これから海釣りを始めたい!と思ったとき、まず用意すべきなのは「釣り道具」です。最低限の釣具さえあれば、サクッと釣りに出かけることが可能。
ただ、初めてだと「どんな道具を揃えればいいの?」と悩んでしまいがち。様々な種類の道具があるし、値段もピンキリで初心者ほど迷ってしまいます。
- 海釣りに必須の道具
- 持っておくと便利な道具
そこで、釣り歴15年以上の著者が「絶対に海釣りに必要な道具」「あると便利な道具」を種類別にまとめてみました!これから釣りを始める人はぜひ参考にしてください。
海釣り用万能竿 | 必須度:★★★★★
海釣りには様々な種類の「釣り竿」があり、便利な反面、選択に迷いがち。対象魚種ごとの専用ロッドも増えており、ますます選ぶのが難しくなっています。
何本も竿を買うのは大変なので、堤防からエサ釣りをするならサビキ・ちょい投げなど様々な釣りに使える「万能竿」が1本あると便利です!
価格はピンキリですが、入門用なら5,000円前後の竿がおすすめ。安すぎる竿は折れる危険性が高いのでNGで、シマノ・ダイワなど有名メーカー製だと安心です。
▼海釣り初心者向けの1本で色々使える万能竿は「【初心者向け】海釣り竿の選び方!ロッドの種類と最初に選びたいおすすめ製品一覧」でまとめています。
【初心者向け】海釣り竿の選び方!ロッドの種類と最初に選びたいおすすめ製品一覧
海釣り用リール | 必須度:★★★★★
釣り竿と同様、堤防釣りには欠かせないリール。モデルの種類とは別に「番手(大きさ)」が存在し、巻ける糸の量やリール自体のパワーが変わってきます。
万能竿と一緒に購入するなら、汎用性の高い「3000番」前後のリールを購入しましょう。一台購入すれば色々な釣りに使えるので、汎用性の利くリールのほうが便利なんです。
最近は5千円前後でも高機能なリールが増えていますが、性能が低いと大物が掛かったときに取り込めなどトラブルの発生確率が上がるので、妥協は禁物。
▼海釣り初心者向けの便利なリールは「【2018年版】海釣り初心者におすすめのリールまとめ! 1万円以下の実用的なリール紹介」でまとめています。
【2022年版】海釣り初心者におすすめのリールまとめ! 1万円以下の実用的なリール紹介
釣り糸(ライン) | 必須度:★★★★★
”魚と釣り人との唯一の接点”になる「釣り糸」。適当に選ぶ人も多いですが、釣り糸の強度で大物が取り込めるか決まるため、よく考えて選びましょう!
釣り糸には4種類の素材があり、太さ・素材を使い分けることで飛距離を向上させたり、大物が掛かっても取り込めるようになります。
初心者には最も取り扱いやすい「ナイロン製」の釣り糸がおすすめ。安価なリールだと最初から付いていることもありますが、劣化していることが多いので巻き替え推奨。
釣り用仕掛け | 必須度:★★★★★
エサ釣りには絶対に欠かせない「釣り用仕掛け」。対象魚種や釣り方によって様々な種類が用意されており、餌・仕掛けを変えるだけで様々な魚種を狙えます。
シンプルに針だけがついたもの、ウキや撒き餌用のカゴがついたもの、一つの仕掛けであらゆる魚種をいっぺんに狙える仕掛けなど多種多様で、見ているだけで面白いです。
一袋300円程度で発売されており、途中で糸が切れる・針が無くなるなんてことがよく起こるので、少し多めに用意しておきましょう。
クーラーボックス | 必須度:★★★★☆
釣った魚を新鮮に持ち帰るために必要な「クーラーボックス」。海釣り最大の魅力は「釣った魚を食べられること」にあるので、必ず購入しておきましょう。
モデルによって容量・保冷力に違いがあり、下手なクーラーを選ぶと帰宅時には氷が溶けてアウト・・・なんてこともあるので、慎重に選びましょう!
釣り用クーラーなら最低限の保冷力を備えつつ、軽量なので釣り場での持ち運びも楽チン。安いモデルなら3,000円程度から購入することができます。
▼釣り用クーラーボックスのおすすめ製品は「【2018年版】釣り用クーラーボックスおすすめランキング!本当に使える製品はこれだ!」でまとめています!
【2022年版】釣り用クーラーボックスおすすめランキング!本当に使える製品はこれだ!
