どうも、釣りYouTuberとして活動しているヨネスケ(@Fisher_blog)です。
3月になって少しずつ春の陽気に近づいていきますが、一点注意があります。海水温は外気温の2ヶ月遅れで変化するため、気温と水温が同時に上がるとは限らないことです。
しかし!特に後半からは様々な魚が産卵を意識し始め、栄養を蓄えるために荒食いを始めます。狙う魚、ポイント、タイミングによってボウズか爆釣するかが分かれる非常にダイナミックなのが3月の釣りです。
知っておきたい3月の海の状況は?
冒頭でも解説したとおり、海水温は2ヶ月遅れで変化が現れるため、3月は1年で最も海水温が下がる時期になります。魚の反応も鈍くなるため、一年で最も釣り物が減る季節となります。
ただし、気候が暖かくなるにつれて浅場から順に水温が上がっていき、3月後半から一気に釣り物も増えます。この時期は「気温の上がりやすい浅場」「朝まずめより夕まずめ」が釣果をあげるコツとなります。
春一番が吹き出してからが本番で、強力な南風によって大きく海水がかき混ぜられ、一気に海水温が上がります。こうなると魚の活性も上がるので、釣りにいくチャンスです。
3月の堤防で狙える魚種とは
産卵前の荒食いが始まる!数釣りが楽しめるメバリング
寒い時期でも釣果をあげられる「メバリング」。2月まで産卵期で厳しい状況が続いていましたが、3月後半に近づくにつれ産卵前の「荒食い」が始まります。
産卵期で消費した体力を取り戻すため、積極的に餌を捕食するようになるので初心者でも釣り上げるチャンス!もちろん、ルアー以外でもエサ釣りで釣り上げることも可能です。
夜釣りがメインの釣りではありますが、この時期ぐらいがら日中でも簡単に数釣りが可能になります。ただ産卵前なので、明らかに卵を持ったお母さんは逃してあげてください。
【メバリング入門】初心者でも簡単に釣れる!タックル選びから仕掛けまで徹底解説
バチ抜けシーズン到来!1年で最も魚が釣れるシーバスゲーム
一年でシーズンごとに様々なパターンがある「シーバスゲーム」ですが、2〜3月あたりからゴカイが表層まで出て産卵を行う「バチ抜け」シーズンが始まります。
おぞましいほどのゴカイが表層に出てくるため非常に気持ちが悪いのですが、シーバスからすると餌を食べ放題な状態になり、手当たり次第に捕食するため一年で最も簡単に釣れます。
このバチ抜けは東の関東から始まり、4月〜5月にかけて関西、九州へと移行していきます。近隣の地域でバチ抜けが起こっていないか、積極的に釣具屋やネットの情報を見ておきましょう。
年なしのクロダイも。春のノッコミシーズン始まる
春は様々な魚の産卵シーズンですが、堤防で釣れるクロダイも例外ではなく、水温が上がるに釣れて「ノッコミシーズン」が始まります。こちらも産卵前の荒食いが始まるため、簡単に釣り上げることが可能。
シーズン中は水温の上がりやすい浅場に上がってくるため、テトラなど障害物と絡む浅場を探すのが重要。ルアーで狙うチニング、ブッコミ、フカセ釣りなど様々な釣法で狙えます。
またこののっこみ時期は一年で最も大型が釣れるシーズンとしても有名。夢の年なし(50cm)サイズを狙って釣りにいってみましょう!
【チニング入門】初心者でもクロダイ(黒鯛)が釣れる!釣り方とタックルを徹底解説!
魚の王様「マダイ」も産卵を意識。思わぬ大物が出る可能性も!
同じ鯛系の魚でも、クロダイと違って産卵期が4〜5月と少し遅いマダイ。シーズン入りはまだ先ですが、3月あたりから徐々に活性が上がり始め、浅場へあがる個体もいるので釣れるようになります。
シーズン初期は船釣りがメインではあるものの、深場から徐々に釣れていき、水温があがるにつれ身近な堤防でも狙えるように。まだ低水温のため、フカセ釣りやカゴ釣りで狙うのが一般的です。
この時期は数こそ釣れないものの、80cmオーバーなど思わぬ大物が釣れる可能性が高いのがシーズン初期の3月や後期の12月。気を抜かずに狙っていきましょう!
花見カレイシーズン到来。投げ釣りで大型を狙おう!
冬にかけて浅場で産卵を済ませたカレイが、深場へ落ちる前に荒食いを行う「花見カレイ」シーズン到来!桜の開花時期に合わせて、北から順にシーズン入りするためこのように呼ばれています。
秋〜冬シーズンには遠投が必須だったカレイも、この時期は港の近くや港内にいることもあるため、気軽にちょい投げで狙うことが可能。遠投では釣れなかったのに、足元狙いで連発した経験もあります。
普段は本格的な投げ釣りタックルが必要ですが、花見シーズンはちょい投げタックルでも狙えるのでファミリーでの釣行もおすすめです。適当に出した置き竿に思わぬ大物が掛かるかも。。。
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