どうも!日本一周釣り旅に挑戦しているヨネスケ(@Fisher_blog)です。遠征先で釣りをするなら、仕舞寸法の短いパックロッドがめちゃくちゃ便利。
日本全国の魚を釣り上げたい!という目的で旅をしているんですが、主に合計5本のパックロッドを使っていて、バックパックと小さいケースだけで遠征してます。
最近のパックロッドは本当に優秀で、通常の2ピースロッドと変わらない使用感ながら、機内持ち込みも可能な60cm以下のロッドも存在!
- 国内遠征で大活躍するリーズナブルなパックロッド
- 海外遠征で超大物にも対応な高級パックロッド
- パックロッドの基本的な選び方や特徴
そこで!これまで日本一周や海外遠征も含めて様々な地域で釣りをしている自身が、「遠征で超絶便利に使えるパックロッド14選」を紹介していきます!
国内のルアー釣りで役立つ並継高性能のパックロッド
DAIWA ラテオモバイル
リーズナブルだが優秀なシーバスロッド「ラテオ」からパックロッドが登場!86ML-4から110MH-4まで合計5モデル存在し、全て4ピース仕様になっています。
仕舞寸法は70cm以上なので飛行機の利用ではなく、電車移動や車中泊を前提に作られています。都市部での釣り、もしくは磯歩き時に活躍しますね。
通常モデルを3年ほど青物狙いで使用していましたが、「HVF+X45」の高品質ブランクで軽量ながらパワーがあり、非常に扱いやすい印象でした。
価格 | 2万円前半〜後半 |
用途 | シーバス、ヒラスズキ、ヒラメ、青物 |
仕舞寸法 | 70cm〜89cm |
継ぎ | 並継 |
DAIWA ソルティストMB SB
都市部のシーバス攻略に特化したパックロッドで、仕舞寸法がいずれも60cm前後で電車釣行や自転車・バイクでのランガンに非常に向いているロッド。
合計3モデル存在し、いずれもMLとライト寄りなため都市河川や運河の攻略に適しています。最大で9ftのモデルも存在するので、堤防やサーフでも活躍します。
ラテオモバイルと比べると汎用性はありませんが、「都市部運河でのバチ抜け攻略」みたいな特定の用途で使うには最高!専用の小型ポーチも付属します。
価格 | 3万円前半 |
用途 | シーバス |
仕舞寸法 | 53cm〜62cm |
継ぎ | 並継 |
DAIWA 月下美人MX モバイル
メバリング・アジングなどライトゲームに完全特化した月下美人MXシリーズのモバイルバージョン。合計3モデルで仕舞寸法52cm以下となっています。
穂先にチタンSiC+全ガイドにステンレスSiCガイドを搭載しており、細糸使用時でも遠投&超高感度を実現。また印籠継を採用しており、見た目も美しいです。
ライトゲームは特に堤防やサーフ等をランガンすることが多くなるため、パックロッドの強みを最大限活かすことができます。
価格 | 2万円前半 |
用途 | アジング、メバリング |
仕舞寸法 | 47cm〜52cm |
継ぎ | 印籠継 |
SHIMANO フリーゲームXT
合計19種類ものモデルが存在し、国内で狙える大半の魚種を網羅。さらに全モデルの仕舞寸法60cm以下を実現しているため、国内線での機内持ち込みも可能!
