「新しくチニングを始めたはいいが、どのポイントに行けば釣れるのかわからない!」シーバスや青物ならなんとなく居場所がわかりますが、クロダイはどこにいるか特定しづらいですよね。
しかし!実際には、非常に神出鬼没な魚なのでどの釣り場でも生息しています。実際に釣れるかどうかは、ポイントの特徴よりも「餌場・障害物があるか」で大きく左右されるんです。
今回は、チニングで特にクロダイが釣れやすい場所・ポイントを探す方法、それぞれ場所ごとの攻略法を解説していきます!どのポイントを狙ったらいいかわからない!という人は参考にしてみてください。
クロダイはどのポイントにもいる!特に釣りやすい場所を選ぼう
冒頭でも解説したとおり、クロダイは好奇心旺盛・神出鬼没な魚なので、個体数の多い地域なら基本的にどのようなポイントにも生息しています。
では、どうやって釣り場を選んだら良いのか?エサ釣りと違ってルアー釣りだと深場が攻めにくくなるので、水深3m程度までの浅場を中心に選ぶとクロダイが釣りやすいです。
個体数の少ないエリアならともかく、「エサ釣りで釣れている」という理由でポイントを選ぶのも半分正解ですが、特に釣りにくいことが多い・・・という理由で半分NGなんです。
この魚は雑食で食欲も豊富なので、餌があるエリアなら背びれが出てしまう水深20cmまでの超浅瀬にも進出してきます。他魚種では考えられないぐらいアグレッシブな魚です。(笑)
ただ何もないエリアだと天敵に襲われる危険性があるので、すぐ隠れられる障害物のあるエリアか、水路など狭くて狙われにくい場所を選ぶ・・・という特徴もあります。
浅場のほうが素早く攻略でき、ルアーへの反応も良くなるので、「餌・障害物が近くにある浅場」を中心に考えると、クロダイが釣りやすいポイントを絞り込むことができます!
チニングで特に釣れる場所・ポイントの一覧
運河・河口:最高のチニングポイント!積極的に狙おう
運河・河口は数あるチニングスポットのなかでも、最も個体数が多くルアー釣りもしやすいポイントです!基本的にこの魚は汽水域を好むので、淡水の影響がある運河・河口と強く好みます。
それでいて、淡水に生息するエビ類・ハゼ類など餌も豊富で河口まで流れ着くことも多く、クロダイの好む「適度な濁り」も発生しやすいのでチニングの1級ポイントなんです。
基本的に多くの運河・河口は水深も浅く、カニなど底を這う生物も多いのでヒット率も格段に上がります。チニングのポイントに迷ったら、迷わず運河・河口へ移動しましょう。
漁港・堤防:深場なのでやや厳しい
一方、他魚種では定番の漁港エリアだと水深が深い&障害物が少ない・・・といった関係で、チニングにはあまり向いていません。
エサ釣りでクロダイを狙う姿は良く見かけても、ルアー釣りの特徴上深場だと攻めるのが難しく、釣れないことはありませんが非常に効率が悪いのでポイント移動したほうが無難です。
ただし堤防の岸壁に着いているイガイを食べている状況なら、落とし込み釣りの要領で狙う「ガンクロ」釣法で簡単に釣り上げること可能です!選択肢の一つとして考えておくと、釣りの幅が広がります。
▼堤防のクロダイを落とし込みで狙う「ガンクロ釣法」の詳細はこちら!
岸壁のクロダイを落とし込み釣法で狙う!「ガンクロ」の攻略法とルアーで釣るコツ解説
地磯:クロダイはいるがルアー釣りは難しい
フカセ釣りなどエサ釣りの場合、地磯・沖磯からクロダイを釣り上げることが多いです。ただしこちらも堤防と同じ理由で、水深が深すぎることが多いのでおすすめしません。
堤防と違ってガンクロ釣法も成立しづらく、ヒットした直後に根に潜られる危険性があるのでヘビータックルで挑まなければいけません。ライトタックルで攻めることが多いので、専用の釣具を用意する必要があります。
ルアー釣りで地磯を攻める人はほぼいないので、「穴場」を発見できる可能性はあるものの、水深の浅い河口でも十分50cm超のクロダイを連発できるので、あえて狙う必要はないと思います。
サーフ・ゴロタ浜:意外にクロダイがヒットする砂浜エリア
一見するとあまり釣れるイメージのない「サーフ・ゴロタ浜エリア」ですが、ポイントによっては波打ち際など超浅場でクロダイがヒットすることも!
砂浜エリアはカニ・エビ類などクロダイが好む餌が集まりやすく、波打ち際なら簡単に餌を追い詰められるため、夜間になるとゾロゾロと浅場までやってきます。
サーフエリアなら取り込みに玉網が必要ないため、気軽にタックルで簡単に釣り上げることが可能!根掛かりの可能性も少ないし、思った以上に大型のクロダイがヒットするし・・・まさに「穴場」の一つなんです。
▼サーフエリアでチニング攻略をする方法はこちら!
サーフでのチニング攻略方法
最後に
というわけで、以上「チニングで特にクロダイが釣れる場所・ポイントを探す方法」について解説してみました!
どのポイントでも生息しているほど神出鬼没ですが、ルアー釣りが成立しやすい場所を選ぶと特にヒットしやすくなります。「クロダイが好む餌がいるか」「隠れられる障害物があるか」が最大のヒントになります。
もし釣り場に迷ったら、夏〜秋の高水温期に河口エリアに行けば、個体数の多いエリアなら手堅く反応を得られます。定番のポイントから回って、徐々に穴場となるポイントを開拓していきましょう!
▼チニングの基礎知識・具体的なタックル・アクションについてはこちら!
【チニング入門】初心者でもクロダイ(黒鯛)が釣れる!釣り方とタックルを徹底解説!