一夜を過ごすこともありました。

 

道の駅では数十匹のゴキブリがガサガサ通過する中で寝袋だけで睡眠し、毎日食パンにマヨネーズをぶっかけてむさぼり、雨続きで生乾きの衣服・靴を着用しながら何十kmも歩く。

ぶっちゃけ、人生でこれほど惨めな思いをしたことはありませんでした。

 

しかし!決して不幸な旅・・・というわけではありませんでした。

四国のお遍路は毎日30km近く進まないと旅が長引きます。とにかく疲れるのと、寝袋だけで寝るので太陽が出ると同時に強制的に起床できるんです!

毎日4時〜5時の間に起床し、日の出を見ながらコーヒーを沸かして飲んでいました。人間、どれだけ思い悩んでいても生活習慣がよければ前向きにならざるを得ません。

何より、毎日長距離を歩くためには強固な意思が必要です。「なぜ、自分は毎日30km以上歩いているのか?」「今後どのように生きていきたいのか?」を毎日、歩きながら一人でブツブツ呟いてました。(笑)

 

こんな惨めな状態でも、毎日自分と向き合っていると次第にやりたいことが浮かぶものです。そのとき思いついたやりたいことを全てメモに残し、どうすれば実現できるかをスマホ片手に調べまくってました。

最終的に、「一時的に離れていた釣りを再開して、もっと極めたい!」「ブログを書くことで収入を得て、あらゆる場所を旅したい!」という二大目標が生まれる結果に。

お遍路を終えたあとは、これまでの無気力さを取り戻すように片っ端からやりたいことを実現し、途中紆余曲折あったものの事前に設けてあった期日までに目標を達成!最終的には、目標を大きく上回る結果に。

 

「私はなんにでもなれるし、どこにでも行ける」という真実

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毎日ひとりぼっちで30km以上歩いて、ようやく「何者でもなかろうが、行動さえすればなんにでもなれるし、どこにでも行ける」という真実に気づくことができました。

ネット環境や国内・海外への移動が安価に実現できる現代において、日本国籍があればどんな環境で過ごしていてもあらゆることを実現できます。もちろん、自分から行動すればの話ですが。

この真実に気づくのに随分と時間が掛かってしまいました。多少時間・お金は必要でも、やりたいことをいくらでも実現できる。

 

今回の経験から言えるのは、「とりあえず人生に疲れたら一人旅に出発したらいいよ」ということ、仮に難しいことで実現不可能そうに見えても、「とりあえずやってみればOK」だということ。

毎日一人で行動するうちに否が応でも自分と向き合わざるを得なくなり、仮面の下に隠れていた本当に気持ちに気づくことができます。旅・・・というよりは、一種の修行かもしれません。(笑)

目の前の環境が地獄に見えても、一歩抜け出せば全く異なる価値観の人たちがいて、一人旅はそれらの集団・国を自由自在に行き来できる。自分の足枷さえ外せれば、いくらでも自由に行動できます。

 

今の環境で過ごすのが辛ければ、いっそのこと一人で長距旅行にいってしまえばいいんですよ!

特に「日本一周」「四国歩き遍路旅行」あたりは自分次第で根本的に人生が変わる可能性を秘めているし、世界一周などと比べれば全くもって簡単なので、ぜひ。(笑)

 

▼日本一周の実現方法まとめはこちら

【2022年版】これを見れば日本一周できる!必要なノウハウ・準備物を全てまとめました。

 

▼四国歩き遍路旅行の実現方法まとめはこちら

歩き遍路の基礎知識と必要な道具・ノウハウ全まとめ

 

上記に必要な道具や予算、詳しいノウハウを全てまとめているので、「実現したい!」という気持ちさえあれば情報を参照してもらいながらすぐ行動できます。

もし、行きたい!と思ったらぜひチェックしてみてください。旅先で散々時間がない・お金がない云々であっという間に年をとってしまった・・・という人を見かけたので、少しでも興味があればすぐ行動したほうがいいですよ。

 

おわりに

というわけで、以上「人生に疲れたら一人旅をすればいいと思う理由」について実体験から紹介してみました。

お遍路で自分の目標を実現してから、必ずしも幸せになったわけではありませんが、あらためて振り返ると「強い意思と行動が伴っていれば、なんでも実現できるんだな」と思いましたね。

現在の環境でくすぶっている人ほど、思い詰めているのならぜひ一人旅に出発してほしいです。

 

それでは!