秋の武庫川一文字は釣れる魚種が豊富になりますが、タチウオを中心にして青物の釣果が止まらない!
中でも目玉は大型のサワラ!情報によると、80cm〜100cm級のサイズが毎日釣れているらしい。
多い時は2日に1回ペースで通いながらも、サゴシサイズしか釣れていませんでした。遂にライトショアジギングでサワラをゲット・・・なるか!?
5回目の正直で、いってみましょー!
日中の武庫一でジギングスタート!
伝説の大型サワラを追い求め、武庫川一文字に通い続けて2週間近くが経過しました。
60cmまでのサゴシはほぼ毎回釣れるんですが、70cm以上のサワラサイズがなかなか釣れない!こればかりは大型の回遊ルートに当たらないと厳しいみたいですね。
今日は本来なら芦屋浜に行く予定だったんですが、寝坊してしまったために日中に結果の出やすい武庫川一文字へと渡ることに。今週はすでに3回も通っています。(笑)
【これまでの釣行記録】
武庫川一文字でライトショアジギング!80cm級のサワラを求めて【サゴシ&タチウオ】武庫一でショアジギ調査!日中にサゴシが連発!?
7時半頃、武庫川一文字にやってきました!金曜日ということで、平日の朝といえども人は多め。
数回通い続けるとポイントの特徴が段々と分かってくるものですが、今日はベイトであるイワシも回っているし、潮も動いているので釣れそうな雰囲気。
早速、メタルジグをつけて周囲を探っていきます。それにしても、秋が深まっていよいよ寒くなってきましたね!防寒着は必須です。
今日は中潮2日目なので潮周りも良く、散発的ではあるもののナブラも見られるので、期待が持てそうです!
しかし自分も含めて周囲の人に反応はなく、ナブラにルアーを投げ込んでも反応が得られないままジリジリと時間が経過していきます。
直近の釣行2回は調子の良くない日に当たっていて、今日もそれほど釣果が上がっていないようなので、早くも諦めモードに突入。本当に青物は回ってくるのだろうか・・・?
10時頃になると、満員状態の堤防から一人、また一人と去っていく人がちらほら。
武庫川一文字は日中でも頻繁に釣果が出ており、日中に釣れた場合はサイズが大きいことが多いんですが、朝から釣りをしていると疲れやすいんでしょうね。
自分も諦めモードに入りつつありますが、伝説のサワラはいつ回遊してくるか予測がつきにくいため、粘ります!夕方までは釣れなくても絶対粘るぞ!
今日は堤防外側・内側ともにイワシの群れが見られるので、釣れる環境は整っていますね。
あとは伝説のサワラが回遊してくれば、釣れる!満潮から干潮に向かっていくタイミングなので、活性は高いはず。
ライトショアジギングで結果を出す手っ取り早い方法は、元も子もありませんが「魚のいるポイントで釣りをする」と「釣れるまで可能な限りルアーを投げ続ける」ことだったりするので、腱鞘炎になるまで投げ続けます。
いつもは強い北風が吹いていて寒い武庫川一文字ですが、今日は風もなく釣りやすい。
適度に潮の流れもあり、ベイトも豊富にいる。この状況で釣れないわけがない!しかし誰も魚を釣っていない・・・。
渋い状況でもメタルジグを投げ続けていると、フォールで「ゴン」とようやく魚がヒット!あれ・・・でも見た目がチヌっぽいぞ!?
日中にメタルジグでイシモチ35cmが釣れました!予想を180度裏切る魚ですね。(笑)
武庫川一文字では稀にメタルジグで釣れるみたいで、釣り上げると発達した浮袋で「グーグー」と鳴きます。これが名前の由来らしい。
塩焼きにすると美味みたいなので、もちろんキープ。外道ですがレアなので嬉しいですね!
鉄板バイブでサワラ&サゴシが短時間で爆発!
