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テントの洗濯・メンテナンス方法を解説していく。【モンベルテント】

長期間テント泊をしていると、困るのが「テントのメンテナンス・洗浄」ですよね。

レインウェア同様、テントにも撥水効果が施されていて、下手に洗浄するとコーティングが剥げて撥水性能がなくなってしまう可能性もありますし、逆に汚れた状態で放っておいても同様の現象に陥る可能性があります。

今回は、モンベルテントを購入して初めて「テントのメンテナンス・洗浄作業」を行ってみました!長期間の旅をしていた方も、短期間で汚れやすい登山をしていた方もぜひ参考にしていただければと思います。

 

テントを洗濯・メンテナンスする際の注意点について

さて、早速テントの洗濯に取り掛かりたいところですが、いかんせん繊細で時に命を守る重要な道具なので、先に「洗濯するにあたって気をつけておくべき点は何か」をまとめてみました。

洗うときに気をつけるべき項目は以下のとおりです。

 

  • 防水コーディングを傷つけないよう、丁寧に洗う
  • 洗剤は中性洗剤を使用する(薄めて使用する)
  • 当たり前だけど洗濯機は使用せず、手洗いで行う
  • カビが発生するので、完全に乾燥させてから収納する

 

ほとんど当たり前のような項目しかありませんが、これらを守ってメンテナンスすることでテントの防水性がより長持ちし、快適なアウトドア生活を末永く送れることになります。

先日、モンベルステラリッジテントを購入したばかりなので、早速防水性がなくなったら泣いてわめきますよ。

そのためにも、極力優しく丁寧に洗濯していくことにしましょう。では!実際にテントを洗濯していきましょー!

 

 

テントのインナーシートを洗う!

浴槽でインナーシートを洗う

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というわけで、まずはテントのインナーシートから洗っていくことにしました。

テントの洗濯方法には2種類の方法があり、野外で自立させて水道で洗っていく方法と、室内で浴槽に浸けて洗う方法があります

どちらでもいいのですが、インナーシートは以前にコーヒーをこぼしてシミになっている箇所があったので、より頑固な汚れを落とせそうな浴槽で洗うことを選択しました。

 

まず浴槽にインナーシートを用意します。お湯は前日の使い古しのものでOK。

ちょっと見た目には汚いですが・・・これは温泉の元か何かを入れているだけだし、すすぎの時にしっかりと真水でやれば問題ないはず。たぶん。

 

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いきなり「ザブーン!」とインナーシートを浴槽に浸けこんじゃいます。一気にお湯が浸透して、重くなるインナーシート。

まずは何も付けずに汚れを落としつつ、チャックを開いて裏表を逆にし、内部の隅に溜まったカスなどを洗浄していきます。

特にポール受け部分の四角には汚れが溜まりやすいので、重点的に掃除します。

 

テントの汚れが酷い場合は「中性洗剤」を使用する

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ある程度汚れが落ちたら、よりひどい汚れの箇所を「中性洗剤」で洗っていきます。

 

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この前室部分でコーヒーをぶちまけてしまったので、この辺りに中性洗剤を薄めたものを付け、こすって汚れを落としていきます。

インナーシートとはいえ、あまり力をいれないほうがいいでしょうね。

 

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こすっても全て落ちなかったので、中性洗剤を薄めてしばらく漬け込んでおきました。

これで大方汚れが落ちてくれるはずです。

 

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インナーシートを浸けこんだあと、少量の真水を浴槽に張って十分に洗剤を落とし、浴槽から引き上げ水分を落としておきます。

またあとで乾燥させることになるのですが、浴槽である程度落としておくとあとの作業が楽になります。

 

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それぞれの収納袋とペグも洗浄しておきます。袋はそのまま水で注げばいいだけだし、ペグも洗面器か何かに水を張って浸けこんでおけばOKです。

さて、インナーシートを浸けている間に今度は「フライシート」を洗っていきましょう!

 

テントのフライシートを洗う!

 

フライシートは野外で自立して洗濯!

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続いて、テントの「フライシート」を洗っていきます!

こちらはインナーシートと違って撥水性能が極めて重要となってくるので、極力防水性能が落ちないよう気をつけながら洗濯していかなければいけません。

フライシートと同じように浴槽に浸けこむと、防水コーディングの劣化が進みそうだったので、撥水性能が向上するようテントを自立させて洗濯していくことにしました!

 

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モンベルのテントって、素晴らしいことにインナーシートがなくてもグラウンドシートとフライシートだけで、自立型タープとして使用出来るんですよ!

