チニングのメインターゲットとなる「クロダイ」は、一体どの時間に釣りをすれば最も結果が得られるのか?エサ釣りだと日中に釣ることが多いですが、電気ウキを使って夜釣りをすることもあります。
基本的に昼行性で日中に活動しているので、明るい時間にもよく釣れます。ただ警戒心の強い魚だけあって、夜釣りだと簡単に数釣り可能に!一体、どの時間帯が最も釣れるのか・・・?
今回は、チニングでクロダイがもっとも釣れる時間帯と、それぞれ時間別の攻略方法について解説していきたいと思います!
【結論】チニングは警戒心が薄れる夜間が最強!しかし…。
エサ釣りでは日中に釣られることの多いクロダイですが、ルアー釣りで狙う場合は警戒心の薄れる「夜間」が最も釣りやすくなります!初心者ほどナイトゲームがおすすめです。
チニングではボトムをズル引く「底ズル」系のルアーを使うことが多いですが、この釣りは浅場であればあるほど効率よく探れるため、成立しやすくなります。
クロダイは神出鬼没&食欲旺盛なので、餌と隠れられる障害物さえあれば水深20cm程度と超浅場までやってくることも多いんですが、浅場だと警戒心も強くなってしまうので、夜釣りのほうが最適なんです。
ただし夜間だといつでもいいのではなく、意外にも「時合」が重要になってきます。夜釣りをする場合でも、夕マズメにバタバタ釣れた以降はぼちぼち釣れ続く・・・という状況に何度も遭遇しました。
もっともチニングで釣果を伸ばすには、夕方から釣り場に入ってマズメを狙いつつ、遅くとも夜20時程度までに切り上げたほうが釣果が伸びます。
深夜でも十分釣れますが、夕まずめと比べて反応が鈍くなってしまうため。もちろん、日中であっても釣り方を工夫すれば、餌を捕食する様子を見ながら釣り上げることも可能です!
チニングの時間別攻略法まとめ!
朝:マズメや暗い時間に積極的に狙う
他魚種ではもっとも反応が得やすくなる「朝」の時間帯ですが、チニングの場合はそれほど有効には働きません!もちろん朝マズメには釣れやすくなるものの、夕マズメほどではありませんね。
そもそもチニングでは夜間に竿を出すことが多いので、朝から狙う人は少ないはず。マズメにはバタバタと釣れることもありますが、明るくなるにつれて徐々に反応が薄れていきます。
もし朝にクロダイを釣り上げたい場合は、まだ暗いうちから釣り場に入って朝マズメを狙いつつ、明るくなったら切り上げたほうが効率よく釣り歩くことができます。
日中:チヌはデイゲームでも釣れる!警戒心を抱かせないことが重要
日中には反応が薄くなるクロダイですが、釣り方を工夫すればデイゲームでも連発することが可能です!最近流行りの水面系ルアーを使った「トップゲーム」が楽しめるのも特徴です。
夜間と同じように餌を捕食しますが、釣り人の姿を察知しやすく逃げられやすいので「最大限釣り人の存在を気づかせない配慮」が必要になります。人影を水面に映さない、一歩下がって投げるなどの工夫が必要。
日中だとルアーをジックリ見られた際に「これは餌じゃない!」と見切られることも多いので、スローに動かすよりは気持ち早めに動かすほうが釣れやすくなります。
底ズル系の釣りやトップゲームでも十分釣り上げられますが、堤防から落とし込みで狙う「ガンクロ釣法」も有効です。クロダイのルアー釣りで最も簡単な釣法なので、ぜひ挑戦してみてください。
他にも、秋など小魚を主食にしているときはリアクションバイトを狙った鉄板バイブの早巻き、ミノーの高速巻きも有効になります。難易度はやや高いですが、デイゲームでも十分結果を残せます。
多少難しくても、日中に何度かクロダイをヒットさせると釣りのイメージを掴むことができます!一気に上達できるので、ある程度慣れたら積極的に日中へ釣り場に向かってみましょう!
夜間:夕マズメを積極的に狙う
冒頭でも解説したとおり、警戒心の強いクロダイは夜間になると大胆に餌を捕食するため、魚さえいれば簡単に釣り上げられるようになります。チニング入門にはナイトゲームがおすすめ!
ただ夜間ならいつでも釣れるわけではなく、深夜になると寝てしまうのか?極端に反応が悪くなります。一方で1日のなかで最も夕マズメがアツいので、積極的に狙ってみましょう!
夏場だと適度に水温が下がるため、暗くなるとクロダイの活性が上がります。釣り人側からしても涼しくて快適なので、夏〜秋にかけては特に夜釣りが有効です。
ナイトゲームだとクロダイが餌を追いづらくなるので、スローに底をズル引くとアタリが多くなります。他にも、一時的にルアーを止めて10秒ほどストップさせるのも有効なのでぜひ試してみてください。
夜間になると厳しくなりますが、夕マズメには底ズル系同様にトップゲームでも最も結果が出やすくなります。この時間には水面にもバコバコヒットするので、トップで釣りをするにも夕マズメがおすすめ。
ただ!初めての釣り場だと、水中の障害物の位置や形状を把握していないと根掛かりが連発したり、魚の居場所が特定できません。必ず日中に下見をして、釣り場の様子を把握するのが釣果を上げるコツです。
最後に
というわけで、今回は「チニングでもっとも釣れる時間帯と、それぞれ時間別の攻略法」について解説してみました!24時間釣れるクロダイですが、特に夕マズメにはアタリが集中します。
釣り方によりますが、意外にも時合にシビアなので釣れるタイミングで竿を出すのが数釣りする最大のコツ!上手い人はどんな時間でも結果を出しますが、初心者ほど時間を意識したほうが結果が出やすくなります。
それぞれ時間ごとに攻略方法が異なり、様々時間に竿を出すのもなかなか楽しいです。ぜひ、朝・昼・夜とそれぞれクロダイを狙ってみてください!
▼チニングの基礎知識・具体的なタックル・アクションについてはこちら!
【チニング入門】初心者でもクロダイ(黒鯛)が釣れる!釣り方とタックルを徹底解説!