アジング関連の動画や雑誌を見ていると、必ずといっていいほど「フィッシュグリップ」を使って魚を掴んでいる様子を目にしますね。
魚自体がヌメヌメしてるので素手で掴むわけにはいかないし、地面に放っておくと鱗が飛び散って大変だし、手返しを増やす意味でもフィッシュグリップは必須の道具です!
各メーカーから色々な製品が出ているものの、どれがいいのかいまいちわかりにくいんですよね。
「どんなフィッシュグリップがいいんだ?」と何種類かの製品を購入して使い心地などを試してきたので、今回は「アジングにおすすめのフィッシュグリップ」を紹介していきたいと思います!
フィッシュグリップに必要な性能とは?
フィッシュグリップ自体は特別目新しいものではなくて、昔からステンレス製の「メゴチバサミ」を釣りに使っている人が多かったと思います。
ただそれらの製品ってエサ釣りのおっちゃんが使っているイメージがあり、若いルアーマンで使っている人はあまりいませんよね。
最近ではアジング・ライトゲーム用のフィッシュグリップは色々なメーカーから販売されて、ようやくメジャーになってきた感がありますね。
言ってしまえばただの「魚つかみバサミ」なので、それぞれの製品でそれほど違いがないかと思いきや、実際に使ってみると違いがたくさんありました。
色々な製品を使ってみて、「アジングで使うフィッシュグリップに必要な性能」を吟味した結果、以下の通りになりました。
- 確実に魚を掴めるグリップ力
- 洗浄・メンテナンスのしやすさ
- 紛失を避けるカラビナやひも
- 写真撮影・SNS投稿の際の見栄え
魚づかみバサミに最低限必要なのは、当然ながら魚を掴むグリップ力です。力が弱いものだと、豆アジでも暴れられると落ちてしまったりします。(笑)
魚を掴むと鱗やヌメリがたくさん付いてしまうので、釣行後に洗浄・メンテナンスのしやすさも重要。
あと、アジングでは魚をグリップで掴んだ状態で写真撮影する人が多いと思うので、「写真撮影・SNS投稿の際の見栄え」もぜひ重視したいところ!
これ、最初に買う時は全然意識していなかったんですが、使ってみると意外にも重要でした。
次は、いよいよ実際にアジングで使うにあたって最適なフィッシュグリップをレビューとともに紹介していきます!
アジングにおすすめのフィッシュグリップ
第一精工 ワニグリップ
- 価格:★★★★★
- ホールド感:★★★★☆
- メンテ:★☆☆☆☆
- 写真撮影:★☆☆☆☆
- 付属品:カラビナ
これぞ、「THE・フィッシュグリップ」といえる定番中の定番商品!最初に購入する人は、まずこの製品を検討することになると思います。
比較的リーズナブルな値段で、それでいて実際に持ってみると剛性感がすごく、よほどのことがない限り壊れることはないでしょう!
魚のホールド感も抜群で、釣り初心者が歯の鋭い魚や、毒魚を安全に扱う道具としても非常に向いています。最初の1台としては、これ以上の製品はないかと。
▲歯が非常にしっかりしているため、毒魚を掴むときでも安心
ただ、ワニグリップ自体は気に入っていたものの、2つの理由で買い換えることを決意しました。
- ハサミの面積が広いため、洗浄が大変
- 同じ理由で魚の撮影時にグリップが目立ちすぎる
フィッシュグリップは魚を掴むと毎回洗うことになり、特にアジやイワシなどの魚を掴む場合は鱗がこびりついて取れないことがあります。
ワニグリップは歯が多くて面積も大きいため、ガッチリ魚を掴んで離さないんですが、一方でどうしても洗浄が難しくなってしまいます。
また同じ理由で、小魚を掴むと面積のほとんどをグリップが占めてしまい、写真の見栄えが悪くなってしまうんですよ。
特にアジングのようなルアー釣りの場合だと、積極的に写真撮影してSNS投稿する人が多いと思うので、残念なポイントですね。
20cm以上の魚でもこんな感じで凄く目立ってしまうので、アジングをしつつ積極的に写真撮影をしたい人には不向きかも。
でも、普通に使う分には性能が高くてホールド感も強いので、最初に購入するフィッシュグリップとしては超おすすめ。
通常バージョンならリーズナブルな価格で買えますが、もう少し予算を増やしてホルスター付きタイプを選ぶことも可能です。
シマノ ライトフィッシュグリップS
- 価格:★★★★★
- ホールド感:★☆☆☆☆
- メンテ:★★★★☆
- 写真撮影:★★★★☆
- 付属品:なし
第一精工、ワニグリップの不満点を解消するために、次に選んだのが「シマノ ライトフィッシュグリップ」でした。