夏場は活躍するでしょうし、何より洗濯時にインナーシートなしでフライシートだけを自立させて洗うことが出来る。

この辺りはさすがのモンベルといったところ。ユーザーのニーズをかなり考えて商品設計されたのでしょうね。素晴らしい。

こちらも、中からジャブジャブ洗っていきますよー。

 

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まず、テント全体に水道で水をかけていきます。

フライシートは少々の汚れだったら水と一緒に弾き飛ばしてくれるので、大方これで汚れが落ちるはず。

ただ油汚れなら、こびりついた汚れはこれだけでは落ちないので、中性洗剤で落としてやる必要があります。

 

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なので、水だけで落ちない箇所は中性洗剤を薄めてタオルに染み込ませ、優しく拭き取っていきます。

ただ頑固な汚れはこれでは落ちなかったので、ちょっと強めにこすって落としました。

この作業を中性洗剤でやると、水より浸透率が高いので擦った箇所が変色するのですが、あくまでフライシートに浸透しているだけなので乾燥したら元通りになります。

 

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無事に汚れを落とすことが出来たら、一旦テントを持ち上げてから風通しのよい状態にし、水分が落ちるのを待ちます。

この段階で防水コーディングが剥げていなければ、もともと備えている撥水性能で素早く水分が落ちてくれるはずです。

実際、かなり早く乾燥させることができました。まだまだ防水性能が残っている証拠ですね!

まだ購入して2ヶ月程度なので、当たり前の話なのですが。さてさて、あとはちゃんと陰干しして乾燥させていきますよー。

 

最後に、乾燥作業と撥水加工!

 

乾燥させる場合は陰干しで

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テントのインナーシート・フライシートともに洗濯することが出来たら、最後にテントを乾燥させる作業に入ります。

この乾燥作業を怠るとテント内にカビが発生し、二度と異臭が取れなくなるので慎重に行いましょう!どんな状況でも、この乾燥作業が一番大事です。

テントに直射日光を当て続けると劣化する原因になるので、出来れば陰干ししましょう。

テントのメンテナンスを行った日はたまたま日光が差していなかったので、野外で乾燥させることにしました。

 

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ある程度水分を飛ばしたところで、室内にて陰干しします。

ちょうど夕方のタイミングだったので、夜間に放置する結露が発生するリスクがあったんですよね。

1人用のテントなら6畳もあれば余裕で広げて乾燥出来るので、ぜひ室内で乾燥させることをオススメします。

 

野外だと、いつの間にか風が吹いてどこかへ飛んでしまったり、その拍子にテントに穴があいてしまったりと見きれませんからね。

また、そもそも乾燥させるスペースがない家では屋内で乾燥させざるを得ません。

気候的にはむしろ室内で乾燥させるほうがいいです。

 

最後にテントの撥水加工を!

テントが完全に乾いたら、最後に撥水加工をしておきましょう。

僕のテントは購入して間もないため大丈夫でしたが、ある程度の日数テントを使用していると次第に劣化して防水性能が落ちてくるので、最後に撥水スプレーを吹き付けることをオススメします。

モンベルテントを使用している方は純正で撥水スプレーが販売されていますし、当然ながらモンベルテント以外でも使用できるので、一本持っておいても損はないと思います。

 

 

また、テントのジッパーの動きを滑らかにする「スムースライダー」なる商品も純正で販売されているみたいです

テントを使用し続けた結果、段々とジッパーの動きが鈍くなってきたら、ぜひこちらの製品でスムーズに動くようにしてあげましょう。

 

 

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最後に、ふんわりとテントを畳んで終了!

テントを長期間使用しない場合は、寝袋同様収納袋に入れずふんわりと畳んでおき、風通しのよい場所で保管しておくのがいいと思います。

こうすることで、余計な型崩れや劣化を防ぐことが出来ます。また棚に保管するなら、一緒に乾燥剤を入れておいてもいいと思いますね。

 

おわりに

というわけで、以上「アウトドア初心者がテントを初めて洗濯&メンテナンスしてみた」でした!

案外、イロハのイも知らないような初心者でも一から調べて洗濯でき、無事に性能を長持ちさせることに成功しました。

今回、長期間使うことを前提にモンベルのステラリッジテントという高級テントを買ったので、出来れば定期的にメンテナンスして寿命を長持ちさせたいものですね。

今後も「汚れたな」と感じたタイミングで定期的に洗濯していきたいと思います。

 

この記事が皆様のアウトドアライフの参考になれば嬉しいです。それでは!