ダイワのミドル級リール「EMMS(エンブレム)3012H」を使い込んだインプレ・レビュー

 

2016年7月頃にダイワのミドルスペック級スピニングリール「EMMS(エンブレム)3012H」を購入して、半年が経過しました!

ATD・マグシールド・ザイオンボディなど高性能な機能を搭載しながら、実売2万円以下で購入できるコストパフォーマンスの良いリール。

入門用としても最適だし、ネット上での評判も上々。中級者でも十分満足できる性能のリールですが、果たして実際の使い心地はどうだったのか?インプレしてみたいと思います!

 

ダイワ・EMMS(エンブレム)の特徴と位置付けなど

▲ダイワの汎用スピニングリールのラインナップ(2017年3月現在)

 

EMMSはダイワのスピニングリールのなかでも、中級リールであるフリームスとカルディアの間に位置付けられています。

その他のリールと違って2016年から新しく追加されたモデルだったので、最初に名前を聞いたときは「なんやそれ?そんなリールあったっけ?」と反応してしまいました。

いずれもレブロスなど初心者用リールからステップアップする際に検討されますが、EMMSは最新の機能を搭載しており、2万円台でリールを購入するなら第一に候補に上がってくるでしょう。

 

2017年より同じミドル級リールとして「セオリー」が追加されました。恐らくEMMSをベースに作られていて、基本スペックが向上しています。値段は定価3万円以上しますが、要検討のリールです。

 

性能は、「ATD・マグシールド・ザイオンボディ・エアローター」など最近の中級リールなら搭載されている機能をおおよそ網羅。

それぞれ、機能の解説はこんな感じ。

 

(ダイワ社より)

 

カルディアやフリームスと比較しても大きな性能の向上はありませんが、値段を抑えつつカルディアにはない「ATDドラグ」を採用していて、ドラグ性能が向上しています。

特に細糸で大型魚を取る際にはATDが活躍してくれるので、状況にもよりますが「PE0.6号〜0.8号で青物からシーバスまで全部こなす」みたいな使い方ができます。

他のミドル級リールと同じように、ベアリングは基本プラスチック製の「カラーベアリング」になっているのが残念かな。

 

 

カルディアと比較して、3012H番は10g軽量化されているのでお得感があります。

他の差別点があるとすれば、やはりリールのデザインかな。最近のダイワ製リールはやたらとカッコいいモデルが多く、EMMSもご多分に漏れずシンプルなゴールドカラーで所有感が満たされますね!

各モデルのスペック表は以下。

 

品名巻取長(cm)ギヤ比標準自重(g)ドラグ力(kg)ナイロン(lb-m)PE(号-m)ベアリングハンドル長(mm)ノブ仕様定価(円)
2004644.820523-140,4-1000.4-120,0.6-1006/150I型コルク20900
2004H755.620523-140,4-1000.4-120,0.6-1006/150I型コルク20900
2506724.821535-140,6-1000.8-130,1-1006/155I型コルク21400
2506H845.621535-140,6-1000.8-130,1-1006/155I型コルク21400
2508PE-H845.622075-160,6-1200.8-150,1-1206/155T型コルク21400
2510PE-H845.621578-150,12-1001-200,1.5-1506/155T型コルク21400
3012794.7250712-150,16-1001-280,1.5-2006/155T型コルク22800
3012H955.6250712-150,16-1001-280,1.5-2006/160T型ラージコルク23300
3500H975.7340816-200,20-1502-300,3-2006/165パワー24000
4000H1015.7340816-250,20-2002.5-300,3-2506/165パワー24000

 

実際にEMMSを半年間使い込んでみた感想

購入した意図・用途は?