イシモチを釣ったところで、ちょうどお昼の時間になってしまいました。あまりにも魚が釣れないので、次々と帰っていく釣り人たち。
すっかり堤防がガラガラになってしまい、さらに南風が吹き荒れて堤防外側が荒れてしまい、ますます釣れそうにない雰囲気に・・・。
荒れているだけなら一向に構わないのですが、内外ともに一切ベイトが見えなくなってしまいました。こうなると、何をやっても釣れません。
荒れる堤防。段々と体も冷えてきました。正直、早く帰りたいです。(笑)
前回の武庫一釣行ではミスでサゴシをバラシてしまったんですが、結局それ以降アタリがなくタチウオを1匹だけ釣って帰ったんですよね。
この時点ではサゴシすら釣れる可能性がないと思っていたので、「あーあ、結局5回も通ってサワラはなしか」と完全に諦めモードに入ります。そりゃそうだよね。
ただどうしても諦めたくなくて、これまでの釣行から「イワシが堤防際に泳いでいないと釣れない」と確信していたので、よりイワシの多いエリアへ行くことに。
本日、サワラの釣果が出ている2番エリアへ歩いていくと次第にイワシが増えはじめ、内側の特定エリアではイワシがわんさか湧いていました。
内心「これ、絶対釣れるやん!」とはやる気持ちを抑えつつ、メタルジグを投げていきます。
堤防内側を泳ぐ、大量のイワシ。武庫川一文字でこの規模の群れは珍しいのではないでしょうか!?
これは、期待を持ってもいいのでは!
時間が経過するにつれてイワシの回遊がさらに多くなり、鳥山も発生。釣れる可能性が濃厚になってきたぞ!!!
メタルジグはキャストミスで痛恨のロストをしてしまったので、とりあえず表層をサーチするためIP-26鉄板バイブを装着。
沖のイワシの群れにルアーを投げ入れると、「ゴン!」とヒット!やったぁー!
夕方16時頃、やっと本命のサゴシをゲット!53cm程度と小型ですが、釣れてよかった。
「ようやくボウズ逃れが出来た」と安心したのもつかの間、イワシの群れがさらに巨大になって釣れる雰囲気がムンムンに・・・!
再び同じコースを引いてくると、さらに「ガツン!」とヒット!
今度は57cmのサゴシが釣れました!夕方まで釣れていなかったのに、一気に2匹も追加したぞ!大逆転だ!
しかし時間の経過とともに鳥山がなくなってしまったので、そろそろ帰ろうかなと思い始める。
ただ魚がいなくなったわけではなさそうなので、再び同じコースを通していくことに。
同じようにIP-26を巻いていると、再び「ゴン!」とヒット!で、ここまでは良かった。
次の瞬間、「ギュイイイイイイイーーーーン!!!!」と竿がぶち曲がり、ラインが出るわ出るわ!ドラグが止まらない!なんじゃこりゃー!
最初は80cmクラスのボラを疑ったんですが、巻いてくると・・・なんと、サワラ?遂に本命のサワラか!?
うおぉー!武庫一釣行5回目にして、初の70cmサワラが釣れましたー!
まさかボラ並みの強烈な引きを食らうとは思わなかったので、完全に息が上がっちゃいました。動揺してタモ入れを5回ほど失敗し、見かねたおじさんが助けてくれようとしました。(笑)
しかし!これで話が終わるわけではありません。まだ続きがあります・・・!
大型のサワラを釣ると、あまりのインパクトに周囲の釣り人もサワラを狙いはじめましたが、どういうわけか他の釣り人にはサゴシすら釣れない。
恐らくルアー自体のサイズ・カラーと通すコース、イワシ・サワラ・サゴシの回遊が完全にマッチしているからだと思うんですが、近くに10人近く釣り人がいるのに結果が出ているのは自分だけ。
不思議な状況に自分自身困惑しつつも、あくまで80cm超のサワラを狙っていくことに。70cmのサワラを釣ってから2投目、再び「ガツン」とヒット!
70cmのサワラと比べて引きは大したことなかったんですが、上げてみると思っていたよりも大きい。
今使っている玉網は「ヘキサネット」という魚をランディングしやすい巨大な玉網。
あれ?玉枠のサイズに比べて魚が大きすぎないか???
サイズを計測すると、先ほどより大きい76cmのサワラでしたー!!!
80cmには惜しくも届きませんでしたが、あまりに大きさに膝がガクブルしました。こんな大きいサイズが、釣れてしまった!
