僕は日本一周を通して約1年以上野宿を続けてきたんですが、経験を積むにつれ段々と「どのような場所で野宿をすればいいか?」「どういう場所では野宿を避けたほうがいいのか?」がわかってきました。
例えばトイレの有無、屋根の有無だけで大きく快適度が変わってきます。300箇所以上で野宿をした結果、パっと見ただけで「ここだったら快適に野宿ができる!」と判断できるまでになりました。(笑)
そこで、今回は1年間の野宿の経験を元に「野宿スポットおすすめランキング」を作ってみました!特に旅人に参考にしていただけるランキングとなっておりますので、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
野宿をするために必要な条件とは?
まずおすすめスポットを紹介する前に、野宿をするために必要な条件について説明しておきます。
野宿の方法には、色々な選択肢があります。使用する道具を取っても、夏場なら何も利用せずそのまま寝てもよし、寝袋だけ使ってもよし、ガッツリテントを用意するのもまたよし、です。
また寝床の条件として、地べた・ベンチ・芝生などがあり、付随する施設によっても大きく快適度が変わってきます。具体的には、トイレ・水道・東屋・ゴミ箱の有無ですね。
これらの違いによって、極端ですが野宿場所が「天国か地獄か」を分けることになるので、特に休息が大事な旅人の場合は事前にじっくりと条件を吟味して、宿泊するべきだと思っています。
緊急時には最低限清潔な場所を選んでそのまま寝るしかないでしょうが、できれば水道・トイレとベンチくらいは欲しいところです。
優先順位は、ベンチ東屋>水道>ベンチ>トイレ>ゴミ箱となります。雨天の場合はまた変化します。
この記事ではこれらの条件を考慮しながら、最も快適に狙える野宿場所を紹介していきます!案外野宿にも多様性というか選択肢があるものなので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
それでは、いってみましょー!
最高に気持よく寝れる!おすすめ野宿スポットランキング
ランキングごとに「快適度」「安全度」「気持ちいい度」を設定していて、それらの指標を元に総合的にランキングを決定しています。
それぞれ快適・安全に野宿できるかどうか、気持ちいい度は「いかにも野宿って感じがして気持ちいいー!」という指標を設定しています。
1年以上野宿を続けてきたとはいえ、独断と偏見で選んでいますので、参考程度にどうぞ。
10位:河川敷の橋の下
- 快適度:☆☆☆☆★
- 安全度:☆☆☆☆★
- 気持ちいい度:☆☆☆☆★
野宿おすすめランキング、10位は河川敷の橋の下です。
橋の下なので雨は避けることできますが、河川敷は整備されていない場所のほうが多く、公園はあれどトイレや水道等の設備がない所が多いです。
また暴走族の溜まり場やホームレスの小屋があることも多く、騒音も激しいため安全性・快適度・気持ちいい度ともに最低ランクですね。
9位:都市にある公園
- 快適度:☆☆☆★★
- 安全度:☆☆☆☆★
- 気持ちいい度:☆☆☆☆★
続いて、都市部にある公園。東京や大阪等の都市部でも寝られる公園は多い印象で、一歩間違えれば危険なことになってしまうものの、場所とタイミングを選べば問題ないかなと言った感じ。
こちらはトイレ・水道が設置してある場所が多いんですが、ベンチは野宿防止のために真ん中に手すりがあるケースが多々あります。
ゆえに虫害にあう危険性がありますが、都市部なのでムカデ等の危険生物は少ないでしょう。一番危険なのは、同じ人間ですからねぇ。。。
公園によっては「野宿禁止」となっている場所も多いので、そこだけ気をつけるように。
8位:バス停
- 快適度:☆☆☆☆★
- 安全度:☆☆★★★
- 気持ちいい度:☆☆☆★★
続いて、バス停での野宿。北海道ではバス停で野宿をするのがデフォルトになっているので、旅したことある人なら泊まったという人も多いかも。
当然ながら水道・トイレはないですし、バスの終電・始発の時刻に合わせて野宿しなければいけないので、決して快適とはいえない。ただ意外と安全ですし、それなりに野宿してる感も味わえると思います。
北海道へ旅するなら、一度はバス停で泊まるといいかも。
7位:無人駅
- 快適度:☆☆★★★
- 安全度:☆☆★★★
- 気持ちいい度:☆☆☆☆★
続いて、無人駅。こちらもバス停同様終電・始発の時刻に合わせなければいけませんが、田舎の電車って始発が7時からという場所もあるみたいなので、場所によってはぐっすり眠れるかも。
また比較的安全であるのと、バス停と違って水道・トイレが設置してある場所が多いので、より快適に睡眠できるかと思います。
ただ無人駅での野宿って結構怖いし、環境に気持ちいいかと言われるとちょっと疑問に残るなぁ。
6位:海水浴場の砂浜(閑散期)
- 快適度:☆☆★★★
- 安全度:☆☆☆☆★
- 気持ちいい度:☆★★★★
6位は海水浴場の砂浜!こちらはあくまで閑散期の海水浴場に限定します。
