ショアジギングではPEラインの「根ズレに弱い」という特性を補うため、リーダーを使用します。ラインの強度も重要ですが、結束が上手くいっていないと高切れの原因に・・・!
巨大青物をヒットさせたとしても、結束強度が弱いために切れてしまう事例が非常に多いので要注意!逆にPE・リーダーとの結束さえ上手くいけば、安心して釣りができます。
今回は、特にショアジギングで太め(2号〜6号)のPEラインとリーダーとの結束に使える、強度の高いノットを作る方法を紹介していきます!
【大前提】可能な限り強力な結束方法を選ぼう
PEラインとリーダーの結束方法は色々と編み出されているんですが、大前提としてショアジギングでは多少手間が掛かったとしても、強度の高い方法を使うのが大事です!
100g超のジグを投げる釣りなので、結束部分に大きな負荷が掛かります。生半可な方法ではすぐ高切れしてしまうし、「バシュッ!」とジグだけ飛んでしまった釣り人をよく見かけます。
ただ難解な結束を現地で組むのは難しいので、自分の場合は自宅では手間だが強度の高い結束を、現地では多少強度が落ちてもサクッと結べる方法を使用しています。
結束強度が高いノットであっても、強風が吹く環境で下手な結び方をすると切れやすくなってしまいます。自宅・現地で使い分けることで、最大限の強度を実現することができますよ!
結束強度の高いショアジギングで使えるノット一覧
結束強度50%:電車結び
PEライン+リーダーの結束方法としては最も簡単ではないか?という「電車結び」。ルアーとの結束に使うユニノットの変則系で、慣れれば20秒程度で結べます。
この方法だと簡単に結束できる一方、強度が弱くライン強度の半分程度しか引き出せないのと、ユニノットを2つ組み合わせる方法なので結びコブが大きくなってしまうのが欠点。
ジグ重量20g〜40gを使うライトショアジギングでは使えなくありませんが、ショアジギングでは高切れの危険性が非常に高いので緊急時以外はおすすめできません。
結束強度70%:FGノット
リーダーの結束方法としては大定番のFGノット!シーバス・エギングなどPEラインを使う釣りには欠かせない方法で、そこそこの難易度で70%まで強度を引き出すことができます。
ショアジギングでもそこそこの強度を実現してくれますが、より強度の高い方法もあるので大型青物が狙えるような釣り場なら別のノットのほうが無難。
強風下では少し結束が難しいのが難点ですが、慣れればサクッと結束できます。自分は現地結束用のノットとして使用しています。
素手で結束すると大変なんですが、専用道具の「第一精工 ノットアシスト2.0」を使うと数分でサクッと結束できます!もはや必須道具として毎回持ち歩いています。
どうしても素手だと結束が甘くなってしまうこともあるんですが、専用器具を使うと全体的にしっかりと結ぶことができます。FGノットの強度を100%活かすためにも用意しておいたほうがいいですね。
PE3号以上の太いラインには不向きですが、2号以下なら簡単に結束しつつそれほど問題ない強度を維持してくれます。
結束強度90%:ボビンノット
ある程度簡単にできる結束方法のなかでは、高い強度をほこる「ボビンノット」。専用道具が必須ですが、クルクルと器具をメインラインに巻きつけるだけなのでサクッと結べます。
ライン強度の90%まで引き出すことも可能で、地磯でのヒラマサ狙いでも使われている結束方法。堤防からの青物狙いなら十分すぎる強度なので、大物狙いなら迷わずこの方法を選びましょう。
PE2号以上の太いラインでも使えるのもメリットの一つで、最大で8号程度のラインまで結束できます。超大物相手にも対応できる結束方法です。
ボビンノット用の器具。器具へ巻きつけたPEラインを徐々に引き出しながら自重でメインラインに巻きつける必要があるので、専用器具が欠かせません。
結束自体は簡単ですが、何度もラインを巻きつける必要があるので最低でも5分程度かかるのが唯一の難点。現地結束は少し難しいので、慣れるまでは自宅で結束しておくと吉。
器具自体が5,000円程度するのが難点ですが、これ1個あればあらゆる大物釣りに活用できるので、特に損はないなと思って購入しました。
ショアジギングですっぽ抜け・高切れが多い場合の対処法
どうしても結束方法に慣れていないと、ショアジギングをやっているうちにすっぽ抜けた!という自体が頻繁に起きてしまいます。
PEラインのトラブルで高切れするケースもありますが、ジグのキャスト時に切れる原因は大抵「結束が上手くいっていない」ことが多いです。
せっかく高いルアーを買っても、高切れが連発しては元も子もありません!貴重な青物を掛けても切れてしまう原因になるので、時間がかかっても結束を練習することをおすすめします。
最後に
というわけで、今回は「ショアジギングで使えるPEライン・リーダーの結束方法と、専用器具」の紹介をしてみました!青物を釣り上げるには絶対に必要なので、覚えておきましょう。
どれだけ強力なロッド・リール・ラインを使用していても、結束が弱ければ台無しになってしまいます。タックル選びと同じぐらい重要なことなので、何度も練習することをおすすめします。
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