「アジング」は身近なライトタックルで楽しめる一方、繊細なアタリを確実に感知して釣果へつなげるためには「アジング専用ロッド」が欠かせません!
専用ロッドのなかには超高感度のメタルトップを採用したものもあり、価格・性能はピンキリ!特にアジング初心者の場合、どのロッドを選んでいいか迷いがち。
「30m先にあるワームを海中で操りながら、わずかなアタリを感知して確実に仕留める」などロッドの性能によって大きく釣果が分かれる釣りなので、失敗しない選び方をしたいところ。
- アジング用ロッドに求められる性能
- 入門にピッタリ!コスパの良いアジング入門用ロッド
- 中級者におすすめ!本格派の高性能アジング専用ロッド
この記事では、初心者〜中級者の方向けの「コストパフォーマンスに優れるアジング専用ロッド」を徹底比較して紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
アジング用ロッドの選び方:3つの条件から選ぶ
新しくアジング専用ロッドを購入する場合、一体どのような竿を購入すべきなのか?同じ専用ロッドでも、長さ・扱えるルアー重量が微妙に異なります。
この釣りでは小さな漁港でアジを拾っていく簡単な釣りもできますが、海中にあるワームの存在感を感じながら、潮の変化を的確に捉える高度な釣りが必要なことも。
アジはワームを食った瞬間に違和感があると即吐き出すため、「小さいアタリを感じた瞬間に合わせられる」高感度のティップ(穂先)&ブランクス(素材)が必要があると釣果につなげやすいです。
- ロッドの長さの選び方:6〜7フィートの長さがベスト
- 小さなアタリを感知できる高感度:高性能ティップの採用
- 取り回しに優れたロッド重量:〜80gのロッドを選びたい
1.ロッドの長さの選び方:6〜7フィートの長さがベスト
メバリング・シーバスなど一般的なソルトルアーフィッシングでは、堤防からの高さを考慮して7ft(2.1m)〜9ft(2.7m)前後のロッドを使うことが多いです。
長さがあると強風時や高台も気にせず釣りができる一方、ロッドが長くなると感度が失われてしまうので、アジング上級者ほど好んで5ft前後のショートロッドを使います。
極端に短いロッドの場合、超高感度にアジのアタリを感知できる一方、超軽量ルアーしか使えない、他の釣りには使いづらい・・・というデメリットも。
「アジングに完全特化したロッドが欲しい」という場合はともかく、これから入門するならあらゆる釣りに使用でき、使い勝手の良い6〜7ft前後のロッド」を強くおすすめします!
長さ | 仕掛け | 具体的な使い方 |
5ft(1.5m) | 超軽量ジグヘッド | 超高感度を実現するショートロッド。操作性も優れていて、30m先のわずかなアタリも感じ取って掛けることができる。アジングの真の楽しさを実感したいならこの長さがおすすめ。ただし汎用性は低い。 |
6ft(1.8m) | 軽量ジグヘッド、その他リグ | アジングロッドの中間的な長さ。あらゆるリグに対応し、取り回しも問題なし。初心者は6ftを中心にして買い揃えると様々な状況に対応可能に。 |
7ft(2.1m) | 軽量〜重量級ジグヘッド、フロートリグ、スプリットショット | 重量級のリグや、仕掛け自体が長く遠投が必要なフロートリグ等を使用する場合に好んで使われる。40cm超のメガアジ・ギガアジとも相性がよい。エギングやシーバスなどにも流用可能。 |
2.小さなアタリを感知できる高感度:高性能ティップの採用
アジングは「ロッドの感度」で大きく釣果が変わってくる釣りなので、本格的に釣りをしたいなら「30m先のわずかなアタリを感知できる高感度」が必須!
本格的なロッドは「メタルトップ」という伝達性の高いティップ(穂先)に採用し、海中のわずかな変化すら判別できるように。ここまでしないと、渋いアジのアタリを感知できないわけです。
上級者ロッドは10万円前後する高級品が大半ですが、初心者〜中級者向けロッドでも感度を重視したモデルは多いので、予算に合わせて高性能なロッドを購入するようにしましょう。
アジングロッドでは、穂先の断面が詰まっている「ソリッドティップ」、空洞になっている「チィーブラティップ」のどちらかを選択します。
チューブラは一般的なロッドと同じで高感度、ソリッドティップは柔らかく食い込みが良くなっています。
汎用性た高いのはチューブラですが、最近は「感度と食い込みを重視したメタルトップ(ソリッド)」なる製品も登場しています。
プロでも選択に悩むレベルですが、あらゆる釣りを楽しみたいならチューブラ、アジング専用ロッドが欲しいなら特別仕様のソリッドがおすすめです。
取り回しに優れたロッド重量:〜80gのロッドを選びたい
アジはれっきとした回遊魚なので、釣果を伸ばすために釣り場を巡ってラン&ガンすることも。可能な限りタックルが軽いほうが感度も上がるので、超軽量仕様のロッドが良く使われます。
上級者用ロッドになると、極限まで無駄を削って30g前後に仕上げたモデルも!(一般的な竿は100g程度) ここまで極端な必要はありませんが、最低でも80g以下のロッドを使いたいところ。
アジング専用ロッドなら入門用でも80gを切るので、同じ予算でも軽量なモデルを選んだほうが釣果を伸ばせます。軽量性を重視するため、少し短めのロッドを選ぶのもアリ。
【2019年版】入門にピッタリ!コスパの良いアジング入門用ロッド
メジャークラフト ファーストキャスト アジング
アジング専用ロッドのなかで、最も安価に手に入る「メジャークラフト ファーストキャスト」。価格は5千円前後で性能も悪くないので、コスパに優れます。
特別な専用機構を採用しているわけではないので、一般的なライトタックルと大きく性能は変わらないものの、その分色々な釣りに流用できます。
どうしても高価なロッドには手が届かない、できるだけ安いロッドが欲しい・・・という場合にはこちらのロッドを選びましょう!
