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簡単に釣れる「カサゴ(ガシラ)」の釣り方まとめ!餌・仕掛け・ルアー色々解説

初心者でも簡単に、年中釣れるカサゴ(ガシラ・アラカブ)。主に障害物の隙間などに生息することから、根魚(ねざかな)の一種としてよく知られています。

冬でも良く釣れるので、釣り物の少ないシーズンには非常に人気の対象魚となります!堤防からでも30cmを越える魚体が釣れることもあり、引きが強く大変美味なため人気の魚です。

一年中釣れること、生息場所さえわかれば初心者でも簡単に釣れることから、堤防釣りの入門にはピッタリの魚です!

今回は、餌・ルアーで狙うカサゴの釣り方を解説していきます!

 

カサゴの特徴・生態など

生息地・サイズ

 

カサゴは北海道以外の全国どこでも分布していて、あらゆる季節に釣れるので、初心者でも釣りやすい魚の一種。

堤防の底や岸壁、障害物のそばに潜んでいることから「根魚(ロックフィッシュ)」とも呼ばれています。

テトラポッドの奥底にも潜んでおり、障害物の中に仕掛けを落とすと簡単に釣れるので「穴釣り」という釣り方が人気。

 

サイズは大きいもので35cmほど、大抵漁港で釣れるのは10cm〜25cmぐらいまでですね。

近似種である「メバル」同様、30cm程度まで成長するのに10年もの歳月を必要とします。

魚種は全然違いますが、例えばブリの場合は3年で60cmまで成長します。しかしカサゴは20cmまで成長するにも5年程度の歳月が必要のため、下手に小さいカサゴを乱獲すると釣り場に魚がいなくなってしまいます。

 

カサゴの生態

 

面白いのが、非常に貪欲な魚で落ちてきたものに強烈に反応し、すぐさま「餌だ!」と認識してガブっと噛みつくこと。

周辺では一番大きい魚から餌を捕食するので、一度魚が釣れたポイントで続けてもサイズは下がっていくケースが多いです。

釣れる時はめちゃめちゃ簡単に釣れるんですが、潮汐には敏感なようで同じポイントでも釣れないときと爆釣するときがハッキリと分かれます。

 

基本は「障害物のそば・岸壁・底」を狙っていれば、誰でも釣れますよ!

後ほど解説しますが、かなり水深の浅い場所でも釣れることがあり、そのような場は釣り荒れていないため大きいサイズが釣れることが多いです。

どうしても成長が遅い魚なので、釣り人が多い場所は小型サイズしか釣れないケースが多々。

 

「大きいカサゴを釣りたい!」という人は、「このポイントなら他の釣り人が入ってなくて、なおかつカサゴがいそうだ!」と想像力をふんだんに働かせる必要があります。

 

カサゴの釣り方・基本編

カサゴの生息する「障害物」を探す

 

カサゴ釣りの基本は、堤防の岸壁や底など「障害物」を中心に攻めること。

他の魚種が生息しているオープンエリアには一切いない代わり、「え、こんなところで魚が釣れるの?」とビックリするような小さい隙間でも釣れることがあります。

岸壁のえぐれの中に潜んでいることも多く、じっくり狙うといいです。底周辺の石畳の中にもいます。

一番の狙い目は、「漁港の最湾奥部の角」。意外と誰も狙っておらず、先日の釣行でも25cmのカサゴを釣ることができました!

 

▲カサゴ用の胴付き仕掛け

 

エサ釣りの場合は「胴付き仕掛け」などを用いて、岸壁を中心に探っていくと反応があります。

回遊するような魚ではなく、基本は自分の縄張りに張り付いているため置き竿よりも歩きながら探って行くほうが釣果がアップします。

 

カサゴ釣りに最適な餌

▲サバの切り身もおすすめ

 

カサゴ釣りの餌ですが、ぶっちゃけなんでも釣れます。(笑)仕掛けが派手なら餌なしでも釣れるし、ガムですら釣れます。

ただこれは潮回りが良く「良く釣れる状況」の場合であって、渋いときは目の前にいるのに一切口を使わないことも。

このような場合は、カサゴ・メバルが大好きな「シラサエビ」を撒きながら釣ると、障害物の隙間からワラワラと魚が沸いてきて釣れることも!