山奥の源流釣りで使えるような49ULから、ショアジギングで使用可能な100MHをラインナップ。2ピースモデルと変わらない使用感もGOOD。
自身は合計3モデルを購入し、超大物狙いなど特殊な釣り以外はバックパック+コンパクトなロッドケースだけで遠征にいけるシステムを構築しています。
価格 | 1万円〜2万円前半 |
用途 | オールラウンド |
仕舞寸法 | 43.2cm〜59.6cm |
継ぎ | 並継 |

SHIMANO トラスティック
パックロッドでは珍しくコルクグリップを採用。最大の特徴は継ぎの本数を変更し、ロッド30cm分(1フィート)の長さ調整可能なシステムを採用していること。
S610L〜S810Mと合計5種類のモデルが存在しますが、全体的な調子はライト寄り。幅広く使用するというよりは、都市部でのランガンに向いています。
ただし使用されている技術がフリーゲームXTと比較して古いため、性能的には低め。ただ見た目は素晴らしいので、デザインが気に入ったらこちらを。
価格 | 1万円代前半 |
用途 | オールラウンド |
仕舞寸法 | 57cm〜72cm |
継ぎ | 並継 |
メジャークラフト 3代目クロステージ パックロッド
ルアー入門用に人気な3代目クロステージのパックロッドバージョン。ライトゲームからエギング、ライトショアジギングまで合計10種類のラインナップが存在。
他のパックロッドと比較して大きな特徴はないものの、それぞれ魚種専用設計のモデルが発売されているので扱いやすく、価格も安いのが特徴。
メジャクラロッドはとにかく折れやすく、実際に折れたしまった経験もあるのでなんともですが・・・。パックロッド入門には使えるかと。
価格 | 1万円代前半 |
用途 | オールラウンド |
仕舞寸法 | 55cm〜78cm |
継ぎ | 並継 |
エサ釣りで使える安価な振り出しパックロッド
DAIWA リバティクラブ
様々なパックロッドが発売されている中で、最もリーズナブルに手に入るリバティクラブ。1モデルのみの展開で、5ftとかなり短めとなっています。
完全にライトユーザー向きなので、本格的な釣りには全く向いていません。旅行に持っていってエサ釣りをしたり、子どもに持たせる竿として活躍します。
価格 | 5千円代 |
用途 | エサ釣り・ルアー釣り全般 |
仕舞寸法 | 44cm |
継ぎ | 振り出し |
DAIWA モバイルパック
振り出しのパックロッドながら、比較的使用感に優れるモバイルパック。フリーゲームの価格を1.5倍にし、使用感を向上させつつ仕舞寸法を短くした感じ。
最も長いロッドでも54cmに収まるため、国内線機内持ち込み可能。実際にこのロッドを沖縄まで持ち込み、旅行のついでに釣りをしたこともあります。
合計10種類ものモデルも存在しますが、耐久性に欠け最終的に破損してしまい使わなくなりました。振り出しはどうしても折れる確率が増えますね。
価格 | 1万円前半 |
用途 | エサ釣り・ルアー釣り全般 |
仕舞寸法 | 46cm〜53cm |
継ぎ | 振り出し |

SHIMANO ホリデーパック
ちょい投げからサビキ釣りまで、様々なエサ釣りに使えるホリデーパック。オモリ10号から最大30号まで背負うことができるパワフルロッド。
長さも1.8mから2.7mまであり、用途に応じて選べます。もう3年以上使ってますが、雑に扱っても破損する気配がなく耐久性もバッチリです。
唯一持ち手の部分が短く、遠投が難しいのが欠点。とはいえエサ釣り用パックロッドとしては第1級の性能があるので、1本あると色々使えて便利です。
価格 | 7千円前後 |
用途 | エサ釣り |
仕舞寸法 | 44.5cm |
継ぎ | 振り出し |

SHIMANO フリーゲーム
超優秀なパックロッド「フリーゲームXT」の振り出しバージョン。感度や操作性は大きく劣っていますが、その分お手頃価格になり手に入れやすくなっています。
基本的にはルアー釣り用に開発されたロッドなので、シーバス・エギングなど様々な釣りに使えます。ただ使用感を考えるとエサ釣り中心に使うほうが無難。
価格 | 7千円前後 |
用途 | エサ釣り・ルアー釣り全般 |
仕舞寸法 | 58.2cm〜72cm |
継ぎ | 振り出し |
バークレイ ガルプスティック
最近は有象無象の中華製パックロッドが大量に発売されていますが、ある程度知名度の高い会社の中ではかなり安く手に入るガルプスティック。
1モデルのみの展開で、8ft・仕舞寸法45cmと扱いやすく飛行機への機内持ち込みも可能。もちろん使用感は微妙ですが、ついでに釣りする程度ならこれで問題なし。
価格 | 6千円代 |
用途 | エサ釣り・ルアー釣り全般 |
仕舞寸法 | 45cm |
継ぎ | 振り出し |
海外遠征でも使える大物対応の高級パックロッド
JetSlow×TULALA ジェットセッター
世界中を飛び回るアングラーのために作られた仕舞寸法50cmのパックロッド。海外の航空機へも機内持ち込み可能なサイズ感で、中型までの魚に対応します。
小型魚から大型バラマンディまで様々な魚を狙うことができ、別モデルでは最大15kgまでの怪魚を釣り上げた実績も。まさに海外で使うにふさわしいロッド。