DAIWA 月下美人 AJINGシリーズ
初心者から絶大な人気を誇る、DAIWA製のアジング入門ロッド「月下美人AJING」。価格は1万円前後で全体的なバランスが良いため、中級者の方にもおすすめできます。
ジグヘッド専用モデルの「611L-S」には高感度トップの「カーボンソリッドトップ」を採用し、食い込み・感度を大幅に向上!入門用ロッドとは思えない性能です。
DAIWA製のライトゲーム用ロッドは重量が重めなのが唯一ネックな点ですが、それ以外の性能は平均的に高いです。コスパの優れたモデルを探している方はぜひ!
SHIMANO ソアレBB Ajing
ライトゲームで人気のSHIMANO Soareシリーズの入門モデル、「SoareBB」。ジグヘッドモデルの「S604ULS」 には乗せ掛け調子のタフテックソリッドを採用!
アジのアタリを感知するティップを採用しつつ、食い込みがいいためバラしにくい・・・という優れたロッドで、自重も66gと超軽量仕様なので釣り場のラン&ガンにも使えます。
入門にはこれ以上ないロッドであり、Soareは入門用リールも超高性能・コスパが良いことで有名なので、セットで揃えたい方はこちらをどうぞ。
【2019年版】中級者におすすめ!本格派の高性能アジング専用ロッド
DAIWA 月下美人MX AJING
「月下美人 MX」はDAIWA 月下美人シリーズの中級者向けモデルで、ブランド名のとおりデザイン性が非常に優れているので、持っているだけで注目を集めることができます。(笑)
性能面も優れており、高感度に優れた「メガトップ」・軽量化を図るための「ATチタンガイド」を採用。自重も60〜70g前後と、ダイワにしては比較的軽量です。
アジングに完全特化した「511UL-S・K」は感度も高く、30m先・海中のわずかなアタリも感知可能!本格派ロッドを購入したい方はどうぞ。
SHIMANO Soare CI4+ Ajing
同じ中級者向けアジング専用ロッドのなかでも、「超軽量化」に振り切ったモデルの「Soare CI4+ Ajing」。軽量素材のCI4素材を採用し、「S604L-S」に至っては自重57gを実現!
チタン・Xガイドなど軽量機構を装備、掛け調子の「ハイレスポンスソリッド」・従来よりブランクスむき出し&表面硬度を向上した「ブリッジライクシート」によって超高感度も実現。
月下美人MXと比べて少し価格は上がりますが、アジングに完全特化した「408UL(1.2m)」などというふざけたモデルもあり、中級者向けロッドの中では随一の性能を誇ります。
ヤマガブランクス ブルーカレント
全国トーナメントに出場するような達人級の釣り人から愛用されることが多い「ヤマガブランクス ブルーカレントTZ」。上級者向けロッドですが、人気なので紹介しておきます。
ブランクスの素材に徹底的にこだわっており、軽量性を追求して6.5ftという長さで自重58gを実現。軽量化・放出性に優れたチタントルザイトリングも採用しています。
7万円前後の高級ロッドと同等・それ以上の性能を有していながら3万円超というコスパの高さも人気で、ステップアップを目指すなら購入して損はありません。
おわりに:今すぐアジング用ロッドを購入しよう!
というわけで、以上「コストパフォーマンスに優れた初心者〜中級者におすすめできるアジング用ロッド」について紹介してみました!
初心者でも簡単に釣れるアジですが、道具を突き詰めることで今まで取れなかったアタリを取れるようになったり、これまで以上に数釣りができるようになります。
これほど気軽に始められて奥が深い釣りは他になく、専用タックルを組み合わせることで楽しみが広がります。最近は1〜2万円前後で高性能なタックルも増えてきているので、ぜひ一度手にとってみてください!
▼アジングでおすすめのリールは「【2019年版】アジング用リールのおすすめ機種を徹底比較!本当に使える機種の選び方」にまとめています。
