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【アジング入門】初心者でも釣れる!釣り方のコツ・タックルから上達法まで徹底解説

 

超繊細なタックルを使用し、わずかなアタリを感知して積極的に掛けていく「アジング」。たかがアジを釣るだけでしょ?と思うなかれ!

初心者でも気軽に入門できる一方、ルアーの選択やフッキングのタイミング、回遊ルートの判断・・・など他のルアー釣り以上に腕の差が分かれる、非常に奥の深い釣りです。

全国の釣り場でどの時期でも狙え、簡単な釣具(タックル)で始めることができるので、ルアー釣り入門にもピッタリ!

  1. アジングの基礎知識
  2. この釣りで必要な釣具(タックル)一覧
  3. アジがよく釣れるポイント・釣り場の探し方
  4. 中級者にレベルアップ!アジング上達法

今回は「アジングを始めたい!」という人のため、基礎知識から必要な釣具(タックル)選び、ポイントの選び方まで全てまとめました!ぜひ初心者の方は参考にしてください。

 

アジングの基礎知識 :簡単だが腕の差が出るライトゲーム

 

アジングは、釣り人の間で最も身近な「アジ」を小型ルアーで狙う釣法。近所の釣り場へ行き、手元のライトタックルで気軽に始めることができます!

20cm前後のアジを数釣りするのが一般的ですが、地域によっては「ギガアジ」「テラアジ」などと呼ばれる40cm〜50cmの大型サイズを釣り上げることも可能。

他のソルトルアー釣りに比べて最も気軽に始められる一方、トーナメントも開催されるぐらいアツい釣り・・・それがアジング最大の魅力です!

 

アジングに最適な時期:初夏〜晩秋がベストシーズン

 

アジは初夏〜晩秋にかけて釣れる魚で、晩春から小型サイズが回遊し始め、季節が深まるに連れて大型サイズが釣れるようになります。

シーズン初期は10cm前後の「豆アジ」と呼ばれる小型サイズが多く、ルアー釣りには向いていません。アジングのベストシーズンは食い気もあって大型も釣れる「秋」です!

ルアー釣りだと夜間によく釣れるので、数釣りができて夕涼みもできる「夏〜秋」が最もおすすめ。上級者はもっぱら大型が狙えて腕の差が出る冬にチャレンジする人が多いです。

 

アジの習性:これでも立派な回遊魚です!

▲アジは必ず複数匹まとまって回遊している

 

アジは身近な防波堤にいるイメージがありますが、これでも立派な回遊魚!常に餌を求めて大海原を回遊しているので、「アジが回遊する場所」を見極めて狙っていく必要があります。

大型ほど回遊性が強く、時期・状況によってどこを回遊してくるかわからないので、常に「釣具屋の釣果情報」をチェックしておくことが大切。

複数匹まとまって回遊しているので、1匹釣れたら同じ場所を狙うことで2匹・・・3匹・・・と数を伸ばすことが可能。常に「回遊」を意識することが、釣果アップのコツです。

 

これだけ揃えよう!アジングで最初に揃えたいオススメタックル

 

軽く入門する程度なら、他のライトタックルを流用できるアジング。しかし本格的に狙うなら、繊細なアタリを感知できる専用タックルを揃えたいところ!

価格は性能によってピンキリで、入門用の5千円程度のものから10万円以上する高級タックルまでさまざま。もちろん、最初は初心者用のお手軽タックルで問題ありません。

以下では「気軽にアジングを始めてみること」を目的に、コストパフォーマンスのよいおすすめタックルを紹介しています!

 


 icon-chevron-circle-right アジングロッドの選び方

アジングの最大の醍醐味は、超繊細なアタリを感じて「自分から」掛けていくこと。繊細なロッドを使えば、例え1g以下のルアーを使っていても海中の様子がハッキリわかります。もし最大限楽しみたいと思うのであれば、ロッドにはこだわるべきです。

【2022年版】アジングロッドの選び方!初心者におすすめのロッドを徹底比較

 icon-chevron-circle-right アジングリールの選び方

ロッドと比べるとそれほど重要視されないリール。しかし、リーリング時のガタツキやギア比の選択でアジングの形が大きく変わってくるのも事実。ここでは初心者から中級者まで納得できるリールを紹介しています。

【2022年版】アジング用リールのおすすめ機種を徹底比較!本当に使える機種の選び方

 icon-chevron-circle-right 最適なラインは?ナイロン・フロロ・エステル・PE徹底解説

実は釣り用のラインって4種類もあるの、知ってました?それぞれ全然特徴が違って、使い分けることで色々な状況に対応できるようになるんです!

