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最強防寒素材はどっち!?「光電子・吸湿発熱素材」のメリット・デメリットまとめ

 

真冬の時期にアウトドアで活動するには、防寒着が必須!寒い気温でも快適に過ごしつつ、寒暖差で多少汗をかいても快適な状態を保つには、肌に密着し体温調整を行う「防寒インナー」が必須!

インナーごとに性能が異なるんですが、使われている素材によって大きく性能が変わってきます。自分が使う状況にマッチした素材を選ぶことで、冬場でも快適な活動が可能に!

今回は、防寒インナーの代表的な素材である「光電子」「吸湿発熱」それぞれのメリット・デメリットを解説してみたいと思います!果たしてどちらが暖かいのか!?

 

吸湿発熱素材の特徴とメリット・デメリット

吸湿発熱素材の特徴・基礎知識

出典:http://www.uniqlo.com/jp/store/feature/uq/heattech/men/

 

 

「吸湿発熱素材」は防寒インナーのなかでも代表的な素材で、ユニクロ社の「ヒートテック」に採用されてから一気にメジャーになりました!

繊維は水分を吸着することで発熱する性質があるんですが、これを最大限活かしたのがこの素材です。運動して出た汗などを吸着し、不要な水分を排出しつつ熱に変換することで快適な体温を保ちます。

インナーによって性能が変わるものの、除湿性が低めで汗をかいたまま風に当たると汗冷えしてしまうため、動きが少なめの釣り用・日常用インナーに特に採用されています。

 

吸湿発熱素材を使用するメリット・デメリット

吸湿発熱素材を使用するデメリット
  • 除湿性が低く運動量が激しいスポーツだと汗冷えする可能性も
  • 体温調整機能が弱く、寒暖差のある状況に弱い
  • 発熱に水分が必要なため、着用後は冷えたまま
吸湿発熱素材を使用するメリット
  • 発熱性が高く、インナーによっては極寒地でも利用できる
  • 一般的に価格が安く手に入りやすい

 

吸湿発熱素材は一度水分を吸湿すると長時間暖かさを保ってくれるため、インナーによっては極寒地でも利用できるほど暖かいです!ただ、水分がないと発熱しないため着用直後から暖まるわけではありません。

暖かい一方で除湿性が低いため、運動量の差が激しいスポーツでは一気に汗冷えして使い物になりません。一度暖まると火を噴いたように暑くなり、除湿もしてくれないので寒暖差の激しいシチュエーションには向いてません。

動きの少ない日常利用・釣り・バイクなどのスポーツにもっとも向いていますね!価格が安いので、手に入りやすいのも一つのメリット。

 

光電子素材の特徴と基礎知識

出典:http://kodenshi-hayabusa.com/contents/about.html

 

 

「光電子素材」はインナーのなかでも革命的な性能で、繊維中の遠赤外線を反射して暖める・・・という方式を採用しています。発熱に水分が必要ないので、着用直後からポカポカ暖かくなる夢のような素材!

発熱性能はそこまで高くないものの、動いていない状況でも暖かいので日常利用や釣り・バイクなど動きの少ないスポーツはもちろん、除湿性も高く登山・自転車など運動量の多いスポーツまで使用できます。

極寒地での使用は向いておらず、光電子素材自体が貴重なので価格も高め。ただ、防寒インナーとしては最も優れているので、1着持っておいても損はありません!

 

光電子素材を使用するメリット・デメリット

光電子素材を使用するデメリット
  • 発熱性能がそれほど高くないため、極寒地の使用には向かない
  • 価格が高く1着平均7,000円以上は必要(安いインナーもある)
光電子素材を使用するメリット
  • 繊維中の反射熱を利用するため、着用直後から暖かい
  • 除湿性能・体温調整機能に優れており、あらゆる状況で使える

 

光電子素材を使用する最大のメリットは、やはり反射熱を利用するため着用直後から暖かい・・・という点。体温調整機能がそこそこ優秀なので、あらゆるシチュエーションで使うことができます。

素材そのものが優秀なので、初めて防寒インナーを購入するなら光電子素材を購入しておけば間違いないです!極寒地での使用などと特殊な状況でないかぎりは満足できます。

ただし価格はそこそこ高めなので、上下セットを揃えるならそこそこの予算が必要。日常から色んなスポーツで使えるので、コストパフォーマンスは非常に高いです。

 

最強防寒素材はどっち?光電子・吸湿発熱の性能比較

純粋な発熱性能は「吸湿発熱」素材が優秀

▲釣り用インナーのなかでも最強の防寒性能をほこる「もちはだ もちジョイ icon-external-link 

 

結論から言うと、防寒インナーとしての発熱性能は「吸湿発熱素材」のほうが優秀!汗を吸着することで長時間体温を維持できますし、遠赤外線の増幅も合わせて行う素材もあります。

そもそも、吸湿発熱素材は「除湿性能が低め」という点から極寒地でも使えるインナーが数多く発売されていて、動きの少ない釣り専用インナーのなかにはめちゃくちゃ暖かくなるものもあります。

もちろんこれらは登山・自転車など動きの多いスポーツではとても使えないし、釣りのなかでも運動量の多いルアー釣り・ジギングは他の素材を使ったほうがいい場合も。

 

「純粋な暖かさ」を求めるなら、吸湿発熱素材で決まり!ただ、本来インナーが担うべき「体温調整機能」に関しては、他の素材のほうが優れています。

 

着用直後から暖かい光電子素材

▲価格が安く万能的に使える「THE NORTH FACE HOTCREW icon-external-link 

 

吸湿発熱に比べて「光電子素材」は着用直後から暖かく、着替えが苦痛な寒い!という状況でもすぐ暖めてくれます。

吸湿発熱でもそのような素材はありますが、裏起毛・極厚手生地など物理的に暖かくする製品ばかり。

体温調整機能に優れていて、寒暖差の激しい状況でもギリギリ「暑い!」という閾値をこえず体温を保ってくれます。寒い野外から頻繁に室内へ出入りするとか、静・動の差が激しいスポーツにピッタリ。

 

除湿性能・体温調整機能に優れたメリノウール素材

▲優秀な体温調整機能を有する「mont-bell スーパーメリノウール icon-external-link 

 

吸湿発熱・光電子に加えて、「メリノウール」という新素材もあります!ベースは吸湿発熱と同じですが、高級ウールを使用することにより除湿性をアップして体温調整機能に特化しています。

暖かさは光電子をさらに下回ることも多いんですが、必要な水分を熱に変換しつつ不要な汗を瞬間的に排出してくれるので、汗冷えが許されない冬山登山・厳冬の自転車でも使えます!

ウール素材の防臭・抗菌仕様により、数日間着用し続けても臭くなりにくい・菌が繁殖しづらいのもメリットの一つ。光電子素材よりもさらに万能的なシチュエーションで使えます。

 

結論!どのインナーを使うのが良いの?

 

以上の解説を総合した結果、「結論から言うと、◯◯のインナーがおすすめです!」・・・と言いたいところなんですが、素材・製品によって性能が違いすぎて、おすすめの製品を絞れません^^;

それぞれの素材によって性能の違いはあるし、「発熱性能ならこれ!除湿性ならこれ!」という特定の機能に特化したインナーはあるので、自分の使いたい状況によって選ぶのが大切。

アウトドア・釣り用途で特に使えるインナーに関しては、全て下記の記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてください!実際に1年間使った商品レビューも合わせて紹介しています!

 

▼冬場に使える防寒インナーを全てまとめて比較してみました!

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