メバルといえば「ナイトゲーム」が定説で、初心者ほど夜のほうが釣りやすいと言われています。
一方、昼間のメバリングは夜間ほど簡単に釣れませんが、ロッドやラインの動きが手に取るようにわかるし、目の前でルアーに食らいつく「サイトフィッシング」も楽しめます!
確かに常夜灯下を狙えばまず釣れるし、ゆっくりただ巻きしても食ってきます。が、夜間の釣行は危険だし、何より視覚が限られるので、楽しさも半減してしまいます。
夜と比べると少し釣り方に工夫が必要ですが、場所と釣り方を上手くマッチングさせればデイゲームでも簡単に釣れるようになりますよ。
今回は、デイゲームでメバリングを攻略する方法を解説していきます!
デイゲームでメバルを釣る方法とは?
まずは釣り方を解説するまえに、「メバル」という魚の考察から。こういうの、大事!
なぜメバルがナイトゲームで釣れやすいかというと、魚側も視覚がある程度さえぎられるので、「これは餌じゃない!」と気づかれにくいんですよね。
メバルは暗闇で目が効きやすいように発達しているんですが、それでも目の前1m前後しか見渡せないそう。
なので、ナイトゲームでは「ゆっくりただ巻きをして、ワームに気づいてもらう」ことが基本となります。
一方でデイゲームの場合だと、当たり前ですがハッキリとワームが見られるので、夜間のようにゆっくりアクションでは見切られてしまいます。
そこで使うのが、「リアクションバイトを狙う」という釣り方。
遅く動かして見切られるのなら、早く動かして「反射的に食べてもらえばいいじゃない!」という単純な発想ですね。(笑)
浅場、かつ周辺に障害物がないと水がクリアすぎてすぐに見切られるので、「深場ないし堤防等の壁際」についているメバルを狙うと反応してくれますよ!
昼間の根魚によく効く「ボトムワインド」について
この「リアクションバイトを誘う」「深場・堤防際を狙う」方法として、よく効くのが「ボトムワインド」という釣法です。
「ワインド釣法」は専用のワームとジグヘッドを使って竿を動かすと、左右にダートして思わず魚が飛びつく!という手法ですが、これをボトム(底)付近で行います。
メバルは日中ボトム付近についていることが多いし、同じ根魚である「カサゴ」「ハタ」などの魚もたくさん釣れるので、面白いですよ!
▲ボトムワインドについては、こちらの動画が参考になります。
まずダートするジグヘッド・ワームを用意して、一度ボトムを取ってからスタートします。
ダート中にアピールさせて、その後のカーブフォールで食ってくるので、竿先をにらみながら再び着底させます。手前まで繰り返すと、大抵なんらかの反応があります。
同じように堤防際でチョンチョンとダートさせてもOK!壁際についているメバル・カサゴが狂ったように飛びついてきます。(笑)
この釣り方をすると、メインターゲットであるメバル・カサゴのほかにもアジ、アナハゼ、シーバス、ソイなどの魚も釣れます!
簡単にライトタックルで他魚種が釣れるのも、魅力ですね〜。
通常の釣り方では反応しない魚が食ってくるので、サブウエポンとして用意しておいても使えますよ!
デイゲームメバリングにおすすめのワーム・ジグヘッドは?
ボトムワインドにおすすめのワーム・ジグヘッドですが、通常のものだとアクションをしてもなかなかダートをしてくれないので、専用のものを使っています。
具体的には、メジャークラフトの「ジグパラヘッド ダートモデル」と、ジャッカルの「キビキビナーゴ」を組み合わせています。
今のところ、デイゲームでこの組み合わせを使ってボウズなし。(笑)
ジグヘッドの重量については、3g以上のものを使うとダートにキレが出るし、簡単にボトムも取れるのでおすすめ。タックルさえ頑丈なら10g近くのものを使ってもいいかも。
▲この組み合わせ・・・釣れますよ!!!
少なくとも食い気のある魚がいれば、かつボトムさえしっかり取れれば初心者でも簡単に釣れるので、ぜひ試してみてください。
また初めてライトゲームをするとき、どうしても1g以下のジグヘットを扱う場合に操作感がなく困ってしまう人が多いと思うんですが、ボトムワインドなら重めのものでも大丈夫。
アタリも竿先かラインを見ていればわかるし、底を取るのも簡単なので、初心者ほどナイトゲームではなくデイゲームで楽しんでみて欲しいですねー!
▲メバルも良く釣れますが、それ以上にカサゴが頻繁に釣れます!
おわりに
というわけで、以上「デイゲームでメバリングを攻略する方法」を紹介してみました。
普段ナイトゲームメインの人ほど、ぜひ一度デイゲームに挑戦してほしいなと思います。
仕事などの関係で厳しい人も多そうですが、意外に簡単に釣れるし、食ってくるシーンが丸見えだと本格的にハマりますよ!
また日中だと障害物の位置やラインの動きなどが逐一見れるようになるので、上達したい場合にもおすすめ。ぜひ参考にしてもらえれば嬉しいです。
それでは!