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 icon-chevron-circle-right アジングで釣れるワームって?

色々な雑誌やサイトでルアーが解説されているけれど、本当に釣れるかどうかわからない。ここでは、実際に試して実績を残したワームのみ紹介しています!

実績バツグン!おすすめのアジング用ワーム・ルアーを紹介

 

アジングの基本的な攻略法

アジがよく釣れる時間:ナイトゲームは警戒心が薄れるのでおすすめ

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アジは基本的に24時間釣り上げることができますが、日中は餌を求めて回遊しているため「ポイントが絞りづらい」というデメリットがあります。

一方、夜間になると光に集まる習性のある小魚・アミが常夜灯周辺に集まり、アジ自身も暗い場所で目が利かないために明るい場所に集まります。

初心者でも簡単にポイントを絞り込むことができ、警戒心も抱かれにくいので初めての1匹を釣り上げるならナイトゲームが圧倒的に有利です!

 

  • デイゲーム:ポイントが絞りづらくルアーを見切られることも
  • ナイトゲーム:常夜灯で自動的にポイントが絞れるので初心者向き

 

ただ、タックルの操作に慣れていないとトラブルが頻発してしまうし、地形を見ておいたほうが餌が集まる位置などを把握できるので、日中に下見をしておくといいでしょう。

 

アジングで狙うべきポイント:回遊ポイントを積極的に探ろう

 

アジは身近な場所に居着いている印象がありますが、「立派な回遊魚」。餌を探して大海原を回遊しているので、「アジの居場所を見つける」ことが最も重要。

〜20cm前後の小型サイズは漁港を中心に回遊していますが、適度に潮通しが良いほど数釣りを楽しめるので、「外洋に面した中・大型堤防」が最もおすすめ!

ポイントとしては、堤防の先端・船道・ミオ筋など潮通しが良い場所、スロープ・サーフなど餌を追い詰めやすい場所、夜間だと餌が集まる常夜灯周辺の実績が高いです。

 

ポイント内容
堤防の先端潮通しがよい堤防の先端はアジングの一級ポイント!大型サイズが釣れることあり、潮目・流れの変化を見ながら狙ってみるとよい。
船道・ミオ筋アジはボトム周辺を回遊して餌を探すことが多く、船道・ミオ筋に溜まる傾向がある。頻繁に漁船が出入りする場所があればチャンス。
常夜灯回り夜間、アジは常夜灯周辺に集まってくるため初心者でも簡単に釣れる。小型は常夜灯の直下、大型はその周囲or真下のボトムに潜んでいることが多いので広範囲に探ろう。
スロープ浅場のスロープはアジにとって小魚・アミを追い詰められる絶好のポイント。周囲に常夜灯があれば大チャンス!根掛かりしないようフロートリグ・軽量ジグヘッドで狙ってみよう。
サーフアジはサーフにも回遊してくる。特に手前からドン深になっている場所はチャンス大で、カケアガリに沿って回遊してくるため底の地形を把握して探ることが大切。
河口淡水の流れ込みは栄養豊富なので、アミや小魚などアジの餌が集まってくる。積極的に狙ってみよう。

 

アジングのルアーアクション【※様々なアクションを組み合わせよう】

 

アジは他の魚種と比べて「ルアーアクション」に敏感で、特定のアクションでなければ食わない・・・といったシチュエーションに良く出会います。

初心者が数釣りをするには基本の「タダ巻き」から始め、「リフト&フォール」「シェイキング」など様々なアクションを組み合わせることが重要です。

特に「シェイキング」はアジに効果抜群で、竿をチョンチョンとシェイクすることで振動を発生させアジを誘います。釣果が伸びずに困ったときはぜひ試してみましょう!

 

アジング初心者が上達するためのポイント

アジングは「潮」を釣れ!:潮流がぶつかるエリアを探す

 

アジングで結果を伸ばすためには「潮」を釣れ!と言われます。潮流の変化がある場所は小魚・アミが流れ着いていることが多く、餌を求めてアジが回遊するからです。

釣り場に到着したら「潮の流れる方向・流れの強さ・潮目」をチェックしつつ、ルアーの巻き抵抗から「海中の流れの変化を判断」できると釣果が爆発的にアップします!

