メバルは一見簡単に釣れるように見えますが、春の高活性期を除くと案外難しく、まして大型メバルを仕留めようと思うと相当なポイント開拓・実践が必要となります!
これから始める初心者の場合、いざ釣りにいっても「ちょっと難しいぞ!どうやって釣り上げればいいんだ!」となりがち。自分も、最初は何回もボウズを食らいました・・・。
今回は「どうしてもメバルが釣れない!」という状況を打破するため、高い確率でメバルを釣り上げられる方法を紹介していきます!ボウズ濃厚な状況に陥ったら、下記のテクニックを試すべし!
どうしても釣れない場合の対処法
全ての常夜灯の明暗を探ってみる
メバルが釣れない!となったときの一番の対処法は、数打ちゃ当たる戦略!で目に見えるストラクチャー全てを探ってみること。特に初めてのポイントだと、どこを探っていいかわからないことが多いハズ。
大型堤防ならともかく、小さい堤防なら2〜3時間かければ全てのストラクチャーを探ることができます。一見なんの変化がなくとも、何らかの要因でメバルが溜まっていることがあります。
日中に堤防を見回っていればある程度ポイントの検討が付きますが、それでもワームを投入しないと釣果が出ないので、時間がある限り目星のついた場所を全て探るようにしています。
堤防の角・キワを狙う
メバルは表層・中層を泳いでいることもよくありますが、それは活性が高いマズメ時や夜間の話であって、普段はカサゴなどと同様堤防の角・キワに隠れています。
大型ほど簡単には見つからないような障害物・深場に隠れていて、目に見える常夜灯の明暗よりも港湾の最奥部にある堤防際で連発することも多々!まさに灯台下暗しなわけです。
目に見えるストラクチャーを狙うことも大事ですが、「やたらと釣れないな?」と思ったら足元の堤防際を狙ってみてください。思わぬ大物が食いついてくる可能性もあります。
ボトムを舐めるように探ってみる
表層・中層・堤防のキワと探って釣れなければ、メバルが底まで沈んでいる可能性があります。ナイトゲームでも活性が低い・底に餌が多いような状況だと、ほぼボトムでしか釣れないことも。
少し重めのジグヘッドを使うと多少流れのあるエリアでも確実に着底できるので、2g程度に変えて探ってみます。ボトムを舐めるように探ると、広い範囲を一気に探れます。
メバリングでボトムを探る時に最も重要なのは「着底をしっかり把握すること」なので、確実に竿で感じられる程度の重量を使うのが大切。ボトムを探れば、他魚種も含め何かしらの反応があるはずです。
ボトムでステイ→リフト&フォールを試す
ボトムを探っていまいち反応がなければ、裏ワザ的テクニックとして「ボトムで10秒ほどステイ」をすると反応があるかも!?その直後にリフト&フォームを入れれば、リアクションバイトを狙うことも可能。
「ルアー釣りでは、常に動かして本物の餌に似せなければならない」という常識がありますが、特に警戒心の強いメバルのような魚はストップさせてようやく食ってくることがあります。
一度ボトムまで沈めたら、ラインをゆるく張りつつ10秒ほどステイさせます。このとき、反応がなくとも目の前でじっと待機していることがあるので、アクションをつけてやると「ガツン!」と食ってきます。
どうしても渋い状況では、このボトムステイ戦法が想像以上に効果を発揮してくれます。試してみる価値あり!です。
遠投系リグで沖を探る
手前を探って反応がなければ、フロートリグ・キャロライナリグなど遠投系リグを使って沖を攻めると効果的。ただしピンポイントで障害物を狙って探る必要があるので、上級者向きです。
闇雲に魚を探ってもなかなか釣れないので、事前にポイントを熟知して海流の流れ、障害物・駆け上がりの位置を把握しておく必要があります。
ただし普段なかなか飛距離が出ず探れないサーフなど浅場のポイントでも、遠投して沖の障害物を狙うことができるため、準備だけでもしておくといざという時活躍します。
ライトワインドでリアクションバイトを狙う
デイゲームでメバルを狙っている場合、ナイトゲームと同様のただ巻きアクションだと遅すぎて、ジックリワームを見られてしまい見切られてしまうことがよくあります。
通常の動きで見切られてしまうようであれば、激しいアクションでリアクションバイトを誘うと次々に釣れることがあります。特に岸壁に張り付いているメバルに効果抜群!
「ワインド」と呼ばれる竿をシャクることで左右にダートするワームを使って狙うと、活性の低いメバルに無理やりスイッチを入れて食わすことができます。
メバル意外の魚もよく釣れるので、一つワームを持っておくとあらゆる釣りに対応できて便利です。ナイトゲームでも多少動きを遅くしてやれば食いついてきます。
▼デイゲームでのメバリング攻略法はこちら
真昼間でもメバリングは成立する!デイゲームの基本と攻略法【ボトムワインド釣法】
テトラのキワ・内部を穴釣りで探る
フィールドをあらかた探って反応がなければ、最後の手段としてメバルが潜んでいるであろうテトラにワームを突っ込んで穴釣りします。間違いなく魚はいるので、目の前にワームを送り込めればほぼ100%釣れます!
釣り方は簡単で、テトラの穴にワームを送り込んで魚の巣まで沈め、少し上下させて魚を誘います。活性の高い魚なら上から落ちてきた瞬間に食ってきます。
初心者であろうと誰でも釣れますが、普段メバリングに使っているタックルをそのまま使うと根掛かりしたときに確実に切れるのでリスクの高い釣りでもあります。
おわりに
というわけで、今回は「どうしてもメバルが釣れない状況を打破するための対処法」を紹介してみました!ここであげたテクニックを使えば何かしらの反応を得られます。
逆に一切反応がなければ、そもそも狙っている海域にメバルがほぼ存在しない可能性があるので、素直に諦めて別のポイントを狙いますw
どうしても釣れなければ、記事内で紹介したテクニックを使ってみてください!どうしても反応がなければ、潔く移動しましょう!笑