見た感じは全体的にちゃっちい感じが否めないものの、ワニグリップと同じような価格帯で不満が解消できそうだったので購入しました。
ワニグリップと比べて良くも悪くもスッカスカな感じなので、非常に軽量で持ち運びはしやすいです。
▲歯が細かいが、面積が小さいため洗浄は簡単に行える
グリップの面積も小さいから、洗浄もしやすいし写真撮影しても変に目立たないし、「こりゃ最高のグリップを手に入れた!」と思ってました。
ただ・・・実際に使ってみると挟む力が弱すぎて、滑る滑る!小型のアジでも暴れられると、ツルッとハサミから抜け出してしまいます。汗
アジやイワシなどの小魚って、グリップで掴むと大抵動きが止まるんですが、このフィッシュグリップの場合は力が弱くて挟んでもずっとブルブルしてます・・・。
▲小アジを掴む分にはそれほど問題ないけど、やっぱり暴れると滑って落ちちゃいます・・・。
▲尺近いアジだとまともに挟めず、もはやグリップの意味がないので別製品の購入をおすすめします。汗
値段も安いし、いい製品だと思ったんですが完全に豆アジ専用機になってしまいそうなので、新しい製品を購入することにしました。
やっぱり完成度はワニグリップのほうが高いし、値段もあまり変わらない。
唯一優れている点は、「限りなく軽い」ってことですね。サブ的な感じでグリップを持っていくなら、迷わずこの製品を選びます!
そんなシチュエーション、あるかわかんないけど・・・。
ダイワ フィッシングホルダー ライトゲーム
以前、一時的に人から譲り受けて使っていたグリップ。あまり記憶がないので、評価点は付けていません。
グリップ力も強いし、それほど不満なく使っていましたね。値段も結構リーズナブル。
過不足なしといった感じで、特にこだわりない人にはおすすめですね〜。
DRESS ディノグリップ
実際に使ってはいませんが、フィッシュグリップ購入の際に検討していた製品。
やっぱり特徴的な見た目が一番気になりますよね!グリップ感も上々らしく、人気の製品。カラーラインナップもたくさんあって、オシャレ!
僕はまだ経験していませんが、グリップを釣り場に失くしてしまう人が多いらしく、そういった意味で明るいカラーが人気みたい。
第一精工 ガーグリップ
- 価格:★★☆☆☆
- ホールド感:★★★★★
- メンテ:★★★★☆
- 写真撮影:★★★★★
- 付属品:カラビナ、ホルスター、落下防止ロープ
ワニグリップと同じメーカーが作っている「ガーグリップ」という製品で、ルアーマンの間で流行っている製品。
というのも、アジングのプロやメーカーの人たちはほぼこの製品を使っているんですよ!動画を見ていると、9割程度の確率でこのグリップを見かけます。
「高級フィッシュグリップ」と言ってもいい値段で、実売3千円以上するんですが、付属品がたくさん付いていてこのスペックなら納得です。
▲グリップの面積は狭いが挟む力が強力なので、尺程度のサイズなら余裕で固定できる
この製品の素晴らしいところは、総合力の高さです!洗浄もしやすいし、挟む力も強く、写真撮影にも向いている。
メゴチバサミと同じトング型ではなくて、ハサミと同じような形状なので挟む力が非常に強く、大型魚でも安心して掴めます。
値段から考えて初心者向きではありませんが、予算があって本格的にアジング・メバリングなどライトゲームを極めていきたい人ならこの製品一択でしょう!
あと、製品のデザインが優れているので所有感が満たされます。たかがグリップ、されどグリップです。
▲小アジなら、ぶっちゃけ軽く抑えるだけでもガッチリ固定できる。他の製品とは雲泥の差。
ガーグリップを買うまでは「結局どのフィッシュグリップがいいんだ!?」と悩んでいましたが、最終的にメジャーなこの製品に落ち着いてしまいました。
高い性能に加えて、標準でホルスターや脱落防止ロープも付いている。高いのが唯一のネックですが、結果的には良かったですね。
これからはこのグリップを持って、アジングに出かけることにします!
おわりに
というわけで、以上「アジングにおすすめのフィッシュグリップ」を紹介しました!
フィッシュグリップが無くても釣りはできるんですが、自分の理想のグリップを求めだすとキリがないので、記事にしてまとめてみました。
たかがグリップ、されどグリップ。竿やリールなど重要な道具が揃ったら、グリップにもこだわってみると面白いですよ!
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです。
それでは!