水くみバケツ | 必須度:★★★★☆
手洗い用の海水を汲んでおく、釣った魚を生かしておく、魚の血抜きに使う・・・などあらゆる用途に使える「水くみバケツ」。
必須の道具ではないものの、釣りを終えたあとに堤防をキレイにする、汚れ物・濡れものを持ち帰るなど何かと便利に使えるので、持っておいて損はないです。
価格も手頃で、安いものなら1,000円以下で購入できます。小さいので持ち運びもしやすく、手が汚れやすいエサ釣りなら買わない理由がないですね。
ハサミ&プライヤー | 必須度:★★★★☆
余った釣り糸や、絡みついた糸を切るために必要な「釣り用ハサミ」。歯で噛み切ることもできますが、太い場合は痛める原因になるのでおすすめしません。
針に魚が掛かったとき、安全に針を外せる「プライヤー」もあると便利。顎が硬い魚になると素手で外すのが難しく、毒魚が釣れることもあるので安全のために必要。
以前、素手で外そうと針を掴んだ瞬間に魚が暴れてしまい、人差し指にガッツリ刺さって大変な経験をしてから必ずプライヤーも持ち歩くことにしています・・・。
釣り専用プライヤーにはハサミ機能がついたものも多く、一個持っておくだけで便利に使えます。
ライフジャケット | 必須度:★★★★☆
柵のない堤防で釣りをするなら、必ず持っておきたい「ライフジャケット」。特に子ども釣れの場合は落水の危険性が高いので、必ず購入しておきましょう!
安全そうな堤防でも落水事故が発生しており、自身は中学生時代に落水した人(死体)が流れてきて第一発見者になってしまった・・・という辛い経験があります。
ライフジャケットを持っているだけで事故を未然に防げるので、危険な場所では必ず装着するようにしてください。
玉網(タモ) | 必須度:★★★☆☆
堤防からスズキ・青物など大型魚を狙う場合、抜き上げると竿が破損するため「玉網」が必須!足場の高い堤防では、これがないと絶対に取り込めません。
柄の長さ・網の大きさなど様々な種類があり、釣り場や対象魚によって使い分けます。価格はピンキリですが、5千円程度のセット品を購入することも可能。
小物狙いのエサ釣りでは必要ありませんが、大型魚も釣れるルアー釣りでは必須。悔しい思いをしたくない方は購入しておきましょう。
▼玉網のおすすめ製品は「【2018年版】タモ網(玉網)を買うならこれ!選び方とおすすめ製品ランキング【シーバス・青物】」でまとめています!
【2022年版】タモ網(玉網)を買うならこれ!選び方とおすすめ製品ランキング【シーバス・青物】
魚つかみバサミ | 必須度:★★★☆☆
魚の針外しをするとき、直接魚体に触れると臭いがついて大変ですが、「魚つかみバサミ」を使うことで直接触れることなくクーラーにINできます!
エサ釣りをしていると、ヒレに毒を持つハオコゼ・アイゴなどの毒魚が釣れることもあり、素手で触ると刺される可能性が高いので危険!
特にファミリーフィッシングでは大活躍するし、魚をリリースするときも魚体に直接触れるよりは優しいので、一つ持っておいて損はないです。
メジャー | 必須度:★★☆☆☆
釣り人たるもの、大物が釣れたときは誰しも「サイズを測りたい」と思うはず。メジャーを含めて写真撮影すれば「こんな大物を釣ったぞー!」と自慢できます。
釣り用メジャーは写真撮影時にサイズが目立つよう工夫されており、コンパクトに収納できるので持ち運びも気になりません。
魚の臭い対策グッズ | 必須度:★★☆☆☆
魚釣りをすると、魚体や餌に触れてどうしても臭くなります。特にサビキ釣りの場合は餌の臭いが凄まじく、道具を車に持ち込むと臭いが取れなくなることも・・・。
生物を扱うので臭くなるのは仕方ありませんが、「魚の臭い対策グッズ」を使うだけで大幅に臭いを軽減できます!
「魚臭いのは嫌!車内に魚臭を持ち込みたくない!」という人は、あらかじめ臭い対策グッズを用意しておきましょう。
▼魚の臭い対策グッズは「魚の臭い対策!釣り道具・車の臭さを消し去る方法を全力で試したのでまとめる。」にまとめています。
魚の臭い対策!釣り道具・車の臭さを消し去る方法を全力で試したのでまとめる。
おわりに
というわけで、以上「海釣り初心者が最初に揃えたい釣り道具一式」を紹介してみました!
最初にのべたように、竿・リール・釣り糸・仕掛け辺りは狙う魚種やポイントによって大きく変わってくるので、ジックリ検討する必要があります。
とはいえ万能に使えるセットありますし、釣りに便利な小物類はどのような釣りでも活躍します。ぜひ、これらの道具を揃えて釣りに出かけましょう!
▼海釣りの基礎知識や釣れる魚種については「【初心者向け】初めての海釣り・堤防釣り入門講座!良く釣れる魚種と釣り方を紹介」にまとめています。
【初心者向け】初めての海釣り・堤防釣り入門講座!良く釣れる魚種と釣り方を紹介