 

【カサゴ釣りで使われるエサの種類】

  • アオイソメ
  • 石ゴカイ
  • 短冊イカ
  • サバ・アジ・イワシなどの切り身
  • シラサエビ
  • オキアミ

 

気軽に釣るならアオイソメ、お金は掛かるが確実に釣りたいのであればシラサエビがおすすめ。

また釣れる魚種は限られますが、魚の切り身やイカの短冊を使うと臭いが強烈なので、穴の奥から魚を誘い出してくれることも。

個人的には手軽・簡単に釣れるのがカサゴ釣りの最大の面白さだと思っているので、アオイソメ300円分もあれば十分楽しむことができますよ!

 

カサゴの釣り方色々紹介

初心者でも大物が簡単に釣れる!「穴釣り」のススメ

 

堤防釣りの場合、足場が良いので初心者でも簡単に狙えるものの、カサゴの特徴から大型は釣りきられていることが多いです!

もし「初心者でも大型を狙いたい!」という場合は、テトラポッドの上を縦横無尽に歩きながら探っていく「穴釣り」が超おすすめ。

この釣り方はテトラ帯を移動するので、危険が伴います。

ファミリーにはおすすめできませんが、いわば「カサゴの巣」を直接狙い打ちするわけなので、めちゃめちゃ釣れます!

 

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テトラポッドの穴を上から狙うので、竿は1m程度の短いもの、大物が釣れてもいいように太めの糸を使います。

仕掛けも穴に入っていきやすいよう、オモリと針が直結されてある「ブラクリ」を使って攻めていきます。

餌はアオイソメなどを使いますが、ぶっちゃけワームの切れ端でも釣れます。(笑)

初心者でも簡単!「穴釣り」の極意と道具・釣果を上げるための全知識

 

手軽にカサゴを釣り上げる!ルアーフィッシングの方法

 

堤防・テトラ帯でのエサ釣りもおすすめですが、もしルアーフィッシングを始めたい場合は「カサゴのルアー釣り」もおすすめですよ!

魚の特徴から、餌ではなくルアーでも獰猛に追いかけてくるので、初心者でも簡単に釣ることができます。

堤防の際や底を中心に狙うことになるので、「根掛かり」には最大限の注意を払う必要がありますが、きちんと底がわかれば釣れたも同然!

 

 

カサゴのルアー釣りでは、メバルのルアー釣りである「メバリング」と同じ仕掛け・釣具を使います。

繊細なルアーロッド、オモリと針がくっついた「ジグヘッド」にワームを付けて泳がします。

ワームを投げたら底まで落として、チョンチョンと動かしながら手前まで引いてくると何かしら反応があることが多いです。

 

▲詳しいカサゴの釣り方は、動画の方が参考になりますよ!

 

使用する釣具は「メバリング」と同じで、狙い方も似ているため、ぜひチャレンジしたい方は下記の記事を参考にしていただければと思います。

 

▼メバリングの基礎知識・攻略法はこちら

【メバリング入門】初心者でも簡単に釣れる!タックル選びから仕掛けまで徹底解説

 

カサゴの美味しい食べ方・料理など

 

最後にカサゴの美味しい食べ方ですが、やはり定番は「煮付け・味噌汁」辺りでしょう!

白身ですが、身にしっかり味が付いていて食べごたえがあり、少し味付けが薄いぐらいが一番食べやすいです。

個人的には、「ほほの肉」が一番弾力と味があって好きです。身の量はほとんどありませんけどね。(笑)

 

おわりに

 

というわけで、以上自分も大好きな「カサゴの釣り方」を解説してみました!

初心者でも気軽に釣れるカサゴは、引きも強く味も美味しいので釣魚として非常に魅力的です。

さらに釣り物の少ない冬でも良く釣れてくれるので、なかなか釣りに行けず寂しい釣り人を癒やしてくれます。

乱獲しない程度に、色々な釣り方を試しながらチャレンジしていただきたいです。カサゴ釣り、楽しいですよ!