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カメラ初心者が「SONY α7ⅲ」を購入した理由と長期海外使用レビュー【最強の入門用ミラーレス一眼】

カメラ初心者はコンデジや入門用APS-Cの一眼からスタートすることが多いと思うんですが、撮影を続けるうちに「フルサイズが欲しい病」にかかります。

フルサイズ機は高いけれど、センサーサイズが大きいというだけで圧倒的な画質や表現を手にすることができるし、単純に手にしてみたい。

どうしてもフルサイズ機が欲しい!流行りのミラーレス一眼を旅行に持っていきたい!そんなタイミングで、超コスパと話題の「SONY α7ⅲ」が発売。

 

α7ⅲ本体だけで20万超は高い・・・!しかしこの圧倒的な画質!それでいてコンパクト!これは買うしかない!」と勢いでポチってしまいました・・・。

 

今回は、フルサイズ初導入の初心者が「SONY α7ⅲ」を2週間ほど海外で使ってみたレビューをお届けします!あまり専門用語は使わず、特徴やメリットなどを解説していきます。

 

SONY α7ⅲの特徴・スペックと購入して良かったメリット

製品名 SONY α7ⅲ
画像素子 35mmフルサイズ(35.6×23.8mm)、ExmorR CMOSセンサー
有効画素数 約2420万画素
連続撮影枚数 Hi+:最高約10コマ/秒
重量 約650g(バッテリー・SDカード込み)

 

約2420万画素裏面照射型CMOSセンサー搭載でめちゃキレイ

▲SONY α7ⅲの大型センサー。見ているだけで惚れ惚れする・・・!

 

SONY α7ⅲを最初に使って驚いたのは、月並みな表現ですが「写真の細部までキレイ!」ということ。コンデジ(RX100M3)から乗り換えなので当然ですが、有効画素数にあまり違いはないはず。

大三元レンズの一つとされる「FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G」と組み合わせて使っているんですが、写真の色彩表現が素晴らしい・・・!

少なくとも、カメラ初心者が始めて撮影した写真を見ると「おお・・・!」と驚きを隠せないほどビックリするはず。拡大しても細かいピクセル一つまで表現してくれています。

 

 

個人的にSONY α7ⅲが素晴らしいと思うポイントの一つは、光の乏しい空間での高感度性能にあります。SONY αシリーズは高感度なことで有名ですが、α7ⅲにおいても変わりません。

常用ISO感度は100-51200とされていて、さすがに6400以降は画像にザラつきが出るものの、6400以下なら十分常用範囲内。手持ちの夜景撮影もいけちゃいます!

このような暗い空間だとスマホ・コンデジはもちろん、高感度性能に乏しい一眼では確実にノイズが出て使い物になりませんが、α7ⅲなら特にノイズも目立たず撮影することが可能。

 

 

ダイナミックレンジの広さも素晴らしく、全機種のα7ⅱから1.5倍になっています。逆光で黒つぶれするようなシチュエーションでも、「Adobe Lightroom」を使えばこの通り!

個人的に海外旅行で一眼レフを使用することが多いんですが、撮影する時間帯や方向を選べないことも多く、以前から逆行で黒つぶれする現象に困っていました。

α7ⅲを購入してからというもの、逆光を臆さず撮影できるように!特に野外撮影が多い人には、このダイナミックレンジの広さがクセになると思います。

 

撮像エリア93%をカバーする超AF性能&高速AF追従

 

一般的な一眼レフだとAF位置がある程度限られますが、α7ⅲはミラーレス&「693点像面位相差AFセンサー」なるものを搭載していて、画面のほぼ全域にAFを合わせることができます。

全機種のα7ⅱからAF追従速度も約2倍に向上していて、動く被写体を追って最適な位置を割り出してくれます。ヌメヌメAF位置が動く姿は圧巻です・・・!

常に人間の目を追ってピントを合わせる「瞳AF」も優秀なので、ポートレートはもちろん高速移動する野鳥撮影や鉄道列車撮影なんかにもガッツリ使えますね。

 

秒間10コマ連写で高速移動する被写体も狙える

 

α7ⅲはフルサイズミラーレスのミドル機種でありながら、秒間10コマという高速連射を実現!さすがに各メーカーの最上位機種には及びませんが、この価格的では随一の性能を誇ります。

例えば比較されやすい「CANON EOS 5D markⅣ」ですら秒間7コマ、ほぼ同程度の価格帯である「EOS 6D markⅡ」に至っては秒間6.5コマです。いかに優秀かがわかりますね。

果たしてこれほどの連射速度が必要か・・・?というと全員が全員必要ではないでしょうが、動体撮影をする人には最高の機能なんではないでしょうか。

 

フルサイズミラーレス一眼なので軽量&コンパクト

 

他のフルサイズ機との比較になりますが、SONY αシリーズは全体的に「軽量・コンパクト」を目指して作られているので、性能のわりにめちゃくちゃ小型&軽量です!