閑散期とはいえ、海水浴場なので水道・トイレはもちろん脱衣所・シャワーが設置されていることも多く、小さい海水浴場でない限りは閑散期であっても解放されています。
また、海水浴場の砂浜でシートを広げて寝ると、非常に気持ちがいいもの。いかにも「野宿している感」が味わえます。
ただし海水浴場は若者が数人で花火をしている、暴走族がたむろっている場所としても有名なので、安全かどうかはちょっと微妙。今のところ、実害は受けてないですけどねぇ。
5位:田舎の公園
- 快適度:☆☆★★★
- 安全度:☆☆☆★★
- 気持ちいい度:☆★★★★
5位は田舎の公園!都市公園と比べて面積が広いことが多く、また近くに中規模都市がある公園の場合、トイレも非常に綺麗に清掃されていることが多いです。
都市公園のように野宿をしていても人に気づかれることなく、雄大な自然を楽しむことが出来ます。僕も田舎へ行った時にそこそこ大きい公園を見つけると、積極的に野宿をすることが多いです。
田舎の公園でテントを張りながら、コーヒーを飲む瞬間が一番幸せかも。
4位:24時間開放の空港
- 快適度:★★★★★
- 安全度:☆☆★★★
- 気持ちいい度:☆☆☆★★
4位は24時間解放されている空港!主に関西国際空港と、成田空港辺りですかね。
一回だけ空港で野宿をしたことがありますが、トイレ・水道等の設備は当然整っているし、無料で電源を使用できる場所も多いので非常に快適でした。
空港内に24時間開いているコンビニ・ファーストフード店もあり、寒ければブランケットも借りれるので衣食住には全く困りません。
ただし、荷物管理に気をつけておかないと盗難に合ってしまうケースもあるようです。いかんせん色んな人種の人がおられるので、防犯意識は持っておきましょう。回りに人がたくさんいるので、置き引きが多いかと思います。
3位:キャンプ場
- 快適度:☆★★★★
- 安全度:☆★★★★
- 気持ちいい度:☆★★★★
いよいよTOP3の発表!第3位はキャンプ場です!
野宿も定義に当てはまるかは微妙ですが、テント泊・寝袋泊好きな人には欠かせない場所ですよね。水道・トイレ等の設備は当然揃っているし、焚き火で調理をするスペースすらある。
そこそこの料金はかかりますが、別途電源を利用できる場所もあります。
キャンプ場で寝ると「いかにも野宿をしている感」が味わえますし、かなり気持ちよく過ごすことが出来ます。ただし人が多い場所もあるので、そのような所は避けたほうが無難かも。
2位:道の駅
- 快適度:☆★★★★
- 安全度:★★★★★
- 気持ちいい度:☆☆★★★
続いて、第2位は道の駅です!日本一周等の旅をしている人なら、必ず一回は野宿したことがあると思います。一回どころか、最近では定番の野宿場所になっていますね。
水道・トイレ等の設備はもちろんのこと、場所によっては電源やお茶等が無料で利用できる場所もあります。休憩所が24時間解放されているところもあり、畳やソファで寝られるところもあるそうです。
車中泊をしている人が非常に多いので、安全度は非常に高いと言えます。「野宿感」を味わえるかどうかと言われれば微妙ですが、日本中を旅するなら欠かせない場所の一つです。
1位:湖畔公園
- 快適度:☆★★★★
- 安全度:☆☆★★★
- 気持ちいい度:★★★★★
最後に、堂々の1位は湖畔公園ですー!「えっ、意外」と思った方が多いのではないでしょうか。
安全度・快適度については道の駅やキャンプ場に劣ります。ただね、他の場所に比べて圧倒的に「野宿をしている感」が味わえるんですよ。
雄大な湖を前にして、芝生やベンチでコーヒーを飲みながら妄想にふける・・・あの瞬間ほど幸せなものはないかもしれません。それだけ気持ちよく野宿することが出来ます。
もちろん、場所は限られます。湖畔公園で野宿して気持ちよかったのは、琵琶湖と中禅寺湖ですね。とはいえ大抵の湖なら整備されているところは多いでしょうし、無論トイレや水道も設置されています。
周囲に人も少ないし、設備も整っているし、何より気持ちよく野宿することが出来る。という理由で、堂々の1位に設定しました。
おわりに:使用する野宿道具について
これまで紹介した野宿スポットは、旅する人だけでなく、不意に野宿することを余儀なくされた人にも参考していただけます。
1年間野宿生活を続けて思ったことは、やっぱり何より自宅が快適だ、ということです。当たり前ですが、トイレも水も必要だと思えばすぐに使用することが出来る。照明も当然のようにあるし、何より布団で毎日寝ることができる。
でも、たまには野宿もしたくなるものです。そんなときこのリストを参考にしながら「今日はどこに行こうかなー」と色々と冒険してみると、面白い経験ができるかもしれません。
野宿の興味を持った人は、安いテントでもいいから購入しておくと、より幸せに野宿・キャンプ泊をすることが出来ますよ。
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それでは!