例えばリールを巻いていて抵抗の強弱を感じられる場所があれば、「ルアーが潮流の変化のある場所」に差し掛かった可能性が高いです。

 

アジがよく釣れる変化にある場所
  • 沖の潮目付近
  • 沖のカケアガリ・船道
  • 見えない障害物等で海中に反転流が起こっている場所
  • 橋脚・停泊船など目に見える変化

 

海中の流れは視界で判断できる以上に複雑ですが、障害物などの関係で「流れが緩む場所」があり、このような場所に小魚・アミが溜まっている可能性が高いです。

大型のアジほど流れが反転する場所で待機していることも多く、当然群れで集まっているので「海中の変化」を探り当てて積極的に探れば、連発ヒットできることも!

難易度は高いですが、上手く探り当てれば自分だけ連発ヒット!というケースもあり、「大海原から居場所を探り当てた!」という満足度も味わえるので挑戦してみましょう。(笑)

 

アジの層を探り当てる:着水から秒数をカウントして判断する

 

アジは餌を探して表層〜底まで回遊しており、ピンポイントで回遊する層を狙わなければ釣れません。ポイントを探すと同時に、「泳ぐ層」も探る必要があります。

最も簡単なのは「着水からの秒数カウントで釣れた層を割り出すこと」で、着水したあと「1秒・・・2秒・・・」と数えながら着底まで秒数を測ります。

着底まで30秒かかったのであれば、「おおよそ10秒程度までが表層、20秒までが中層、30秒で着底」と頭のなかで海中をイメージしながらルアーを操作します。

 

アジは単体ではなく群れで回遊しているので、特定の層でアタリがあれば同じ層を集中的に狙いましょう!反応のある層さえ探り当てれば、連発ヒットに持ち込めることが多いです。

反応が悪ければルアー・アクションを変えて探っていき、反応がなくなれば群れが移動したorいなくなった・・・ということなので、ポイント移動して再び探ります。

アジは回遊魚なので、同じ釣り場内でも目まぐるしくポイントが変わります。この方法で順番に探っていくと、効率よく数を伸ばすことができますよ!

 

フッキングのコツ【※アタリが合った瞬間にアワセよう】

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アジング最大の難関は、「フッキング(アワセ)」です。アジはルアーを咥えて違和感があると即座に吐き出すため、アタリの瞬間にフッキングしないと掛かりません!

口も小型で柔らかい部分が多く、硬い上顎以外に掛かっても口切れしてバレてしまいます。確実に上顎へフッキングするには、アジが咥えた瞬間にアワセるしかありません。

いい大人が「悔しいぃ〜!」なんて言いながらアジのアタリに躍起になってしまうぐらい、慣れるまでは難しいです。そして、病みつきになります。(笑)

 

ベテランですらバラしてしまうぐらい難しいんですが、「小さなアタリも感知できるタックルを使う」「強めにフッキングする」ことで取り込み率をアップさせることが可能。

アジはサイズの割りに引きが強く、「おぉー!やり取りが楽しいー!」とモタモタしていると確実に逃げられるので、躊躇なく一気に取り込んでしまいましょう。

最初は難しいですが、何回も逃すうちに掛けられるようになります。あとは実践あるのみ!実際に釣り場に行って挑戦してみましょう!

 

おわりに:アジングは奥が深い釣りです・・・!

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というわけで、今回は「アジングの基礎知識と必要なタックル、釣り方の基本」について解説してしまいました!アジングほど、気軽に入門できて奥が深い釣りは他にありません。

それほど引きが強くないので「メバリング」などのライトタックルをそのまま使える一方、ベテランと初心者でビックリするほど腕の差が出る釣りです。

ハマる人は「適当な釣具」で釣れるアジを相手に、繊細なアタリを感知できる「メタルトップ」搭載のロッド、超軽量リールなど莫大な金額を使って揃えてしまうほど・・・(笑)

ルアー釣り入門にもこれ以上なく最適なので、ハマりすぎないようホドホドに挑戦してみましょう!(笑)実際にやってみると、その楽しさがわかると思います。