どうも!日本一周釣り旅に挑戦しているヨネスケ(@Fisher_blog)です。大型ヒラマサやカンパチを釣りたくて、全国の磯でロックショアゲームを楽しんでいます。
海の大型魚を狙うにあたって、定番中の定番となった「SHIMANO ツインパワーSW」。日本一周中に全国の様々なフィールドで使用し、ついに1年が経過しました!
最高級のステラSWに匹敵する圧倒的な性能、大型魚を掛けまくろうが磯でぶつけようが壊れない耐久性を備えながら、約5万円代で購入できる最強のリールです。
ここがポイントぜよ!
- ステラSWに匹敵しそうな基本性能の高さ
- 超大物を掛けても壊れない剛性
- 海水に浸けても問題ない防水性
そこで今回は、「SHIMANO 15ツインパワーSW」を全国のフィールドで酷使しまくって1年が経過いたしましたので、ガッツリと使用レビューをお届けしたいと思います!
ツインパワーSWを使う最大の利点と基本スペック
ステラに匹敵しそうなドラグ・リーリング性能の高さ
磯やオフショアでヒラマサ・カンパチなど超大型魚を狙おうとすると、自ずとリールの選択肢が限られてきます。国内メーカーだと、現状4択しかありません。
ダイワのソルティガ・キャタリナか、ステラSW・ツインパワーSWか。ソルティガ以外の3種類を所持していますが、「圧倒的にコスパが高いのはツインパワーだ」と断言できます!
同価格帯だとキャタリナが候補にあげられますが、耐久性はフルメタルボディなので優れるかわり、ドラグ性能・リーリング性能の高さは圧倒的にツインパが上。
実際にリールを回してみるとわかりますが、最新の19ステラSWと比較してもあまり遜色ないレベルで、20cm級の大型プラグを使っても違和感なくアクションが可能。
ドラグ性能に関しても、次項で紹介しますがこのリールを使って記録魚の実績があるため、100kg超級のマグロなどを狙わない限りは全く問題ないと断言できます。
ただし最新ステラSWにはインフィニティドライブが採用されており、高負荷時でも軽いリーリングができます。予算があるのであれば、当然ステラのほうが高機能です。
スピニングリールのハンドルを回すと均一にラインを巻くためにスプールが上下しますが、その上下運動を担っているパーツの一つ「メインシャフト」を非接触化し特殊な低摩擦ブッシュで支持することで回転慣性を30%低減。高負荷時でもかなり軽くリーリングが行えます。
超大物釣りに使える圧倒的な剛性の高さ
周りの人の支えもあって
「磯から自分より大きな魚を釣る」
っていう無謀な夢を叶えることが出来ましたイソマグロ
192センチ、72.5キロなんか自分でも信じられないけど周りの人たちに感謝!!
ロッド:グランデージxd 100ex
リール:ツインパワーsw14000xg
本線:pe6号
リーダー:ナイロン180lb pic.twitter.com/m0uqifQG0S— 大村 (@omr_1115) July 28, 2019
ツインパワーSWの唯一の欠点は、金属&樹脂(Ci4+)が半々で構成されていること。巷ではこれにより、耐久性が低いと言われています。しかし本当でしょうか?
実はこのツインパワーSW 14000XGを使って、ショアから192cm・72.5kgの記録級イソマグロを釣りあげた方がいらっしゃいます・・・!
日頃から小笠原の母島でカンパチなど大型魚を釣り上げられているため、完全にフルメタルボディでなくても耐久性に関しては全く問題ないことがわかります。
▲ツインパSWは見てわかるとおり、ボディは樹脂で構成されている。
自身も日本一周で全国の磯でロックショアをして何十匹かの青物を釣り上げてますが、全くガタつく気配はないし、破損する気配すらありません。
「ステラやソルティガじゃないと超大型魚は獲れない」なんて話も聞きますが、ショアから72.5kgのイソマグロを釣り上げた方がいる以上、ツインパでも問題ないでしょう。
むしろステラSWはフルメタルボディだが精密なパーツが多く、実は耐久性はそれほど強くないという話も。ツインパSWなら、色々な意味で雑に扱っても問題ありません。(笑)
海水に浸けても問題ないIPX8相当の防水性能
最新のSW機は全て同じ(スフェロスやバイオマスター含む)ですが、IPX8相当の防水性能があるため多少潮を被った程度では動作に影響がないようになっています。
これまで磯を移動中、波を被ったり滑ったりしてツインパSWが完全に水没してしまったことが2回ほどあるんですが(笑)、今のところ全く問題なく使えています。
磯釣りではどうしても潮を被るシチュエーションが出てきてしまいますが、ちゃんと真水で洗ってあげればガタつくことなく使用し続けることができます。
ツインパワーSWの1年間使用レビュー | 日本一周で使いまくった感想
全国の磯でショアジギングしまくっても壊れる気配なし!
