長距離の旅行には必須の「バックパック」!これまで1200kmの四国歩き遍路旅行を中心に、国内・海外旅行で使用してきました。
旅の最中は生活に必要な全ての道具を詰めることになりますが、当然汗などでどんどん汚れていきます。今回も2ヶ月間に渡って旅を続けてきて、さすがに汚くなってきたので洗うことにしました。
バックパックを洗濯する場合、テント・寝袋と同様に洗濯機使用で破損するケースもあるので「手洗い」が基本となります。然るべき手順を踏んで洗わないといけないようなので、方法を調べながらやってみました!
これからバックパックの洗濯を初めて行う、という方の参考になれば嬉しいです。それでは行ってみましょー!
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バックパックの洗濯手順の確認
それでは、実際にバックパックを洗濯していきます。今回は、この使い古したGREGORYのバックパックを洗っていきます。
多少旅行で使った程度で洗濯する必要はありませんが、使い続けているうちに異臭が発生したり、特に肌に触れる肩ベルト・腰ベルト周辺が汚れることが多いです。
汚れが残ったまま放置すると、生地が劣化しやすくなってせっかく高いバックパックを買っても短期間で買い替えせざるを得なくなります!それほど手間のかかるものでもないので、早め早めで洗ったほうが日持ちします。
バックパックの洗濯手順ですが、
[aside type=”boader”]
- 全体の汚れや破れ箇所を確認する
- 分離可能なパーツを外して、ジッパー類を開けておく
- 汚れの酷い場所を中性洗剤で部分洗いする
- バックパック全体を押し洗いする
- 汚れが落ちたらすすいで、水気を切る
- 直射日光の当たらない場所で乾燥させる
これらを順番に進めていくことで、綺麗な状態になります!手順についてはmont-bellの公式サイトを参考にしました。
[aside type=”normal”]バックパック内には腰ベルトや骨組みが入っているので原則的に洗濯機の使用は不可ですが、仕様によっては腰ベルト・骨組みまで分解して洗濯機で直接洗えるものも存在します。メーカーページで要確認。[/aside]
バックパックの洗濯方法
全体の汚れ・破れ箇所の確認
洗濯を始める前に、全体で汚れの酷い場所を確認していきます!あらかじめシミの酷い場所の検討をつけておけば、洗濯の際の見落としもなくなります。
実際に確認してみると、「ヒップベルトの付け根」や、「腰に直接当たる箇所」がひどく汚れてますね!この辺りは汚れやすいので要チェックです。それにしても汚いw
特に暑い季節の旅行が多く、毎日の汗や皮脂、地面に置いた際の汚れが蓄積してこの状態になったのでしょう。文章にするとさらに汚く感じる。
続いて、バックパックの背面チェック。クッション部分も薄く汚れているし、よく見るとヒップベルトの付け根部分が一部破れてしまっています。
洗濯時にバックパックの隅々までチェックしておくと、破損箇所まで把握できて重点的にケアができ、最終的に寿命を延ばすことにもつながります!
自分の修理するのも大変なので、GREGORYのサポートに連絡しなければ。
外側は特に汚れが酷くなりがちですが、食品などをバックパックに収納していると内部も汚れてきます。実際、中を見てみると変なシミがついていました。
泥等の汚れはまず付着しませんが、バック内部で調味料等をぶちこぼしたまま放っておくと、汚れが取れなくなるので要注意!
内部も当然のごとく汚いので、キッチリ洗うことにします。
中性洗剤&タオルで細かいシミを落とす
汚れの箇所を把握できたので、バックパックをお風呂場に持ち込んで洗濯していきます!
最初に細かい頑固な汚れを落としたいので、中性洗剤を含ませたタオルで何度か擦ってシミを落とします。庭先で洗っても構いませんが、風呂場では浴槽にお湯を貯めて洗えるのでおすすめです。
次に、バックパックを浴槽にぶち込んでぬるま湯を貯めていきます。水でも構いませんが、ぬるま湯のほうが汚れが浮くので落ちやすくなります!
浴槽で押し洗いして全体の汚れを落とす
浴槽にバックパックが全部浸かる程度のぬるま湯を貯めたら、中性洗剤を投入して薄めたあと、バックパックを押し洗いしていきます。手でやっても構いませんが、足だとまんべんなく汚れを落とせます。
押し洗いをしていると、バックパックから汚い成分が大量に出てきたようで、一瞬で浴槽内のお湯の色が濁ってきました。きたない!
汚れが付着したまま放置すると確実にバックが劣化するので、「汚れたな」と思ったらすぐ洗ったほうがいいですね!まさか、ここまで汚れるものだとは思っていなかった・・・。
浴槽で浸け洗い
浴槽で押し洗いをしたあと、そのまま2時間ほど浸けこんで汚れを落とし、新しいぬるま湯と洗剤を投入して全ての汚れを落とします。
汗や皮脂などの汚れと同様、洗剤もついたままだと同じように劣化していってしまうので、確実に洗剤も落としていきます。
何度も水洗いし、完全に洗剤を落とします。
無事に洗剤を落とすことができたら、そのまま風呂場にバックパックを吊るして余計な水分を落としていきます。
もちろん、外に持ち出して干してもよし。自身の家は浴槽から外へ持ち出すと廊下が水没するので、仕方なく風呂場で水分を切ってしまいます。(笑)
無事にある程度水分を落とすことができたら、最後に直射日光の当たらない涼しい場所で完全に乾燥させれば終了!
洗い方の手順的には寝袋と変わらないので、キャンプなどをされる方は同時に洗ってしまってもいいかと。
慣れれば30分ほどの作業時間でできるようになるので、ぜひ汚れが気になったらやってみてください。
おわりに
というわけで、簡単ではありますが「バックパックの洗濯方法と手順」について解説しながら、実際に洗ってみました。
思ったよりも意外と簡単に洗うことが出来ましたが、頑固な汚れはなかなか落ちないですね!別の方法を考えなければ・・・。
今後も汚れが発生したら、再び同じ手順で洗っていきたいと思います。ちゃんと洗濯をすることでバックパックの寿命自体を伸ばすことできますからね。
それでは!バックパック洗濯の参考にしていただければ幸いです。