ボディだけで見ても、バッテリー・SDカードを含めて約650g。対してCANON EOS 5D markⅣは質量約890g、サイズも見れば一目瞭然なほど違いがあります。

標準ズームレンズを装着しても250g程度の差があり、大きさも全然違うので持ち運ぶを重視するような旅行にはピッタリ!自分も海外旅行で使うために購入しました。

 

▲同じフルサイズ入門機同士の比較。サイズの違いがよくわかりますね。

 

定番レンズである「FE 24-105mm F4 G」は高倍率ズームを搭載していながら、他メーカーの同じ倍率のレンズと比較すると質量668gでサイズも小さめ。

解像度が高いことで有名な「FE 55mm F1.8 ZA」の単焦点を装着すれば、超軽量&コンパクトになるため「あれ?マイクロフォーサーズのミラーレスかな?」と勘違いしそうになります。

 

その他:大容量バッテリーへの変更やタッチパネル機能の搭載

 

その他のメリットとしては、全機種のα7Ⅱと比べてバッテリーが大型化して容量が2.2倍になったようで、1日中撮影してもバッテリー切れを起こすことがない・・・という点も素晴らしい。

海外旅行中に朝から晩まで数百枚撮影しても、30%ほどバッテリーが残っていて切れることはありませんでした。一応呼びのバッテリーを買っておいたんですが、ほぼ出番なしですね。

専用バッテリーチャージャーが付属しておらず、撮影中に充電できないのがデメリットですが、予備バッテリー一つ購入しておけば特に問題にはなりません。

 

 

また最近のカメラには当然の「タッチパネル機能」も搭載し、ピントを合わせるタイミングのみタッチが使えます。一々スティックで操作しなくて良いので楽です。

ただしSONY製カメラは設定画面の項目が非常に多く、なぜか設定時にはタッチ機能が使えないのがデメリット。特に他メーカーから以降する人は苦痛に感じるかもしれません。

ちなみに液晶はバリアングルではありませんが、上下に移動させてハイ・ローアングルで簡単に撮影できるようになっています。この点は素晴らしいですね!

 

SONY α7ⅲを所持するデメリットはレンズが高すぎること

 

これまで、SONY α7ⅲを使用するメリットを紹介してきました。一ヶ月間ほど海外旅行で使用しましたが、少なくともカメラ初心者目線から見れば全く弱点がないですね。

性能に関して言うことは全くないものの、唯一のデメリットとして「SONY純正のレンズが高すぎる」点が挙げられます。標準ズームレンズだけで15万超えとか、ありえねー!

α7ⅲは本体のみ、他の標準ズームの「FE 24-105mm F4 G」と単焦点の「FE 55mm F1.8 ZA」を購入しましたが、全部合わせて余裕で40万円を超えてしまっていますw

 

 

最上位機種の「SONY α7Rⅲ」が本体だけで40万円超えなことを考えるとお得なんでしょうが、他に広角レンズ・望遠レンズも欲しい自分としては厳しいと言わざるを得ません!

「性能のわりにコスパがいい」ことがα7ⅲ最大の強みなのに、これほど高いとあまり意味がないというか、純正レンズのおかげでかなり手を出しづらくなっているのも事実かと。

しかし!最近、純正ではなくコスパ最強と名高い「TAMRON」から高性能で安い標準ズームレンズが出たので、できる限りコストを抑えたい人はこちらを選択するといいかと。

 

 

【結論】Sony α7ⅲは持ち運びに優れながら、一台で色々できるカメラ!

 

というわけで、今回は人生で初めてフルサイズミラーレス一眼の「SONY α7ⅲ」を手にして、実際に海外で2週間ほど使ってみたレビューをお届けしました!

高い買い物でしたが、結論からいって初心者には素晴らしすぎるカメラでした!価格帯からいっても入門用としてピッタリだし、このカメラを持って入れば不満が出ることはまずないかと。

α7ⅲから突出して性能がよくなったし、今なら微妙に価格が下がっているので欲しいなら今のうちに購入しておきましょう。今後も、このカメラを使って世界中を撮影してきまーす!