▲五島列島でツインパSWを使って青物を釣りまくった動画
2019年4月に日本一周釣り旅に出発し、その頃からツインパワーSWを使って五島列島、対馬、佐多岬、草垣群島、室戸岬・・・など様々な場所で釣りをしてきました。
ヒラマサ、ヒレナガネリゴ、ヤズ、大型のキジハタ、アカハタなど青物・ロックフィッシュと色々釣ってきましたが、今のところ全くガタもなければ快調に使えています。
同じツインパワーの名を冠するツインパXDだと、大型コブダイを掛けまくったところゴリゴリになったので、それ以上に魚を釣っているSW機は相当耐久性が高いことがわかります。
▲ツインパSW5000HG(右) 8000HG(左)
ロックショアではツインパワーSW 8000HGと替えスプールで14000XG用も所持していたのですが、使い勝手が良すぎてつい最近5000HGを購入してしまいました・・・。
8000HGと同様にリーリング性能・ドラグ性能は圧倒的に良く、5000HGも6000番スプールと互換性があるので替えスプールを用意すればかなり幅広い釣りを楽しめます。
一旦購入してしまえば、よほど超大型魚を釣りまくらない限りかなり長く使えるので、下手に下位機種のSW機を買うよりツインパSWを購入したほうがコスパがいいかと思います。
ステラSWと比べて使用感に大きな違いはなし!
ツインパワーSWを購入してしばらく一台で運用していたのですが、人の新型ステラを見たときにあまりのかっこよさに惚れてしまい、19ステラSW 14000XGを購入してしまいました・・・。
新型から回転トルクを30%低減する「インフィニティドライブ」を採用し、負荷時の回転慣性が低減。大型魚とのやり取りが圧倒的にやりやすくなりました。
他にもヒートシンクドラグを採用しているなどかなり進化はしているんですが、ではツインパSWはどうなの?と聞かれれば、全然問題なく使えます。
超大型魚を掛けて一気にラインを出されると、リールがやけどするほど熱を持ちPEラインが切れるおそれがあるため、ヒートシンクを設けて放熱する機能。19ステラ10000番以上に搭載されています。
ステラSWは大型プラグ使用時や魚とのやり取り時にかなり楽に巻いてくることができますが、ツインパSWでも別に使用上の問題はありません。
高級感は当たり前ですがステラSWのほうが圧倒的に上で、所有感が半端ないです。釣り場に持っていくだけでめちゃくちゃテンションがあがります。
が、すでに解説したとおりツインパSWを使って記録級イソマグロをあげた人もいるので、100kg超の魚でない限り「ステラでしか獲れない魚」はいないかなと。
唯一の欠点?ドラグノブが硬すぎる・・・。
基本性能、耐久性、価格・・・と機能的な死角は全くないツインパSWですが、唯一の欠点は「ドラグノブが硬すぎて調整がとにかくしづらい」こと。
ノブ自体もあまり大きくなく、とにかく硬いためやり取り最中のドラグ調整は困難を極めます。最初の数ヶ月はずっとこの状態で釣りをする必要があります。
磯からの大型魚狙いだと、ヒットした際の衝撃で落水しないよう緩めておき、徐々に締め込むことも多いためこの点は残念ですね。
一方で19ステラSWは大型のノブを採用しており、またドラグ自体もそれほど硬くないためやり取り最中の調整を簡単に行うことができました。
足場があまりに悪い場所でなければ固定でも大丈夫だし、特に致命的な欠点でもないのですが、完璧なリールと思っても欠点はあるということですね。
とはいえ、このデメリット以外だと本当に死角がないので、大型魚用リールとしては最もコスパの高いリールだと思います。今後も日本一周で使い続けます。
おわりに:ツインパワーSWは今購入すべきなのか?
というわけで、今回は1年間酷使し続けた「SHIMANO ツインパワーSW」の使用レビューをお届けしました。これは本当に名機ですよ・・・。
ただこのリールが発売されたのは2015年。以前に発売されたモデルは2009年製で、間のスパンを考えるとおそらく2021or22年頃に新型が発売される可能性があります。
なので、今すぐ必要ではない!という方は待つか、思い切ってステラSWを購入するのもありかと。ただ最近はかなり価格がこなれてきつつあるので、お買い得に買うことができます。
新しくツインパワーSW 5000HGを購入するにあたって中古ショップも探したんですが、09年モデルも含めて全然値崩れしていませんでした。それだけ人気があるんですね。
なので、大事に使う・・・という前提で15年モデルを購入し、新型が出たときに売却してしまうのもありかと。あまり損をせず購入することができそうです。
正直、15ツインパSWの時点で機能的にはほぼ完成されているので、今から買っても損はしないですね。これからも日本一周でガンガン使用していきます!