以前は50cmの丸型玉網でランディングしようとしてたんですが、「ヘキサネット」じゃないと絶対取り込めないサイズ・・・。わざわざサワラ用に購入した甲斐がありました。
メジャーと重ねて撮ると、その大きさがちょっとでも伝わるのではないでしょうか。
50cm程度のサゴシと比べると明らかに別格サイズの大きさで、実際に見るとビビってしまいます。
80cmに届かないとはいえ、やっと釣れましたよー!マジで嬉しい。
70cm以上のサワラ2匹はサイズが大きすぎて、クーラーボックスに収まりきりません。(笑)
普段は自転車を使って武庫川渡船までアクセスしているんですが、どう考えても持って帰れませんよね。(笑)大丈夫かな。
その後、追加でサゴシ50cmを追加!この時点でもまだ、釣れているのは自分だけ。
ただこの時点ですでに大漁だし、これ以上釣ると本格的に持って帰れなくなるのでそろそろ辞めるかな、と決意。
その後5投ほどして「ガン!」と再び当たったんですが、残念ながらサゴシカッターで切られてしまったので終了としました。これ以上釣ると罰が当たりそうw
今日は武庫川一文字全体でサワラorサゴシが多くても2匹までの人しかおらず、これほどの釣果を上げた人は他にいなかったため渡船屋のホームページにも取り上げてもらいました。
夕方16時から17時までの1時間でこれほどの釣果を上げられたわけですが、果たしてあのまま日没まで続けていればどうなったのか?非常に気になりますね。(笑)
とはいえ、あまり釣りすぎても不毛なだけだし、サワラは鮮度の落ちが早いのでさっさと持って帰ることに。
自宅のキッチンにサワラ&サゴシを置いたところ、大変なことになりました。w
完全にキッチンスペースが埋まってますね。そりゃ、こんだけ釣れればこうなるわな。
76cmのサワラと57cmのサゴシは近所へお裾わけをして、より身がブリブリしているサワラはお刺身&塩焼きでいただくことにしました。
さすがにこのサイズになると脂のノリが半端でなく、大変美味でした!
しかしながら、70cm〜76cm程度ではいわゆる「寒鰆」とは呼べないのではないだろうか?これではギリギリサワラと呼べるサイズですよね。
まだ・・・まだ釣り足りないぞ!
おわりに
渡船屋に魚を持ち込んだときに店員さんと話していたんですが、サワラは90cm以上になると身の付き方が全く変わるようです。
というわけで、次の目標は「伝説のサワラ90cm」となりましたw 70cm以上のサワラサイズでも数少ないけど、90cm以上になると滅多にでないみたいですね。
今後1週間は武庫川一文字へ訪れることはないでしょうが、伝説のサワラを釣り上げるために再び通うことになるでしょう。お金がいくらあっても足りない。(笑)
武庫川一文字でサワラを釣るための必要準備
ライトショアジギングでようやくサワラを仕留めることが出来たので、釣れる可能性を高めるためにこれまで行ったことを紹介しておきます。
まず基本となるのは、「ルアーを出来る限り投げ続けること」ですw 当たり前ですが、ムコイチのサワラは単発的な回遊で釣れることが多いみたいんですよ。
ちょうど休憩時間中に隣でサワラが釣れてしまうことが2回ほどあったので、時合となる朝マズメ・夕マズメのほか、潮が動く時間帯は出来るだけ投げ続けてみてください。
ホットタイムは非常に短いことが多いです。
ルアーに関しては、メタルジグでも鉄板バイブでも、なんでも構いません。
ただし回遊しているイワシのサイズが小さめなのと、足場が高く手元で釣れることもあり、表層付近をキッチリ引けて魚が釣れる「IP-26」は必須のルアーです。今回爆発したのもこのルアー。
ナブラが発生しているときやマズメ時は表層を中心に、海が荒れ気味のときは底を中心に探ると釣れやすいようです。
あと、武庫川一文字は足場が高く外側の場合は6m以上の玉網がないと厳しいので、サワラを釣るために別途購入しました。最後でバラすのは悲惨すぎるので。
また、サイズが大きいと普通の丸型玉網には到底入らないので、メジャークラフトの「ヘキサネット」も合わせて購入しました。
コンパクトに折りたためるタイプもあり、70cm超のサワラも余裕でランディング出来ました。サゴシ&サワラは堤防際でバラすケースが非常に多いので、こちら用意しておいて本当に良かったですね!
ライトショアジギングで青物を釣る方法やおすすめの玉網については、下記記事にまとめているのでよければご覧くださいね。
それでは!
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