年々、タチウオのルアー釣りを行う人が増えてますね!釣って楽しく食べて美味しい魚の代表格で、関西圏では人気すぎて両手も広げられないほど堤防に人が殺到します。
タチウオって一見どんなルアーでも簡単に釣れるかと思いきや、意外とルアーによって釣果が分かれるんですよ。はたまた、状況によって使い分けることで、なかなか釣れない状況を打開できることも。
今回は、「実際に使ってよく釣れた、タチウオのルアー釣りにおすすめのルアー・ワーム」を紹介していきたいと思います!
タチウオにおすすめのワーム
エコギア パワーシャッド
タチウオのルアー釣りでは、より食わせやすいワームを使用することが多いです。
その中でも定番となっているのが「パワーシャッド」で、どんなシチュエーションでも使え、魚を引き出してくれます。
特に神戸周辺では人気で、釣具店でも売り切れてしまうことがしばしば。ただ巻きで釣れるので、初心者でも簡単に高活性のタチウオを狙えます。
一方で「デットスローリトリーブ」や「ドリフト釣法」などを駆使することで、低活性の全然アタリがない状況からもタチウオを引き出すことができます。
少なくとも自分はこのワームを最大限信頼していますし、実際に何度も実績を出してくれています。タチウオ釣りには絶対に1パックを持ち歩くようにしていますね。
低活性のタチウオを確実に仕留める「パワーシャッド釣法」を解説します!
フィッシュアロー フラッシュJルミノーバ
ワームの素材に「ルミノーバ」という長時間発光体が使用されていて、10秒程度ライトで照射しただけで強烈に光るワーム。
これほど光るワームって他にはなくて、例えば「パワーシャッドを光らせてアピールしたいな!」というときも2〜3投するとすぐに暗くなってしまい使い物になりません。
ルミノーバは少なくとも15投程度は持つし、仮に発光が切れても10秒も照射すればすぐに発光してくれます。
▲周囲が真っ暗でも、一瞬ライトを照射しただけで強烈に発光する
タチウオに関しては、発光すれば釣れる!という単純なものでもないんですが、少なくともこのワームを使ってから釣果が増えたのも事実。
また、ワームが光ることでナイトゲームでもワームの位置が確認できるので、初心者ほどおすすめしたいワームでもあります。
強烈に光ってくれるので、ワームを投げた位置や回収時がすぐに把握でき、夜間でも「どの程度の潮の流れがあるか?どの程度流れているか?」がわかります。
釣り人が多い時期でも隣とのお祭りを減らせるし、状況把握にも役立つのでトップバッターとしてもよく利用しています。
唯一のデメリットは個数が少なくて高いところ。ワームの耐久性も低いんですが、運がよかったのか?同じワームで10匹以上釣っても壊れませんでした。
パワーシャッド同様、タチウオのルアー釣りをするなら必ず揃えておくべきワームの一つです!
▲ルミノーバの威力については、ぜひこの動画を見てほしい
OZタックル マナティ
タチウオワインド釣法の元祖、ともいえるワーム。
ワインド釣法はワームをダートさせてタチウオに強制的にスイッチを入れる釣り方で、特に高活性時に爆発的な釣果をもたらしてくれます!逆に渋い時にはほとんど通用しません。
今でこそたくさんのワームが販売されていますが、以前はこのワームかパワーシャッドでタチウオ釣りをする人が大半でした。
他にもたくさんワインド専用のワームが発売されているものの、ダート時の動きが他にも増してキレッキレなので今でも使っています。
古参ワームなので、釣具店からも徐々に姿を消しつつあるんですが(笑)タチウオ釣りには必ず持っていってます。
エコギア パワーダートミノー
マナティと同じく、ワインド釣法専用のワーム。
同じくダートさせて使うんですが、マナティと比べるとダート幅が狭く動きが鈍いです。
恐らくワームの幅が狭いのとマテリアルが柔らかいからでしょうが、釣果面でそれほど違いが出ていないので、あまり気にせず使っています。
こちらのほうが値段が安く、入り数も多いのでコストパフォーマンスも高いです。タチウオは強烈な歯でワームを噛み切ってしまうことがよくあるので、できるだけ安いワームがおすすめ。
タチウオのルアー釣りでおすすめのジグヘッド
タチウオ釣りでこれらワームを使うときには、必ずジグヘッドにワームを付けて使います。
またタチウオは捕食が下手な魚なので、ジグヘッドについているフックの他に「アシストフック」を付けるのが定番。
付けないで釣りをしたこともありますが、なかなか針に掛からず下手をすると釣果が半分になることもあるので、絶対に付けるべきです。
通常のリトリーブをする釣り方から、ワインド釣法まで幅広く対応するジグヘッド。
特に実釣に当たって問題もなく、今シーズンはこのジグヘッドを使って大量のタチウオを釣ることができました。
そこそこ安価に手に入るし、ワームキーパー部分が大きくて一度セットすると簡単にはズレないのでおすすめ。他メーカーのワームを使うときでもこのジグヘッドを使っています。
ワインド釣法専用の「マナティ」を投げるときに使っているジグヘッド。
このジグヘッドを装着することを前提にして作られているため、最大限綺麗なダートを生み出したい場合には必須です。隙間なく綺麗に装着できます。
値段が高いし、最近ではなかなか釣具屋でも見かけなくなってきましたが、探せばあります。見つけたらいつも買いだめしてます。(笑)
タチウオってハードルアーでも釣れるの?