なによりTULALA製のロッドは非常にデザインが優れているので、ついつい片時も離さず持って行きたくなります。
価格 | 5万円前後 |
用途 | ワールドワイド |
仕舞寸法 | 50cm以内 |
継ぎ | 並継 |
AbuGarcia World Monster
世界のモンスターフィッシュを狙うためのパックロッドといえば・・・やはりワールドモンスター!比較的リーズナブルな価格で、機内持ち込みにも対応。
Lクラスから、大型バラマンディ・ピラルクなど巨大怪魚まで対応可能なHクラスまで12種類をラインナップ。パックロッドモデルは5種類となります。
多少大げさな作りのため繊細な釣りには向いていませんが、逆に雑に扱っても破損しづらいので海外釣行にはピッタリ。使用者が多く情報が多いのもGOOD。
価格 | 2万円代前半 |
用途 | ワールドワイド |
仕舞寸法 | 53cm〜61cm |
継ぎ | 並継 |
SHIMANO ワールドシャウラ ドリームツアーエディション
国内に存在するパックロッドの中で、様々な意味で最高峰のワールドシャウラ。バラマンディ、ピーコックバス、キングサーモンなど世界中の怪魚に対応しています。
パックロッドとしては破格の軽量性で、同じ長さの2ピースロッド変わらない自重を実現。それでいて怪魚の引きにも負けない最強クラスのブランクスを装備。
グリップ部分を交換することで即座にジギングが可能な「エクステンショングリップ」システムを採用しており、1本あるだけで文字通り様々な釣りに対応します。
価格 | 6万円代後半 |
用途 | ワールドワイド |
仕舞寸法 | 42.4cm〜54.7cm |
継ぎ | 並継 |
パックロッドの基本的な特徴や選び方
パックロッド(コンパクトロッド)は遠征でも使えるよう仕舞寸法が短いのが特徴で、ロッドによってはスーツケースやバックパックに入れて機内持ち込み可能なものも。
海外遠征を中心に、電車釣行や自転車・バイク釣行でも気軽に持ち運ぶことができ、日本中・世界中で釣りを楽しめます。旅行好きにはピッタリ!
自身もこれまで九州一周をしながらの電車釣行、飛行機利用で沖縄釣行、日本一周釣り旅で車中泊釣行時にパックロッドを持っていき、旅先で釣りをしてきました。
ではこれから、パックロッドを選ぶにあたって重要なロッドごとの特徴や選び方について解説していきます。
継ぎ方式の違い:並継・振り出し
パックロッドは竿をコンパクトに持ち運ぶため、3本〜5本竿を接続して使います。製品によってロッドの継ぎ方が異なるんですが、この継ぎ方式の違いで大きな差が出ます!
現在主要な方式は「並継ぎ式」「振り出し式」の2つ。ルアー釣りに使うなら並継ぎ、エサ釣りで安価なロッドを購入したい場合は振り出しを選ぶのが一般的。
並継式 | 振り出し式 |
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用途によってロッドを使いわけるべきですが、繊細な動きが必要なルアー釣りには並継ぎ、コンパクト・安価な竿がよければ振り出しを選ぶのがおすすめ。
通常の2ピースロッドとあまり使用感が欲しいなら、間違いなく並継ぎが一番。通常の釣り竿に比べればやや劣るものの、最近は高性能な並継ぎロッドが増えています。
旅行先や出張ついでにちょっと釣りをするだけなら、振り出し式が便利。1万円以下の製品も多く、気軽に手に入れることができます。
仕舞寸法の違い:機内持ち込みは可能か?
▲仕舞寸法が50cm以下ならギリギリバックパックにも収納可能。
飛行機を利用して国内線・国際線に搭乗するなら、当然「仕舞寸法」が重要。航空会社によりますが、大体仕舞寸法60cm以下であれば機内持ち込み可能です。
航空会社によって異なりますが、特に国際線は荷物預け入れだとかなり雑に扱われてしまうことが多く、可能であれば機内持ち込みをしたほうが安全。
また荷物を預け入れする場合でも、仕舞寸法が短ければスーツケースの対角線で収納できる場合も。必要な長さをあらかじめ算出して購入すると安心です。

【注意】パックロッドは破損しやすいので耐久性重視
パックロッドは継ぎ数が多いため、必然的に弱い箇所が多くなり折れやすくなります。これまで使用してきて、合計で4回は折ってしまっています・・・。
丁寧に竿を継ぐ、遠征先でも丁寧に扱うなど工夫すればある程度避けることができますが、どうしてもモデルによって破損しやすいロッドも存在するようです。
ロッドを購入する際は基本的なスペックはもちろん、ショップの評価を見て他に折れている事例はあるかどうか探しておくと安心して買い物ができますよ。
おわりに:パックロッドを購入して旅に出よう!
というわけで、今回はこれまで長く釣り旅を続けてきた経験をもとに「初心者から上級者まで本当におすすめできるパックロッド」を紹介してみました。
旅行先で釣りができるようになると、一気に世界が広がります!やはり知らない地域で釣りをするのも普段とは違う楽しみがあり、その際に活躍するのがパックロッド。
YouTubeチャンネルでは、そんなパックロッドを使用して全国で釣り旅をする様子を発信中。ぜひ参考までにご覧ください!