 

元々、このEMMSを購入した理由は「基本は青物狙いのライトショアジギング(LSJ)で使用するが、色々なソルトルアーで使いたい」と思ったからでした。

ザイオンボディで軽量な分、金属製のリールと比較すると剛性が低くなります。ただLSJってそれほど激しくアクションしないし、それよりも3012Hで250gという軽量性に惹かれて購入しました。

これなら、ほどよい大きさなのでLSJはもちろん、少し重めのミノーをぶん投げればシーバスからタチウオまで対応できます。

 

半年間使った感想など

 

で、肝心のEMMSを半年間ガッツリ使い込んだ感想ですが、「実売2万円以下で購入できるリールにしてはかなりコストパフォーマンスがいいな!」というのが素直な感想です。

特に安物リールを使い込んでいて気になるのが、「リーリング時の重さ」。ギアの違いで大きく巻き心地が変わってくるし、しばらく使うとヘタって重くなっていきます。

EMMSは開封時から滑らかで、最後まで性能を維持してくれました。特に期待はしてなかったんですけどね・・・(笑)

 

LSJでは必要ないんですが、シーバスのミノーイングやタチウオでワームをスローリトリーブする際に、ゴリゴリされると釣りにならないこともある(小さいアタリが取れない)ので助かりました。

あまり雑に使いすぎると、ギアの組み合わせが一時的におかしくなることもありましたけどね。放っておくと治るんですが・・・。

細糸で青物を掛けたときも、ドラグ性能は申し分なく無事に取ることができました。今シーズンはたくさん青物を釣りましたが、ドラグが原因でぶち切られることはなかったです。

 

 

ただ、一つだけ気になったことがあります。冒頭でちらっと説明しましたが、ダイワのミドルスペックリールには通常のBBではなく「カラーベアリング」が入っている!

場所によるんですが、ラインローラー部はBBが入ってないので、数回使うとすぐに異音が発生して固まってしまいます。

これだとせっかくの巻き心地が台無しになってしまうので、非常に残念。最終的にあとからベアリング追加チューンを施して解決しました。

 

【EMMSにベアリングを追加した記事はこちら】

自慢のリールを「カスタム」して、性能を向上させてみた!【ヘッジホッグスタジオ】

2017.01.17

 

メリット・デメリットをまとめるとこんな感じ。

 

【EMMSを購入した良かったこと】

  • ザイオンボディ・エアローターの恩恵で軽量
  • ATDの恩恵でドラグ性能を信じてファイトできる
  • 2万円のリールにしてはリーリングが滑らか
  • デザインが自分好み

 

【EMMSを購入して悪かったこと】

  • 他のミドル級リール同様に、ラインローラーにBBが入ってない
  • 剛性がそれほど高くないため、雑な扱いをすると一時的にゴリゴリする
  • このクラスにマグシールドを搭載するとデメリットが際立つ

 

マグシールド不要論

 

あと、最後にこれだけ言っておきます。EMMSも最近のダイワ製リールと同じように「マグシールド」を搭載しているものの、ミドル級リールには必要ないかな、という結論に至りました。

というのも、イグジストクラスの高級リールならともかく、EMMSクラスだったら自分でメンテナンスできたほうがいいし、ギア自体の耐久性も高くないので分解できなきゃ困るんですよね。

適当にザブザブ水洗いして放置することも多かったので、恩恵がなかったかというと嘘になります。

 

ただEMMSをオーバーホールするためにメーカーに送る・・・って未来はあまり誰も想像してないと思うので、デメリットのほうが大きいかなぁ。

ちなみにEMMSのマグシールドは、ただ「中身を見てみたい!」という好奇心だけで取り去ることになりました。(笑)

 

【EMMS】初心者が禁断の「マグシールド機」を全分解・オーバーホール!

2017.02.07

 

おわりに

 

というわけで、以上「半年間EMMSを使ったインプレ・レビュー」のレポートを書いてみました!

今からリール購入を考えている人からすれば、コストパフォーマンスがよく安くなっているEMMSを買うか、もしくは新しいセオリーを買うか・・・で悩んでいる人もいるはず。

EMMSを使い続けてきた人間からすると、やはり実売2万以下でこの性能は特筆もの!だと思ってますが、セオリーも3万円のリールにしてはかなり高スペック。

 

大きな違いは、新技術でコンパクトボディになったことによって、さらに軽量性が増した点(同じ3012Hでも、セオリーは220g!!!)と、ラインローラーにもBBが追加された点かな。

EMMSをベースに作られているので、大きな違いはありませんが、購入前には要検討ですな。比較して迷っていると新しい製品が出るから、どんどん財布の紐が固くなっていく・・・(笑)

ではでは!

 

スポンサードリンク