ワームが釣りのメインとなるタチウオ釣りですが、もちろんハードルアーで釣ることもできます!
むしろタチウオはハードルアーの「キラキラ」が好きな魚で、速い動きについていける朝マズメ、夕マズメにはワームより釣れることも。
ここでは、タチウオ釣りでよく釣れる専用ルアー、また代用できるルアーについて紹介していきます。
シャウト シヴァ
「ショアスロー」という、通常のメタルジグよりもフォールスピードが遅いメタルジグ。強烈なフラッシングでタチウオにアピールしてくれます。
一般的に夜が中心の釣りになるんですが、当日の状況や天候によっては14時頃でも堤防から釣れることがあり、深場を狙うと日中に連発することも。
他のルアーと比べて非常に飛距離が出るのがメタルジグの特徴なので、遠投して深場を探ることができます。釣り場に到着したら、まずメタルジグを投げてみて反応を探ると素早くサーチできます。
タチウオと一緒に青物も釣れるので、ぜひ1個はボックスに忍ばせておきたいですね!
maria メタフラ
メタルジグ並みの飛距離と、ミノーのようなアクションを両立した夢のようなルアー。
独自の「後方波動」という理論に基づいて設計されていて、他のルアーには出せない波動を生み出してくれます。
どこまで効果があるかは魚に聞いてみないとわかりませんが、確かにメタルジグ並みに飛距離が出るし、動きもいいし、実際によく釣れます。
ただ完璧なルアーかと言われるとそうではなくて、キャスト5回に1回は糸絡みしたり、チューニングしないとフックとリングが絡まって使い物にならなくなったりと何かと手のかかるルアー。
欠点も多いものの、風の強い状況や表層を素早く探りたいとき、メタルジグやミノーでは絶対に実現できない飛距離と動きをしてくれるので重宝しています!
タチウオに限らず青物もよく釣れますが、時にタチウオには有効。
JACKALL ビックパッカー
青物狙いで人気の鉄板バイブですが、無論タチウオも釣れます。青物とタチウオを同時に狙えるのがポイント。
パワーシャッドやワインドなど動きの遅くフラッシングの少ないワームでは、なかなか青物が掛からないんですよね。
タチウオは泳ぎが遅いイメージがあったんですが、朝マズメの明るい時間帯ならかなり早巻きをしても釣れます!いきなり「ガツン!」とアタリがあるので釣り味も面白いです。
強烈なフラッシングでアピールしてくれるので、周りが引き釣りなど遅い釣りをしているときに一人だけヒット!という経験もあります。
ブリやサワラなど大型青物にも強烈にアピールしてくれるので、ボックスに1個入れておくと何かと使えますよ!
おわりに
というわけで、以上「タチウオがよく釣れるおすすめのルアー・ワーム」について紹介してみました。
その他にもいくつかタチウオ用のルアーが販売されていますが、自分は特に記事に書いたルアーを使ってタチウオを釣り上げています。
少なくとも、今回取り上げたルアーを駆使すれば大体の状況に対応できるようになるので、ぜひ使ってみて下さい。
それでは!
タチウオのルアー釣り初心者が最初の1匹を釣り上げる方法については、下記の記事で解説しています。ぜひ参考にしてください!
タチウオ(太刀魚)をルアーで狙う!釣り方とタックル徹底解説