ナイトゲームでメバルを狙う!ただこれまで経験がないと、暗闇のなかでどのように探っていったらいいのかわからない人が多いと思います。日中より情報量が減りますからね。
しかし!メバルの習性を理解すれば、自ずと狙うべきポイントがわかります。あとはアクションやルアーの選び方を覚えれば、メバルが釣れたも同然!
今回は、メバリングをするにあたってナイトゲームで狙う方法、特に重要ポイントの明暗の境目を狙うアクション・誘い方について詳しく解説していきます!
常夜灯の明暗で狙うべきスポットと探り方
完全に真っ暗な場所では目が効かない
ナイトゲームでメバリングをするにあたって一番重要なポイントは、「いくら眼がいいメバルとはいえ、完全に真っ暗な場所ではあまり見えない」ということ。
真っ暗な場所で釣れることもありますが、常夜灯があるエリアよりもアピール力が弱くなるため、ある程度魚の近くまでワームを持っていって上げる必要があります。
月明かりなどの影響で多少視界が効くのと、視界だけでなく海中の波動を「側線」で捉え、かつ匂いもキャッチしているので、全ての方向でアプローチをかける必要があるわけです。
メバリング用の有名ワームとして「ガルプ!サンドワーム」があげられますが、あれだけ魚がヒットする理由は特殊なフォーミュラが配合されているから。
海中でのアミノ酸の拡散力が強烈なため、メバル以外にも様々な魚がヒットします。ワームの形状を色々と交換するのは、側線に訴えかけてヒットするワームを探るため。
暗いエリアでは意外に視界が効かないこと、視界以外にも側線・匂いに訴えかける術を持っていると、それだけでヒット確率が大幅に向上する・・・というわけです!
メバルは明暗で餌を待ち構えている
メバルは暗闇でどのように餌を待ち構えているか?基本は尻尾を下にして上を向きながら流れる餌を待っていることが多いです。これは日中でも同じ。
警戒心が強いので、夜間であっても明るい場所にはあまり集まっておらず、やや暗いエリアに溜まるようにして浮遊しています。
逆にアジは常夜灯の真下でグルグルとアミを追っていることが多いので、大きな違いですね!実際、常夜灯直下に投げるとアジがヒットし、沈ませるとメバルがヒットすることが多い。
メバルを積極的に狙うのであれば、明暗の境目をより意識しつつワームをやや明るいエリアから暗いエリアへ舐めるように巻いてくるとヒット確率が上がります。
活性が高い状況なら、かなり表層の餌をめがけて飛んでくるので1m以内を引けばOKですが、常夜灯直下でもボトムまで沈んでいることも。
大型メバルほど暗い場所に潜んでいる
小型メバルは明暗の境目で餌を狙っていることが多いですが、大型メバルはさらに一段先で餌を待ち構えています。堤防の駆け上がりで待機し、流れてきた餌を食べるようなイメージ。
個体サイズが大きいほど楽をしようとするのでw 積極的に大型メバルを狙うなら、ピンポイントでワームを送りつつストラクチャーを舐めるように引いてくる必要があります。
そのため、日中に底の形状を確認しておくことはもちろんのこと、軽量ジグヘッドでも確実に着底を確認して、今どのエリアを泳いでいるのかイメージする必要があるわけです。
特に高活性&小型メバルが少ない状況なら表層まで浮いてくることもありますが、大型メバルが多い海域でもない限り攻略が難しいエリアで待機していることが多いです。
潮流が激しいエリアだと、通常のジグヘッドでは流されてしまうし、確実底を取れるような重量になると動きが早くなりすぎて着いてこれません。
明暗の大型メバルだけを狙うなら、ダウンショットリグ・キャロライナリグなどを使って確実にピンポイントまでワームを送りつつ、スローに誘う必要があります。
手元のメバリングタックルでも使えないことはありませんが、大型メバル用に長尺&パワーのあるロッドを別途用意すると、一気に攻略しやすくなりますよ。
ナイトゲームでよく釣れるアクション・誘い方
基本はゆっくりただ巻きが正解
メバルは日中でもない限り、激しいアクションではなくてスローリトリーブに強く反応します。それも極力遅く巻くほうが反応してくれるので、ただ巻きが正解。
アジングのように激しい動きは全く必要なく、レンジコントロール以外はアクションのために竿先を上下させる必要すらなし!巻いているだけでヒットします。
アクションの種類よりも、ワームの泳いでいる位置・層などを把握して具体的に海中をイメージし、メバルのいるエリアに送り込むほうが100倍重要になります。
活性が低い場合はただ巻き→カーブフォールが効く
激しいアクションはデイゲームでない限り全く必要ありませんが、活性の低い状況だとただ巻き後のカーブフォールに積極的に反応することがあります。
流れのあるエリアでフォールさせるとドリフトし、流れてくるアミを演出できます。そのままメバルのいるエリアに送り込むと・・・ヒット!というわけ。
普段はただ巻きでメバルの居場所を探りつつ、反応が薄ければカーブフォールを交えて狙っていくと数釣りすることができます。
反応がない場合はボトムを中心に叩く
ただ巻き&カーブフォールでも反応が薄い場合、そもそも魚がボトムに溜まっていて中層以上では食ってこないこともあります。
ナイトゲームでも同様で、その場合は確実にボトムまで沈めつつ、底を舐めるように探ります。着底→竿先で舐めるように引く→着底・・・の繰り返しが結構効きます。
この方法だとメバル以外にアジ・カサゴなども良くヒットしますが、夜間でもボトムまで沈んでいるシチュエーションが多いので、積極的にボトムを叩くといいです。
ボトムで数秒ステイ→リフト&フォームも効く
着底でも釣れない場合、ボトムで10秒ほどステイさせることで反応がある場合も!根掛かりしないようラインを張っていると、「もぞもぞ・・・」と反応があることも。
ステイでヒットしない場合、ステイ後のリフトで「ガツン!」と食ってくることもあります。おそらく底で滞在しているワームを見つけ、突然の動きにリアクションバイトしたのでしょう。
特に普段通っているホームグラウンドでは、この動きが効くため反応がなければ積極的に使っています。ただ、こちらも根掛かりが多くなるので注意。
おわりに
というわけで、今回はナイトゲームでのメバリング攻略法について、イラストも交えながら解説してみました!
メバルを釣るためのセオリーは全て解説したので、これらを全て試して1匹も釣れない・・・ということは珍しいはず。
ぜひこれらのテクニックを試して、ナイトゲームでメバルを狙ってみてください!