最近、堤防から気軽に青物が狙える「ショアジギング」が大流行中!堤防でもジグを投げる釣り人が増えてきましたが、一点だけ初心者が始めにくい理由があります。
それは、「どうしても巨大な青物を狙う釣りゆえ、タックルが大きくなり必要な予算も増えること!」メーカーの初心者向けタックルを購入しても、最低5万円程度は必要になります。
しかし!工夫すれば、1万〜3万円という低予算でショアジギングを始めることも可能です。今回は安くショアジギングを始める方法を解説していきます!
ショアジギングで大きな初期投資が必要な理由
安いタックルだと剛性・パワーが足りない
▲一般的なタックルでは重量級ルアーをフルキャストできない
なぜ、他の釣りに比べてショアジギングでは大きな初期投資が必要になるのか?一番の理由は冒頭でも解説したとおり、初心者向けタックルでも剛性が必要だから。
シーバス・エギングなどのルアー釣りでは、安い予算でも必要な剛性を満たせるため、安物タックルでも全く問題ありません。高級品は高感度・軽量性などに高価格のパーツ・素材を使っています。
一方、陸っぱりより剛性が必要な「オフショア(船釣り)」では、3万円以下の釣具は使い物にならない・・・というのは有名な話。釣り人全員、最低でも5万円程度する上級ロッド・リールを使っています。
堤防からのお気楽ショアジギングなら、安く始められる
陸っぱりでも、突っ込みが強烈・根に潜っていくような「ヒラマサ」相手だと普通のタックルではまず取り込み不可なため、最低限の初期投資が必要。
しかし!地磯など本格的なフィールドを除き、堤防からのショアジギングなら1万〜3万円程度のお気楽タックルでもショアジギングを楽しめます!
ハマチ・ブリ程度の青物なら、周囲に釣り人・障害物がなければシーバスロッドでも余裕を持ってファイトできます。
ショアジギング専用ロッドとなると価格が跳ね上がりますが、他魚種のタックルを応用できるなら予算を大きく落とすことが可能です!
他魚種のタックルを流用する場合、投げられるルアー重量はロッドのパワーはある程度妥協する必要があります。ただ全て合わせても3万円以内で揃えられるようになります。
次に、自分の予算に合わせてタックルを購入できるよう、3種類の釣り方を紹介します!それぞれで狙える青物のサイズなどが変わってくるので、自分の好きな釣り・タックルを選びましょう。
- 最低3万円の初期投資が必要なショアジギング
- 1万以下の予算で始められるライトショアジギング
- 手持ちのタックルで始められるスーパーライトショアジギング
安いタックルでショアジギングを始める方法まとめ!
最低3万円の初期投資が必要なショアジギング
80g〜100g程度のジグをぶん投げ、最大1m程度までの青物を狙う「ショアジギング」を始めるためには最低でも3万円程度の予算が必要になります。
このクラスのルアーを投げ続け、大物を確実に仕留めるためには専用タックルが必須となり、どうしても予算が膨らんでしまいます。小物を合わせると5万円程度になりますね。
普通のタックルで同じような釣りをしようとすると、数十投した段階で確実に破損します。ただ!潮流の早い場所でも釣りができる、遥か先まで遠投できるなどのメリットもあります。
「気軽に青物を釣りたい!」という目的なら、あえて本格的なショアジギングをする必要はありません。ただでさえタックルが重いので、腕への負荷も大きくなります。
ただ実際にショアジギングを続けてきた身からすると、ゴツいタックルを使って大物を狙える「漢のロマンに溢れる釣り」なので、予算があれば購入しても損はない!と断言します。
他魚種のタックルでは絶対に流用不可なので、正直使うシチュエーションが限られてしまいますが、これほど楽しい釣りはないので贅沢を我慢してでもタックルを買う価値はありますね。
- ロッド:シマノ コルトスナイパー BB S1000H
- リール:シマノ 14 スフェロス SW 6000HG
- ライン:デュエル ハードコア X8 300m PE2号
- 合計:33,000円程度
▼ショアジギングで特におすすめのタックルはこちら
【ショアジギングの基礎知識】初心者でも大型青物が釣れる!タックル選びから釣り方まで徹底解説
1万以下の予算で始められるライトショアジギング
ルアー釣り初心者で、「サイズ問わず気軽に青物を釣りたい!」という目的なら、シーバスロッド・エギングロッドで始められる「ライトショアジギング」がおすすめ!
30g程度のルアーを投げられるタックルであれば、手持ちの釣り道具で手軽に始められます。新しく購入する場合でも、最低1〜2万円あれば購入できますね。
狙える青物の種類・サイズも様々で、フィールドの条件が良ければ80cm程度の青物まで取り込むことが可能。これだけ気軽に始められて、ロマンを追い求められる釣りはなかなかありませんね!
タックル・ルアー・クーラーボックスなどを揃えても3万円以内に収まります。予算の低さに加えて道具もコンパクトに収まるので、気軽に釣りをすることが可能になります。
ショアジギング専用タックルは合計1kg程度になるので、非力だと釣りを続けるのが難しくなるんですが、ライトショアジギングなら数時間竿を振り続けてもそれほど疲れません。
予算・労力などを考えてもショアジギングはハードルが高いので、気軽にライトショアジギングから始めてみて、ハマったら移行するのもアリかと思います。
- ロッド:メジャークラフト 2代目ソルパラ X SPX1002LSJ
- リール:シマノ 16 ナスキー 4000XG
- ライン:サンライン(SUNLINE) スーパーブレイド5 200m 1.5号
- 合計:21,000円程度
▼ライトショアジギングで特におすすめのタックル構成はこちら
【ライトショアジギング入門】初心者でも青物が釣れる!タックル選びから釣り方まで徹底解説
手持ちのタックルで始められるスーパーライトショアジギング
さらに小物でもいいから釣りたい!手軽に始めたい!という場合は、10g〜20g程度のルアーを投げて小型青物を狙う「スーパーライトショアジギング」を始めてみましょう。
あくまで40cmまでの小型青物がターゲットですが、遠投さえできればエサ釣り用ロッドで始めることも可能。非力な女性・子どもでも気軽に始められます。
エサ釣り用の仕掛けを持っていれば、青物が釣れないタイミングで仕掛けを付け替えて小魚を狙うこともできます。このなかで最も気軽に始められる釣りと言えますね。
- ロッド:シマノ ルアーマチック S90ML
- リール:シマノ 17 セドナ C3000
- ライン:サンライン(SUNLINE) スーパーブレイド5 HG 200m 0.8号
- 合計:12,000円程度
▼スーパーライトショアジギングの仕掛け・釣り方解説はこちら!
スーパーライトショアジギングの攻略法!あらゆる魚種が狙える方法とタックル解説
最後に
というわけで、今回は「低い予算でショアジギングを始める方法」を解説してみました!
本格的なショアジギングとなると初期投資が必要になりますが、少し釣り方を変えれば大幅に予算を抑えることができます。
全てのオプション品を揃えると、安いタックルを購入したとしても大きな予算が必要になります。ただ、これほど漢のロマンを追求できる釣りは他にないため、しばらく我慢しても買う価値はありますね!
一度購入すると簡単には買い換えれないので、予算が許せばロッド・リール合わせて5万円程度のタックルがおすすめです。このクラスなら、まず不満は生まれないので結果的に得をします。
ぜひ、自分の予算に合わせてショアジギング用タックルを購入してみてください!